四字熟語
熟語 よみ 意味
哀哀父母 あいあいふぼ 子を生み育てて苦労を重ねてくれた父母。苦労を重ねて死んだ父母の死と、その恩に報いることができなかったことを悲しみ嘆き、親を慕う情を表した語。
合縁奇縁 あいえんきえん 人と人の気が合うのも、合わないのも全て不思議な縁によるものだという事。
哀毀骨立 あいきこつりつ 親との死別にひどく悲しむこと。
愛及屋烏 あいきゅうおくう 愛憎の情はその人だけでなく、その人に関係するものにまで及ぶ。
哀矜懲創 あいきょうちょうそう 懲罰を与えるには、相手を思いやる情が必要であること。罰はその罪を悔い改め、人生に新たな道を開くためのもので、悲しみ哀れみの心をもって行うべきことをいう。
哀鴻遍野 あいこうへんや 敗残兵や難民がいたる所に見られる惨澹たるさま。
相碁井目 あいごせいもく 何事につけても人の実力は上下さまざまであること。
愛執染着 あいしゅうぜんちゃく 男女の愛欲の執着。
哀訴嘆願 あいそたんがん なりふりかまわず、心の底から願い出ること。
愛多憎生 あいたぞうせい 度を過ぎて愛情を受けることは第三者の憎しみをかい、身の破滅のもと。人の愛情に甘え過ぎてはいけないということ。
哀悼痛惜 あいとうつうせき 人の死を悲しみ惜しむ気持の伝統的表現
愛別離苦 あいべつりく 親子・兄弟・夫婦など愛する者と生別・死別する苦しみ。
曖昧模糊 あいまいもこ 物事の本質や実体が、ぼんやりして何かはっきりしない様子。
阿吽二字 あうんにじ 「阿」は最初の字音、「吽」は最後の字音。
青息吐息 あおいきといき 非常に困ったときに出す元気のないため息。また、そのため息のでる状態。
悪衣悪食 あくいあくしょく 粗末な衣服と粗末な食べ物。豊かでない生活のたとえ。
悪因悪果 あくいんあっか 悪いおこないが原因となって悪い結果の生ずること。
悪逆無道 あくぎゃくむどう 人道理にはずれたひどい悪事を行うこと。道徳にそむく残酷な行為。
悪逆非道 あくぎゃくひどう 人の道を外した邪な行い。「悪逆」「非道」それぞれが同様の意味を持ち、重ねて言うことで意味を強めた言い方。極悪非道、悪逆無道などのようにも言う。
悪事千里 あくじせんり 悪いことはどんなに隠してもたちまち評判になり、世間に知れ渡ってしまうということ。
悪酔強酒 あくすいきょうしゅ 望んでいることと、実行することが相反すること。酒に酔うことはよくないと思いながらも、無理に酒を飲むことから。
悪戦苦闘 あくせんくとう 死にものぐるいの苦しい戦い。困難な状況の中で苦しみながら努力すること。
悪人正機 あくにんしょうき 人間は如来の本願にすがってこそ救われる。自分を悪人と思う人は、まさに本願他力の正しい機会を得ているという意味。
握髪吐哺 あくはつとほ 人材を得ようとして努めること。また、すぐ人に会うこと。どんな時にも客人を待たせない努力。
悪婦破家 あくふはか 悪妻は夫の一生をだいなしにし、家庭を壊すということ。
悪木盗泉 あくぼくとうせん どんなに苦しくても道に背くようなことはしない、してはならないという教え。また、不義、悪事には決して近付くな、ということ。
悪魔調伏 あくまちょうぶく 仏教で、人に害をなす化け物を、祈祷によって人間の意に従わせること。
阿衡之佐 あこうのさ 天子を補佐する賢臣、名宰相のたとえ。
阿修羅道 あしゅらどう 強い闘争心と猜疑、嫉妬、執着の心をいう。地獄、餓鬼、畜生、人間、天上と並んで六道のひとつとされる修羅道の世界。
鴉雀無声 あじゃくむせい ひっそりとして声ひとつないこと。静まりかえっている形容。からすやすずめなど鳥の鳴き声のない意から。
唖然失笑 あぜんしっしょう あっけにとられて、思わず笑ってしまうこと。
阿世曲学 あせいきょくがく ⇒「曲学阿世(きょくがくあせい)」に同じ
鴉巣生鳳 あそうせいほう 愚かな親にすぐれた子が生れるたとえ。また、貧しい家にすぐれた人物が生れるたとえ。
悪漢無頼 あっかんぶらい 悪いことや乱暴なことなどをする男性。
悪鬼羅刹 あっきらせつ 恐ろしい魔物のたとえ。
悪口雑言 あっこうぞうごん 口にまかせて様々に悪口をいいまくることをいう。
阿鼻叫喚 あびきょうかん 悲惨な状態に陥り、泣き叫んで救いをもとめるようすのたとえ。
阿鼻地獄 あびじごく 仏教で、最も奥深くにあり、最も苦しい地獄。八大地獄の一つ。転じて、非常に悲惨な境遇。
阿附迎合 あふげいごう 相手の機嫌をとり、気に入られようと努めること。
蛙鳴蝉噪 あめいせんそう カエルや蝉がやかましく鳴き立てるように、ただやかましく騒ぐこと。
阿諛迎合 あゆげいごう 相手の気に入るように、おもねりへつらうこと。
阿諛追従 あゆついしょう こびへつらうこと。相手に気に入られようとしてこびること。
阿諛便佞 あゆべんねい 口先でへつらって、ずるがしこく人の気に入るように立ちふるまうこと。
暗雲低迷 あんうんていめい 今にも雨が降り出しそうな場合のように危険なよくないことが起こりそうな気配。不穏な情勢。
安居楽業 あんきょらくぎょう 居所、地位も安定し楽しく仕事をしているさま。
暗香疎影 あんこうそえい どこからともなく漂いくる花の香りと、月光などに照らされて、まばらに映る木々などの影の意。多く梅の花や梅の木についていう。
暗黒時代 あんこくじだい 文化や道徳の堕落した時代。また、戦乱の時代などをいう。
晏子之御 あんしのぎょ 低い地位に満足して得意がる小人物。また、主人の権威を笠にきて威張ることのたとえ。
安車蒲輪 あんしゃほりん 老人をいたわり、大事にすること。また、賢者を優遇してもてなすこと。
安常処順 あんじょうしょじゅん 平穏な日々に慣れ、順境に身をおく状況。無風状態の平和でのどかな暮らしをいう。
安心立命 あんしんりつめい 天命に身を任せて心を動かさず、煩悶もないこと。いかなる場合にも心が落ち着いていること。
按図索駿 あんずさくしゅん 生きた実物の馬を知らないで、絵や書物による知識に頼り、駿馬を探し求めるように実際の役に立たない知識や行動のこと。
黯然銷魂 あんぜんしょうこん 悲しみや愁いに打ち沈むさま。悲嘆にくれ悄然として魂が抜けたような状態をいう。
暗送秋波 あんそうしゅうは ひそかに秋波を送る。こっそり取り入ること。
安宅正路 あんたくせいろ 仁と義のこと。
暗澹冥濛 あんたんめいもう 暗くてはっきりせず、先が見えないようす。前途に希望のないことのたとえ。
暗中飛躍 あんちゅうひやく 人に知られないように秘密のうちに策動・活躍すること。
暗中模索 あんちゅうもさく 手がかりや糸口がつかめないまま、あれこれと考え、やってみること。
暗闘反目 あんとうはんもく 互いに敵意を表面に現さないで争うこと。ひそかににらみあうこと。
暗渡陳倉 あんとちんそう 策略をもって相手を迷わせること。転じて男女が密かに通じあうたとえ。
安如泰山 あんにょたいざん 泰山のように微動だにしない安定したさまをいう。
安寧秩序 あんねいちつじょ 世の中が平穏で公共の安全や社会の秩序が保たれていること。やすらかな状態。
安穏無事 あんのんぶじ 穏やかで、事件や事故などがないこと。
按部就班 あんぶしゅうはん 文章の構成に応じて語句を選択して使用すること。順序を追って実行する。
安分守己 あんぶんしゅき おとなしくして自分の仕事をして己の分際、本分を守る生き方のこと。
按兵不動 あんぺいふどう 兵隊をじっとおさえて進めない。しばらく様子を見て機を待つこと。
安歩当車 あんぽとうしゃ 貧乏に安んじて我慢するたとえ。誰でも歩くよりは車に乗るほうがいい。しかし、買えるほど財産がないから車のかわりにのんびり歩こうということ。
安楽浄土 あんらくじょうど 現実の世界のような苦悩はなく、一切の心配やけがれなどもなく、安心して楽しく生活できる清浄な国土。
異域之鬼 いいきのき 他国で死ぬこと。またその遺体が本国に戻らない死者の魂をいう。
以夷制夷 いいせいい 自国の武力を行使しないで外国同士を戦わせ、外敵の圧力が自国に及ばないようにする外交政策。
唯唯諾諾 いいだくだく 事事の善悪・是非をかまわず、他の意見に盲従すること。人の言いなりになるようす。
医鬱排悶 いうつはいもん 気がふさがるのをいやし、気晴らしすること。
易往易行 いおういぎょう たやすく往生でき楽に修行できる。
位階褫奪 いかいちだつ 官職を取り上げること。
移花接木 いかせつぼく 花の枝を接ぎ木する。転じて、ひそかに人や物を取り替え、表面をつくろうこと。巧みにすり替える。
遺憾千万 いかんせんばん 残念で仕方ないこと。非常に心残りであること。くちおしくてならない。
衣冠盛事 いかんせいじ 名門の家に生まれて功績をあげ、その家の盛んな名声を引き継ぐこと。また、その者。
衣冠束帯 いかんそくたい 公家の正装。朝廷に出仕するとき、着用する服装。公卿(くぎょう)の正装。
意気軒昂 いきけんこう 意気込みが盛んな様子。 元気や勢力の盛んなさま。
意気昂然 いきこうぜん 意気込みが盛んなようす。
意気自如 いきじじょ 不屈の心。元気が元のままで少しもくじけないさま。
意気消沈 いきしょうちん 元気をなくし、沈みこむこと。
意気衝天 いきしょうてん 非常に元気なこと。意気込みが天をつくほど盛んなこと。大いに意気のあがる状態。
意気阻喪 いきそそう 元気を失う様子。意気込みがくじける様を言う。
意気投合 いきとうごう お互いに気持ちが通じ合い、一体感を感ずる。互いの気持ち、考えなどがぴったりと一致して親しくなること。
以杞包瓜 いきほうか 高位の者がへりくだって賢者を求めること。
意気揚々 いきようよう 気持ちが高揚し、いかにも誇らしげに振る舞う様子。威勢がよく得意そうなさま。意気揚揚。
異曲同工 いきょくどうこう ⇒「同工異曲(どうこういきょく)」に同じ
委曲求全 いきょくきゅうぜん 委曲を尽くして全体の調和をはかること。また全体がうまくいくように細かいことは譲歩するたとえ。
以魚駆蠅 いぎょくよう 魚で蠅を追うとかえってますます蠅が寄ってくることから、物事の処理・解決に間違ったやり方・手段を用いるたとえ。
衣錦還郷 いきんかんきょう ぜいたくな衣服を着て故郷へ帰る。立身出世して生まれ故郷へ帰ること。
郁郁青青 いくいくせいせい 青々と生い茂り、よい香りを漂わせているさま。もと水際に生えたよろい草やふじばかまの様子をいった語。
異口同音 いくどうおん 多くの人が、同じ言葉を口にすること。また、多くの人が一致して同じ意見をいうこと。
夷険一節 いけんいっせつ 自分の運命が平穏であろうと、また険しく厳しいものであろうと、節操を変えずその職責を全うすること。
衣香襟影 いこうきんえい よい香がしみこんだ着物を着込んだ姿。化粧して着飾った女性の形容。
異国情調 いこくじょうちょう ⇒「異国情緒(いこくじょうちょ)」に同じ
異国情緒 いこくじょうちょ よその国の雰囲気や、気分。エキゾチシズム。
為虎添翼 いこてんよく 強いものに、さらに勢いをつけること。虎に翼を添えるともう、かなう者はいない。
意在言外 いざいげんがい はっきり言わずに言外ににおわせる。
移山倒海 いざんとうかい 自然を征服しようとするくらい意気込みの盛んなさま。転じて大規模な工事のたとえ。
意識過剰 いしきかじょう 自分に対する周囲の目を、必要以上に気にすること。
意識朦朧 いしきもうろう 意識が不確実なこと。周りの状況がわからないくらい意識がかすんでぼんやりとしているさま。
意志堅固 いしけんご 物事をなすに当たってのこころざしが、しっかりとしていること。
意思疎通 いしそつう お互いの考えがよく通じること。
以耳代目 いじだいもく 実際には見ていないのに聞いただけで見たことにする。他人の報告をそのまま信用すること。
意志薄弱 いしはくじゃく 意志が弱く、忍耐、決行などをなしえぬこと、がまん強さに欠けること。
意思表示 いしひょうじ 自分の考えや思いを、外部に表明すること。
石部金吉 いしべきんきち 非常に物堅く、融通のきかない人。
意趣遺恨 いしゅいこん 何かの手段で晴らさずにはいられないような、忘れ難い恨み。
遺臭万載 いしゅうばんざい 悪名や、よくない評判を後世まで残すこと。
衣繍夜行 いしゅうやこう 立派な錦の着物を着て、夜道を行くこと。暗い夜に錦の着物を着て歩いても、誰にも気づいてもらえないことから、せっかく立身出世したり、成功したりしても、人に知ってもらえないたとえ。また、美点やすばらしさを誰にもわかってもらえず、不満なことのたとえ。
萎縮震慄 いしゅくしんりつ 生気を失い、恐怖で身をすくめていること。
意趣卓逸 いしゅたくいつ 考え方がすぐれていること。
意匠惨澹 いしょうさんたん 物事を考案するのに苦心すること。
衣装道楽 いしょうどうらく きれいな衣装を好んで着たり、たくさんもつことを好んだりすること。また、その人。着(き)道楽。
以升量石 いしょうりょうこく 小人の狭い心では大人物・賢人の大きな心を量り知ることは無理だ、ということ。
医食同源 いしょくどうげん 医薬や食事ももとは同じ、天然のものに頼るのがいい。
衣食礼節 いしょくれいせつ 生活が豊かになれば、道徳心が高まって礼儀を知るようになる。衣食足りて礼節を知る。
以心伝心 いしんでんしん 仏教用語で、言葉や文字で表現することが難しい仏法の真髄を師から弟子の心に伝えること。主に禅宗で用いる。転じて、言葉や文字を使わなくても、お互いの意志が通じること。
意先筆後 いせんひつご 書を作るに当たっては、まずその作品についての意図・構想を明確にさせてから書くべきだ。
衣帯不解 いたいふかい あることに非常に専念すること。衣服を着替えることもせず、不眠不休で仕事に熱中すること。
異体同心 いたいどうしん 身体は異なっていても、心がお互いに一致していること。
一字三礼 いちじさんらい 敬虔けいけんな態度で写経すること。また、そのような態度で写経せよという教え。
一字三礼 いちじさんらい 敬虔けいけんな態度で写経すること。また、そのような態度で写経せよという教え。
異端邪宗 いたんじゃしゅう 正統でない異なる教え。
異端邪説 いたんじゃせつ 正統でないよこしまな教え、思想、学説。聖人が行なうべきでない正しくない教え。
一意攻苦 いちいこうく 心を打ち込んで、苦しみながら考えること。
一意専心 いちいせんしん 他に心を向けず、ひたすらひとつのことに心を集中すること。わき見をせずその事のみに心を用いること。
一衣帯水 いちいたいすい 一本の帯のような狭い川や海のこと。また、そのような水を隔てて近く接していること。
一意奮闘 いちいふんとう 心を一つのことに集中し、奮い立って戦うこと。また、力いっぱい努力すること。
一往一来 いちおういちらい 行ったり来たりすること。行き来すること。
一月三舟 いちがつさんしゅう 仏道は一つであるのに、衆生しゅじょうの受け止め方で、種々の意味に解釈されるたとえ。止まっている舟から見る月は動かず、南へ行く舟から見る月は南に動き、北へ行く舟から見る月は北へ動くように見えるということ。
一円一帯 いちえんいったい そのあたり一面。
一行知識 いちぎょうちしき わずかな字数で簡略に説明した知識のこと。
一栄一落 いちえいいちらく 《春には花が咲き、秋には葉が落ちるところから》人が栄えたり衰えたりすること。
一牛鳴地 いちぎゅうめいち 1頭の牛の鳴き声が聞こえるほどの近い距離。一牛吼地(いちぎゅうこうち)。いちごみょうち。
一栄一辱 いちえいいちじょく 人は社会の状況などによって、栄えることもあれば、恥辱にまみれることもあること。栄えているときは戒めとして、衰えているときは慰めの語として用いる。また、人の世のはかなさをいう。
一芸一能 いちげいいちのう 一つの技芸・才能。
一言半句 いちげんはんく ほんの少しの言葉。ちょっとした言葉。ひとこと。
一言隻句 いちげんせきく ほんの短いことば。ちょっとしたことば。一言半句。片言(へんげん)隻句。片言隻語。
一言一行 いちげんいっこう ひとつひとつの言葉や行い。何の気なしに言うことばや、何の気なしにする行為。
一言居士 いちげんこじ 何にでも一言いわないと気のすまない人のこと。例え他人に言い尽くされ、何も付け加える内容が無くても、とにかくひとこと意見を言いたがる人。
一五一十 いちごいちじゅう 事の始めから終わりまで。最初から最後まで全部もれなく、すべて。
一伍一什 いちごいちじゅう 事の始めから終わりまで。最初から最後まで全部もれなく、すべて。
一期一会 いちごいちえ 一生に一度の出会いのこと。また、そのことが生涯に一度限りであることを表し、人との出会いなどの機会を大切にすることのたとえ。
一言一句 いちごんいっく 一つ一つの言葉のこと。
一言半句 いちごんはんく ちょっとした短い言葉。ほんのわずかな言葉。
一言芳恩 いちごんほうおん ひとこと声をかけてもらったことを恩に感じ、主人として仰ぐこと。また、ひとこと声をかけてもらったことを忘れずに感謝すること。
一字一句 いちじいっく 一つの文字と一つの語句。わずかな字句。「―違わない盗作」
一字千金 いちじせんきん 価値の高い文章。一字に千金の価値があること。
一日三秋 いちじつさんしゅう ⇒「一日千秋(いちじつせんしゅう)」に同じ
一日千秋 いちじつせんしゅう 一日会わないだけで随分会わない気がする。待ち遠しく思う気持ち。
一日之長 いちじつのちょう 年齢が少しだけ多い。転じて、技能や経験・知識などがいくらか勝っていること。
一字不説 いちじふせつ 仏教で、仏の悟りの内容は奥深く、言葉で言い表すことはできないということ。
一汁一菜 いちじゅういっさい ひと碗の吸い物と一品のおかず。質素な食事をいう。
一上一下 いちじょういちげ あるいは上り、あるいは下ること。上げたり、下げたりすること。転じて、その場に応じて適切に処理するたとえ。
一場春夢 いちじょうのしゅんむ 人生のはかないことのたとえ。
一新紀元 いちしんきげん 新しい時代の始まり。古いことが終わりを告げ、新たな時代が始まる最初の年。
一新紀元 いちしんきげん 新しい時代の始まり。古いことが終わりを告げ、新たな時代が始まる最初の年。
一新紀元 いちしんきげん 新しい時代の始まり。古いことが終わりを告げ、新たな時代が始まる最初の年。
一字褒貶 いちじほうへん 詩や文の一字の使い分けによって人を誉めたり貶したりすること。
一字半句 いちじはんく わずかなことば。
一族郎党 いちぞくろうとう 血縁のある同族と家来たち。家族や関係者の全員。
一読三嘆 いちどくさんたん すばらしい詩文などを読んで、非常に感銘を受けること。また、そのような詩文や本のたとえ。一度読んで幾度も感嘆する意から。
一諾千金 いちだくせんきん 一度承諾したことは、千金にもかえがたいものであり、必ず守らなければならないというたとえ。
一日一善 いちにちいちぜん 一日に一つだけいいことをすること。
一人当千 いちにんとうせん ⇒「一騎当千(いっきとうせん)」に同じ
一日千里 いちにちせんり すぐれた馬が一日に千里も走ることから、転じて才能が優れていることのたとえ。
一念発心 いちねんほっしん 仏教で深く思いつめて仏門に入ること。
一念発起 いちねんほっき 仏門に入り、悟りを開こうと固く決心すること。転じて、あることを成し遂げようと強く決心すること。
一能一芸 いちのういちげい ⇒「一芸一能(いちげいいちのう)」に同じ
一暴十寒 いちばくじっかん 努力よりも怠る方が多ければ、せっかくの努力が何の役にも立たないことのたとえ。
一罰百戒 いちばつひゃっかい 罪を犯した者を一人罰して、それを多くの人の戒めとすること。
一病息災 いちびょうそくさい 一つくらい病気のある人の方が、体を大切にしてかえって長生きすること。
一部始終 いちぶしじゅう ある事の初めから終わりまで、こまごましたことまで全部のこと。
一物一景 いちぶついっけい 事物や景色のひとつひとつまですべて。
一別以来 いちべついらい 別れてから。
一木難支 いちぼくなんし ひとたび崩壊しかかると、一人の力ではどうすることもできないということ。
一望無垠 いちぼうむぎん 一目でかなたまで広々と見渡されること。見晴らしのよいたとえ。また、広々として見渡される美しい景色のたとえ。
一木一草 いちぼくいっそう そこにあるものすべて。一本の木や、草にいたるまですべて、何もかものこと。
一望千里 いちぼうせんり 見渡す限り遠くまでも、じつに広々としている形容。
一枚看板 いちまいかんばん ただそれだけで他に代わりのないもの。一座の花形役者。また、大勢の中の中心人物。転じて、人に見せられる、ただ一つのもの。取り柄。
市松模様 いちまつもよう 黒と白との四角形を互い違いに並べた模様。
一味同心 いちみどうしん 同じ目的をもって集まり、心を一つにすること。また、その仲間。
一味爽涼 いちみそうりょう ひたすらすがすがしいこと。
一味徒党 いちみととう 同じ目的をもって結ばれた仲間。多く、悪事に加わることをいう。
一毛不抜 いちもうふばつ 非常に物惜しみすること。非常にけちな人、利己的な人のたとえ。自分の毛一本も抜こうとしない意から。
一網打尽 いちもうだじん 網を一回打っただけで魚を捕り尽くすこと。。罪人・徒党を一時に全部捕らえるたとえ。
一目十行 いちもくじゅうぎょう 書物などを速く読む力がすぐれていることのたとえ。一目見ただけで、すぐに十行分を読むことができる意から。
一目瞭然 いちもくりょうぜん ただひと目見ただけで、はっきりよくわかる。わかりきっていること。一目了然。
一問一答 いちもんいっとう 一人が質問し、相手がそれを答えるという形を繰り返すこと。
一文半銭 いちもんはんせん ほんのごくわずかな金銭。
一文不通 いちもんふつう 無学で文字を知らないこと。
一葉知秋 いちようちしゅう 一枚の葉が落ちるのを見て、秋の近いことに気付くことから。わずかな前兆や現象から、物事の本質や衰亡を察すること。
一陽来復 いちようらいふく よくないことが続いた後に、よいことがめぐってくる意。
一夜十起 いちやじっき 人間は多かれ少なかれ私情や私心に左右され、私心をすべて捨て去ることが難しいことのたとえ。
一利一害 いちりいちがい 利益がある代わりに一方では損失があること。
一粒万倍 いちりゅうまんばい ひと粒の種から一万倍もの収穫があること。
一蓮托生 いちれんたくしょう 仲間の者たちが、その行動や運命を共にすること。
一六銀行 いちろくぎんこう 質屋。
一労永逸 いちろうえいいつ 一度苦労すれば、その後長くその恩恵を被り、安楽な生活を送ることができること。また、ほんの少しの苦労で、多くの安楽が得られること。
一路順風 いちろじゅんぷう 道中、順風に乗って無事に進むこと。物事がすべて自分の都合の良い方向に進むことのたとえ。
一六勝負 いちろくしょうぶ ばくちのこと。 また、運を天に任せて行う冒険的な勝負。
一路平安 いちろへいあん 旅人に旅の平安無事を祈って言う語。
一獲千金 いっかくせんきん 一度にたくさんの利益を得ること。一攫千金。
一家眷族 いっかけんぞく 家族と血縁者。一族。また、一族とその従者や部下。また、ある団体や流派に属する人々をいうこともある。
一家眷属 いっかけんぞく 家族と親戚・親族のこと。
一家団欒 いっかだんらん 家族全員が集まり、仲良く語り合って時を過ごすこと。
一挙両失 いっきょりょうしつ 何か一つの事をおこすことで、それとともに他の事でも一時に損害を受けること。一つの行動で、他の事までもだめになること。
一喜一憂 いっきいちゆう 状況が変わるたびに喜んだり心配したりして落ち着かないこと。
一球入魂 いっきゅうにゅうこん 一球一球の球たまに全力を傾けること。精神を集中して、一球を投ずること。野球が生んだ造語で、多く野球にいう。
一饋十起 いっきじっき 一回の食事の間に、十度も席を立ち上がる意。熱心に賢者を求め迎えるたとえ。
一虚一盈 いっきょいちえい あるいはむなしく、あるいは満ちる意。一定の形を保たず、消えたり現れ満ちたり、常に変化して予測しにくいことのたとえ。
一気呵成 いっきかせい 物事をひといきに成し遂げてしまうこと。特に文章を一気に書き上げること。
一騎当千 いっきとうせん 一人で千人の敵に対抗することができること。人並みはずれた技術や経験のあること。
一挙一動 いっきょいちどう 一つ一つの動作や行動。ちょっとした動作、振る舞いのこと。一挙手一投足。
一挙両得 いっきょりょうとく 一つの動作や行動によって二つの利益を得ること。一度にふたつの目的がかなうこと。
一句一語 いっくいちご 一つ一つの言葉。わずかの言葉。一言半句。
一件落着 いっけんらくちゃく ひとつの事件に結末がつくこと。
一高一低 いっこういってい 高くなったり低くなったりすること。
一口両舌 いっこうりょうぜつ 前に言った内容と後に言った内容がくい違うこと。前に言ったことと違うことを平気で言うこと。一つの口に二枚の舌がある意から。二枚舌。
一顧万両 いっこばんりょう どんな大金を投じてもいいくらいに見る価値があること。
一国一城 いっこくいちじょう 一つの国を領し、一つの城を有すること。転じて、他の干渉・援助をうけず、独立していること。
一刻千秋 いっこくせんしゅう ⇒「一日千秋(いちじつせんしゅう)」に同じ
一刻千金 いっこくせんきん わずかな時間が千金に値するほど貴重であるという意味。
一切合切 いっさいがっさい なにもかも、すべて。全部、残らず。
一妻多夫 いっさいたふ 一人の妻に、二人以上の夫がいること。
一切衆生 いっさいしゅじょう 仏教で、この世に生きている全てのもの。
一殺多生 いっさつたしょう 一人を殺す代わりに、多くの人を助けること。
一死七生 いっししちしょう 天上界で一度死んで、七たびこの世に生まれ変わるという意。転じて、何度も生まれ変わること。この世に生まれ変わる限りどこまでもということ。また、あくまでも、どこまでもの意。
一弛一張 いっしいっちょう ⇒「一張一弛(いっちょういっし)」に同じ
一子相伝 いっしそうでん 学術・技芸などの奥義を、代々自分の子供の一人だけに伝えて他には教えず、秘密に受け継いでいくこと。家伝の秘。
逸失利益 いっしつりえき 事故に遭わなければ、手に入れていたはずの収入や利益。
一失一得 いっしついっとく ⇒「一得一失(いっとくいっしつ)」に同じ
一視同仁 いっしどうじん 誰にも差別をせず、全ての人を平等に見て同じように思いやりをもって待遇すること。
一紙半銭 いっしはんせん 一枚の紙と金額の半銭。わずかなもののたとえ。
一死報国 いっしほうこく 一命を捨てて国のために尽くすこと。わが身を顧みずに国家のために働くこと。
一瀉千里 いっしゃせんり 物事の進み方が非常に速いこと。また、弁舌や文章がよどみなくすらすらと進むこと。
一宿一飯 いっしゅくいっぱん 旅の途中、一晩泊めてもらったり、食事を恵んでもらったりして、他人の世話になること。
一生懸命 いっしょうけんめい 物事を命がけで真剣にすること。
一唱三嘆 いっしょうさんたん 詩文などを一度読んで何回も感嘆すること。
一觴一詠 いっしょういちえい 酒を飲みながら詩を歌って、風流に楽しむこと。ひとさかずきの酒を飲み、一つの詩を歌う意から。
一唱三歎 いっしょうさんたん すばらしい詩文を賞賛する語。詩歌を一度詠み上げる間に、何度も感嘆する意から。
一生不犯 いっしょうふはん 仏教の戒律を守り、一生を通して異性と交わらないこと。
一笑一顰 いっしょういっぴん ⇒「一顰一笑(いっぴんいっしょう)」に同じ
一笑千金 いっしょうせんきん 美しい女性は、ちょっと笑っただけでも千金の価値があること。また、それほどに美しい女性のこと。
一触即発 いっしょくそくはつ ちょっと触れただけですぐに爆発すること。非常に切迫しているようす。
一所懸命 いっしょけんめい 物事を命がけでやること。
一所不住 いっしょふじゅう 一定の場所に住まないで諸国を回ること。
一進一退 いっしんいったい 進んだり後戻りしたり、症状や情勢などが良くなったり悪くなったりすること。
一草一木 いっそういちぼく ⇒「一木一草(いちぼくいちそう)」に同じ
一新更始 いっしんこうし 新たに物事を始めるにあたって、古いものを全て新しくすること。
一心精進 いっしんしょうじん 心を一つのことに集中して励むこと。
一心発起 いっしんほっき ⇒「一念発起(いちねんほっき)」に同じ
一心同体 いっしんどうたい 二人以上の人間の心が一致し、同じ体、すなわち一人の人間であるような強い結びつきをすること。
一心不乱 いっしんふらん 心をひとつに集中し、他の事のために心を乱されない。わき目もふらない。
一酔千日 いっすいせんにち 非常にうまい酒のたとえ。少し飲んでひと酔いしただけで、心地よくなり千日も眠る意から。
一寸丹心 いっすんのたんしん いつわりのない真心。自分の真心をいう謙譲の語。ほんのちょっとの誠意の意から。
一寸光陰 いっすんのこういん ほんのわずかの時間。わずかな時間を大切にしなさいという教えに使う。
一盛一衰 いっせいいっすい 盛んになったり、衰えたりすること。
一世一代 いっせいちだい 人の一生のうちで、たった一度の意。特に、役者などが一生涯にただ一度きりという得意の芸を演ずること。
一石二鳥 いっせきにちょう 一つの行為から、同時に二つの利益・効果を得ることのたとえ。
一体分身 いったいぶんしん 一つの物事をもとにして、そこから分かれ出たいくつかの物事。一つのものからいくつかに分かれること。また仏教で、諸仏菩薩しょぶつぼさつが衆生しゅじょうを救うために、さまざまに化身して出現すること。
一短一長 いったんいっちょう ⇒「一長一短(いっちょういったん)」に同じ
一旦緩急 いったんかんきゅう いざという場合のこと。ひとたび緊急事が起こったならば。
一朝富貴 いっちょうのふうき 急に富貴な身分になること。
一致協力 いっちきょうりょく 心を一つにして、力を合わること。
一致団結 いっちだんけつ 多くの人々がある目的に向かって心を合わせ、まとまって事を行うこと。
一知半解 いっちはんかい 知識が充分に自分のものになっていないこと。なまかじりの知識。半可通。
一張一弛 いっちょういっし 盛んになったり、衰えたりすること。
一超直入 いっちょうじきにゅう すみやかに迷いを超越して、ただちに悟りの境地に達すること。ひとたび迷いを超越したら、回り道をせず、一足飛びにそのものの中に没入すること。
一朝一夕 いっちょういっせき 非常に短い間。わずかの時日。
一朝有事 いっちょうゆうじ ひとたび事件が起こること。また一大事の際には助勢のために駆けつけること。
一長一短 いっちょういったん 長所もあり、短所もあること。「一短一長」ともいう。
一天四海 いってんしかい 天下のすべて、全世界の意。
一徹無垢 いってつむく ひとすじに思い込んで純粋な様子。
一定不変 いっていふへん どんなことがあっても変わることがないこと。
一擲乾坤 いってきけんこん ⇒「乾坤一擲(けんこんいってき)」に同じ
一擲千金 いってきせんきん 一度に非常に多くの金を使うこと。
一徹短慮 いってつたんりょ ひとすじに思い込んでよく考えないこと。
一刀三礼 いっとうさんらい 仏像などを彫る態度が敬虔けいけんであること。仏像を彫刻するとき、ひと彫りごとに三度礼拝する意から。
一天万乗 いってんばんじょう 天子、また、天皇の意。
一点一画 いってんいっかく 漢字の一つの点、一つの筆画。細かいところに気を配り、丁寧に文字を書くことをいう。
一刀両断 いっとうりょうだん 物を一太刀で真っ二つに切ること。転じて、物事を速やかに処理・決断することの意に使われる。
一得一失 いっとくいっしつ 一方は良いが一方は良くないこと。利益があると同時に一つの損があること。
一斗百編 いっとひゃっぺん 一斗の酒を飲む間に、百編の詩を作ること。酒を好み、詩作に才があること。
一筆抹殺 いっぴつまっさつ すべてを消し去ること。帳消しにすること。よく考えることなく、軽率に過去の美点や功績をすべて消し去ってしまうこと。
一筆啓上 いっぴつけいじょう 短い手紙を差し上げますの意味。手紙に用いる決まり文句。
一飯之恩 いっぱんのおん ほんのわずかの恵みのたとえ。また、わずかな恩義であってもそれを忘れてはいけないという戒めの語。一膳いちぜんの食事を恵んでもらった恩義の意から。
一飯千金 いっぱんせんきん わずかな恵みにも厚い恩返しをするたとえ。一膳いちぜんの食事のようなわずかな恵みにも、千金に値する恩がある意から。
一敗塗地 いっぱいとち 再び立ち上がることができないほど大敗すること。完敗すること。
逸事奇聞 いつじきぶん あまり世に知られていない珍しい話。
溢美溢悪 いつびいつあく ほめすぎと、けなしすぎ。過度の賛辞と悪口のたとえ。
一顰一笑 いっぴんいっしょう 顔にあらわれるわずかな表情の変化のこと。顔をしかめたり笑ったりして感情が顔にでること。
一夫多妻 いっぷたさい 一人の夫に、二人以上の妻がいること。
一碧万頃 いっぺきばんけい 湖や海の水が、青一色で広々とたたえられていること。
一片氷心 いっぺんのひょうしん 俗世間の煩わしい事柄に染まらず、清く澄んだ心のこと。
意到随筆 いとうずいひつ 文章が自分の意のままに書けること。
以毒制毒 いどくせいどく 逆効果を利用し悪人を使って悪党を制圧するたとえ。毒を消すのに他の毒を用いる意。
以肉去蟻 いにくきょぎ 蟻の好きな肉で蟻を追い払おうとすると、かえって無数の蟻が集まってくる。方法を間違うと逆効果を招くということ。
意馬心猿 いばしんえん 心に煩悩や欲情が盛んに動いて、心中の鎮まらないこと。
夷蛮戎狄 いばんじゅうてき 中国の周辺部の異民族の総称。四方のえびす。「東夷とうい、西戎せいじゅう、南蛮なんばん、北狄ほくてき」を略したもので、四方それぞれの方角の異民族の名称。
萎靡因循 いびいんじゅん 古い習慣にしたがって改めず、また、一時しのぎに間に合わせのやりかたをすること。また、消極的でぐずぐず迷っている様子。
衣鉢相伝 いはつそうでん 弟子が師の教え、道を伝えるたとえ。師匠の道を受け継ぐ。
萎靡沈滞 いびちんたい 人心や世相に活気がなく、発展しないこと。
威風堂々 いふうどうどう 外見が立派であるさま。威厳があっておごそかなようす。
遺風残香 いふうざんこう 昔の立派な人物や、すぐれた風俗のなごり。
畏怖嫌厭 いふけんえん おそれ、いやがること。
移風易俗 いふうえきぞく 風俗や習慣をよいほうへ導き変えること。また、風俗や習慣を改めること。
威風凛然 いふうりんぜん 威厳があり、凛々しい様。
威風凛々 いふうりんりん 雰囲気に威厳があって、りりしいようす。威風凛凛。
緯武経文 いぶけいぶん 学芸と武術の両方を重んじて、政治の土台にすること。文武の両道を兼ねた政治の理想的姿。武を横糸に文を縦糸にして、美しい布を織る意から。
異聞奇譚 いぶんきたん 珍しい、変わった話のこと。
韋編三絶 いへんさんぜつ とじひもが3回も切れるほどくり返し熱心に本を読むこと。
以弁飾知 いべんしょくち 口先の弁舌で自分の知識を飾り立てようとすること。実力がないのに巧みな弁舌で知識があるようにみせかけること。
以暴易暴 いぼうえきぼう 暴力でもって暴力を制すること。
以貌取人 いぼうしゅじん 人の能力や言動を考えないで、容貌だけを見て人を採用すること。顔つきで人を判断する。
移木之信 いぼくのしん 政府が公約を守り、政治に対する不信を除き、法の権威と秩序を示すたとえ。
葦末之巣 いまつのす 水辺の葦の先に巣を作る鳥は、いつも危険にさらされて落ち着かない生活をしなければならないということ。住居が不安定で危険なさま。
意味深長 いみしんちょう 言葉などの内容が奥深いこと。発言や行動の奥に表面上の意味とは別の含みがある様子。
倚門之望 いもんのぼう 子の帰りを待ちわびる親の情のたとえ。子を思う親の愛情が切実なたとえ。特に母親の愛情についていう。門に寄りかかって望み待つ意から。
以卵投石 いらんとうせき 卵を石に投げても石は傷つかない。むだで勝負にならず、損害ばかりで益のないこと。
異路同帰 いろどうき 異なった方法でも、同じ結果になるたとえ。道筋はそれぞれに違っても、行きつく先は同じである意から。
異類中行 いるいちゅうぎょう 仏が衆生しゅじょうを救うために、迷いの世界である俗世に身を投じること。また、禅僧が修行者を導くために、いろいろな方法を用いること。
異類異形 いるいいぎょう (一)姿・かたちが普通ではないもの。 (二)この世のものとは思えぬ、怪しい姿をしたもの。化け物や妖怪の類。
陰々滅々 いんいんめつめつ 非常にくらくて陰気な様子。陰陰滅滅。
隠晦曲折 いんかいきょくせつ 言い方が遠回しではっきりしない。
飲灰洗胃 いんかいせんい 胃袋の中の汚いものを灰で洗い清めるように、自分の過去を悔い、心を改めて出直すこと。
因果応報 いんがおうほう よい行いをした人には良い報い、悪い行いをした人には悪い報いがある。過去および前世の因業に応じて果報があるという意。
因果覿面 いんがてきめん
因果因縁 いんがいんねん 仏教で物事を成立させる原因と、それによって生じる結果。
飲河満腹 いんがまんぷく 自分の身分をわきまえ、安らかに暮らすさま。
殷鑑不遠 いんかんふえん 鑑(かんが)みる戒めは、すぐ手近にあるというたとえ。
因機説法 いんきせっぽう その場その場に対応して仏法の真理を悟らせようとする説法。
婬虐暴戻 いんぎゃくぼうれい 女色に溺れ、暴虐で人倫を乱すこと。
韻鏡十年 いんきょうじゅうねん 漢字、漢文の音韻学は非常にむずかしく、音韻の研究書「韻鏡」を十年引いても難解ということ。
慇懃丁重 いんぎんていちょう
慇懃無礼 いんぎんぶれい 言葉や物腰が丁寧すぎて、かえって礼儀にはずれていること。丁寧な態度に反して尊大。
咽喉之地 いんこうのち 戦略的に見て、国の一番重要な土地をいう。
因循姑息 いんじゅんこそく 古い習慣にしたがって改めず、また、一時しのぎに間に合わせのやりかたをすること。また、消極的でぐずぐず迷っている様子。
因循苟且 いんじゅんこうしょ 古い習慣や方法にこだわり、一時しのぎの手段をとることです。また、決断力がなく、煮え切らない様子を指す。
因循守旧 いんじゅんしゅきゅう 旧習を守って改めようとしないこと。しきたりどおりにして改めない。
淫祠邪教 いんしじゃきょう 国家権力ないし支配者によって,反体制的な傾向を持つとみなされた民間信仰,宗教のこと。
因小失大 いんしょうしつだい 目先の小利をむさぼって大利を失う。
飲水思源 いんすいしげん 物事の基本を忘れないという戒めの語。また、他人から受けた恩を忘れてはいけないという戒めの語。水を飲むとき、その水源のことを思う意から。
隠姓埋名 いんせいまいめい 姓名を隠し、偽名を使って世渡りすること。また、改名したりして他郷に逃亡するたとえ。
陰徳陽報 いんとくようほう 人知れず善行を積めば、必ずよい報いとなって現れてくるという意味。
隠忍自重 いんにんじちょう 我慢して軽々しい行動をしないこと。よくいえば慎重、悪くいえば引っ込み思案。
陰謀詭計 いんぼうきけい 密かにたくらむ悪だくみと人をあざむく計略策謀。
引喩失義 いんゆしつぎ つまらない前例やたとえを引いて正しい本来の意義を見失うこと。
陰陽五行 いんようごぎょう 陰陽五行説で、万物を生じさせる二つの気である「陰」「陽」と、天地間に循環流行している万物の構成元素になるとされる「五行(木・火・土・金・水)」。
陰陽和合 いんようわごう 陰・陽二気の相互作用によって、万物が生成されること。転じて、男女の交合。
一団和気 いちだんのわき らぎ、なごやかな雰囲気。親しみやすい態度。また、無原則に他人に合わせて、表面的に和らいでいるように見せることを卑しんでいうこともある。
一治一乱 いっちいちらん あるいは治まり、あるいは乱れる意。多くは治まったり乱れたりを繰り返すこの世の治乱の様相をいう。
有為転変 ういてんぺん 世の中のすべてのものが絶えず変化して、しばらくの間も同じ状態にとどまることがないこと。
烏焉魯魚 うえんろぎょ 文字の書き誤り。文字の造形が似ていて書き誤ること。「烏」と「焉」、「魯」と「魚」がそれぞれ字形が似ていて、誤りやすいことからいう。
右往左往 うおうさおう あわてふためいて、あっちへ行ったり、こっちへ来たりすること。あわてて混乱した状態をいう。
雨過天晴 うかてんせい うっとうしい雨が止んで青空が広がる。悪い状況が好転するたとえ。
羽化登仙 うかとうせん 中国古来の神仙思想などで、人間に羽が生えて仙人になり天に昇ること。また、酒に酔ってよい気分になることのたとえ。
雨奇晴好 うきせいこう 晴れても雨でも、どちらも素晴らしい景色で、趣があるという意。「晴好雨奇」とも書く。
有卦七年 うけしちねん 幸運の年まわり。有卦に入ること。ついていて調子のいいたとえ。
烏合之衆 うごうのしゅう カラスの群れのように、規律も統制もない大勢の人の寄り集まり。また、そのような軍隊や、群衆。
右顧左眄 うこさべん 右か左か決めかねて迷うように、人の思惑などまわりのことばかり気にして決断をためらうこと。左眄右顧(さべんうこ)
雨後春筍 うごしゅんじゅん ひと雨降った後に沢山生え出るタケノコのように数が多いこと。事物が増えるのが速くて勢いが盛んなたとえ。
禹行舜趨 うこうしゅんすう うわべをまねるだけで実質が伴っていないたとえ。聖天子とされる禹や舜の表面上の行動だけをまねして、実質的な聖人の徳を備えていないこと。禹のように歩き舜のように走って、聖人をまねるだけで実質がない意から。
有相執著 うそうしゅうじゃく 形ある現象の姿にとらわれる心。それらが一切皆空であることを悟らないで執着心を起こすこと。
有象無象 うぞうむぞう 数ばかり多くて役に立たない物や人々をさげすむ言葉。
烏孫公主 うそんこうしゅ 政略結婚の犠牲、またそれによって悲運に泣く女のこと。
有智高才 うちこうさい 生まれつき頭の働きがよく、学習によって得た才能も優秀なさま。またはその人。
内股膏薬 うちまたごうやく 自分の考えがはっきりせず、どっちつかずの人のこと。
烏鳥私情 うちょうしじょう 親孝行をしたいという気持ちをへりくだっていう言葉。
有頂天外 うちょうてんがい 有頂天を極め、さらにその上の状態。
迂直之計 うちょくのけい 実際的でないように見えて、実は最も現実的で効果のある計略のこと。わざと迂回して敵を安心させ、妨害のないのに乗じ先に到着する戦法。迂直の計。
烏兔怱怱 うとそうそう 月日が流れるのは早いということ。烏兎怱々。
鵜目鷹目 うのめたかのめ 鵜が魚をあさり、鷹が獲物をさがすように、人が熱心に物を探し出そうとするさま。
烏白馬角 うはくばかく カラスの頭が白くなり、馬に角が生じるというような、全くありえないこと。
烏飛兔走 うひとそう 歳月がたつのが、あわただしく速いこと。兔走烏飛。
海千山千 うみせんやません 海に千年、山に千年住んでいたかのような一筋縄ではいかない経験豊富でしたたかなやりかた。またそのような人をさす。
有無相生 うむそうせい 有と無は、有があってこそ無があり、無があってこそ有があるという相対的な関係で存在すること。また、この世のものはすべて相対的な関係にあること。
有耶無耶 うやむや あるのかないのかはっきりしないこと。いいかげんなこと。
紆余曲折 うよきょくせつ 経てきた事情などが、ひとことで言えないほど曲がりくねっていて複雑で厄介なこと。
羽翼既成 うよくきせい 物事の組織や基礎ができあがり、いまさら動かしようのないさまをいう。
雨鈴鈴曲 うりんれいきょく 亡き妻をしのぶ曲。唐の玄宗が愛する楊貴妃をやむなく殺したのち、楊貴妃を悼んで作った楽曲。
雨露霜雪 うろそうせつ さまざまな気象の変化のこと。また、人生のさまざまな困難のたとえ。
雲雨巫山 うんうふざん 男女の情事。
雲煙過眼 うんえんかがん 雲や霞がたちまち目の前を通り過ぎるように、その場限りで、心にとめないこと。また、わだかまりや悩みが消え、さっぱりした気持ちになること。
雲烟飛動 うんえんひどう 雲やかすみが飛動するように筆勢が躍動する文字のたとえ。書道でいう「草書」の自由自在な筆の運びにたとえる。
雲煙縹渺 うんえんひょうびょう 雲やかすみ・もやが、はるか遠くにたなびくようす。
雲煙模糊 うんえんもこ 雲やかすみ・もやがたちこめて、はっきりしないようす。
雲外蒼天 うんがいそうてん 困難を乗り越え、努力して克服すれば快い青空が望めるという意味。
運斤成風 うんきんせいふう 大工の凄腕。転じて、見事な工作。
雲行雨施 うんこううし 雲が空に流れ動いて雨が降り、万物をうるおして恩恵を施すこと。また、天子の恩恵が広く行き渡るたとえ。天下が太平であることのたとえ。
雲合霧集 うんごうむしゅう 雲や霧があっという間にたちこめるさま。多くのものが一時にどっと群れ集まること。
雲散霧消 うんさんむしょう 雲心の中に溜まっていたわだかまりや悩みが消えて、さっぱりした気持ちになる意味にも使う。
雲蒸竜変 うんじょうりょうへん 英雄や豪傑などのすぐれた人物が、時運に乗じて出現し活躍すること。雲がわき起こり竜りゅうが勢いを増して、変幻自在に活動する意から。
雲集霧散 うんしゅうむさん 人々が集合と解散を繰り返すことをいう。
雲壌月鼈 うんじょうげつべつ 雲と大地、月とすっぽん。大きく相違していることのたとえ。
雲壌懸隔 うんじょうけんかく 雲と大地のように、大きくかけ離れていること。
雲蒸龍変 うんじょうりゅうへん 雲がわきあがり、龍がそれに乗って不思議な働きをする。英雄・豪傑が機会を得て世に出て、活躍するたとえ。
雲心月性 うんしんげっせい 無私無欲の例え。物にとらわれない雲のような心と、澄みきった月のような本性。名誉や利益を求めることなく超然としていること。
雲水行脚 うんすいあんぎゃ 僧が所を定めず、各地を歩きまわること。
雲水不住 うんすいふじゅう 雲や水のように、一か所に住みとどまらないこと。
雲中白鶴 うんちゅうはっかく 雲間を優美な姿で飛翔する白鶴のイメージから、品性の優れた高尚な人物、婦人をさす言葉。
雲泥万里 うんでいばんり 天と地が遠く隔たっているほどに、二つのものの差が大きいこと。極端に違うもののたとえ。
雲竜井蛙 うんりゅうせいあ 地位や賢愚などの差が非常に大きいことのたとえ。雲翔かける竜と井戸のかえるの意から。
運否天賦 うんぷてんぷ 人の幸運や不運は、天によって定められ、与えられること。また、運を天に任せること。人の運命の吉凶禍福は天が決めることだから、運を天に任せて事を行うということ。
永遠偉大 えいえんいだい いつまでも立派なこと。いつまでも大きいこと。
永遠不変 えいえんふへん いつまでも変わらないこと。
永遠不滅 えいえんふめつ いつまでも滅びないこと。
永遠無窮 えいえんむきゅう いつまでも続いて、極まりがないこと。
英華発外 えいかはつがい 物事のすぐれた美しさが表面に現れること。すぐれた詩や文章、名誉、ほまれの意。
永劫回帰 えいごうかいき 宇宙は永遠に循環運動を繰り返すものであるから、人間は今の一瞬一瞬を大切に生きるべきだ、とするドイツの哲学者ニーチェの根本思想。
永劫無極 えいごうむきょく いつまでも続いて、極まりがないこと。
栄枯盛衰 えいこせいすい 繁栄がいつまでも続くことはなく、いずれは衰える。栄えれば滅びる。栄枯盛衰は世の習い−繁栄と衰退を繰り返す、世の中のはかなさをいう。
栄枯転変 えいこてんぺん 人の境遇が、栄えたり衰えたり、移り変わること。
英姿颯爽 えいしさっそう きりっと引き締まって、いかにもりりしく勇ましいさま。きびきびとして勢いのある様子。
永字八法 えいじはっぽう すべての字の書き方の基本が「永」の一字に含まれているとして、運筆の八法を伝授する書法。
英俊豪傑 えいしゅんごうけつ 才能や能力がきわだって優れた者。
郢書燕説 えいしょえんせつ こじつけてもっともらしく説明すること。
曳尾塗中 えいびとちゅう 高い地位に上がって束縛されるよりも、たとえ貧しくとも自由な生活をするほうが楽しいというたとえ。
英邁闊達 えいまいかったつ 才知が非常にすぐれ、心が広くおおらかなこと。
盈満之咎 えいまんのとが 満ちれば欠ける。何事も満ち溢れるほどになるとかえって禍いを招くという戒め。
英雄欺人 えいゆうぎじん 才知のすぐれた人物は、常人の考え及ばないようなことをして人の意表をつくという意。
英明果敢 えいめいかかん 才知に優れ、道理に明るくしかも思い切りのいいこと。
英雄豪傑 えいゆうごうけつ 優れてえらく強い人のこと。
英雄好色 えいゆうこうしょく 英雄は女性を好む性向にある。
栄耀栄華 えいようえいが 富や地位を得て、繁栄し得意になること。転じて驕り・贅沢を尽くすこと。
益者三楽 えきしゃさんごう 有益な三つの楽しみ。第一に礼楽に親しみ調和のとれた暮らし。第二に人の美点を話題にする。第三は立派な友を多く持つこと。
慧可断臂 えかだんぴ 非常に強い決意のほどを示すこと。また、切なる求道の思いを示すこと。
益者三友 えきしゃさんゆう 友人を選ぶ時の心得を述べた言葉で、交際して有益な三種の友人(正直、誠実、博識)のこと。
易姓革命 えきせいかくめい 王朝がかわること。
役夫之夢 えきふのゆめ 人生の栄華は夢のようにはかないものというたとえ。転じて、欲求不満を夢で補うこと。
廻向発願 えこうほつがん 自らが積んだ功徳(善行)を人々や他のものに振りむけて、浄土に生まれようと願う心を起こすこと。仏事法要を営んでその功徳が死者の安穏をもたらすように期待すること。
依怙贔屓 えこひいき 一方だけにひいきすること。不公平。
会者定離 えしゃじょうり 会う者はかならず、離れる。人の世の無常をいう言葉。
越権行為 えっけんこうい ある職務にあるものが、与えられた権限の範囲外で行う行動。転じて、出過ぎた振る舞いをすること。
越鳥南枝 えっちょうなんし 南から来た越の国の鳥は少しでも故郷に近い南側の枝に巣を作るように、鳥でも故郷を忘れがたいというたとえ。
越畔之思 えつぱんのおもい 自分の責務を守って他人の領分を侵さないように慎む心構え。
得手勝手 えてかって わがままなこと。他人の気持ちや立場を尊重しないで、自分だけに都合のいいように行動すること。
烏帽子親 えぼしおや 武家の男子の元服の祝儀で、親に代わって烏帽子をかぶらせ、烏帽子名をつける有力者。
永永無窮 えいえいむきゅう いつまでも永遠に果てることなく続くさま。長く続いてきわまりないさま。時の果てしなく長いたとえ。
蜿蜿長蛇 えんえんちょうだ 行列などが、長い大きな蛇のように、うねりながら一列に続いているさま。延延長蛇。
煙霞痼疾 えんかこしつ 自然の風景を愛する心が非常に強いこと。美しい風景を愛するのが病みつきになっているさま。転じて、旅行好き、隠居の意に用いる。
燕雁代飛 えんがんだいひ 春、燕が来る時雁は去り、雁が再び渡ってくる秋には燕が飛び去っていく。
栄華秀英 えいかしゅうえい 草木の花の総称。
燕頷投筆 えんがんとうひつ 文筆を捨てて武事につくことのたとえ。
遠御長駕 えんぎょちょうが (一)遠方まで馬を走らせること。 (二)転じて、遠方までも治め従えること。
延頸挙踵 えんけいきょしょう 人や事の到来を待ち望むこと。また、すぐれた人物の出現するのを待ち望むこと。首を長く伸ばし、つま先立って待ちわびる意から。
延頸鶴望 えんけいかくぼう 首を鶴のように長く伸ばして相手を待ち望むさま。切実に待望する気持ち。今か今かと待つ。
遠交近攻 えんこうきんこう 遠くの国とは親しくして、近くの国を攻める。
猿号擁柱 えんごうようちゅう 弓の名人の凄腕をいうたとえ。
掩耳盗鐘 えんじとうしょう 小策をろうして自分を欺き、悪事を働くこと。また、愚か者のたとえ。
燕雀鴻鵠 えんじゃくこうこく 小人物には大人物の遠大な心がわからないこと。
燕雀相賀 えんじゃくそうが 新居の落成を祝う言葉。燕と雀は人家に巣を作るので新しい家が完成すると、ともに喜ぶということ。
円熟無礙 えんじゅくむげ 人格・知識・技術などが、これ以上ないほどに熟達していること。
永垂不朽 えいすいふきゅう 名声や業績などが末長く伝えられ、決して滅びないこと。
遠水近火 えんすいきんか 遠い所にあるものは急場の役には立たないということ。
嫣然一笑 えんぜんいっしょう にこやかに笑うようす。
遠走高飛 えんそうこうひ 高飛びする。遠方へ逃げること。苦境を脱して明るい道を求める意味もある。
燕巣幕上 えんそうばくじょう 危険な場所に居住すること。幕の上にツバメが巣を作るように不安定なこと。
円頂黒衣 えんちょうこくえ まるい頭に墨染めの衣。僧侶の姿をさす。
怨徹骨髄 えんてつこつずい 「怨み骨髄に徹す」といい、人を怨む気持ちが骨髄にまで達するほど強い ということの形容。
塩鉄之利 えんてつのり 政府の専売によっておさめる利益のこと。(塩と鉄の専売制度があった)
円転滑脱 えんてんかつだつ 人と争わずにうまく物事を運ぶこと。かどが立たないこと。
円頭方足 えんとうほうそく 人間のこと。
鉛刀一割 えんとういっかつ なまくら刀で物を断ち切る。自分の微力を謙遜していう語。
延年転寿 えんねんてんじゅ ますます長生きすること。安楽に長命を保つこと。長寿を祈り祝う語。
延年益寿 えんねんえきじゅ 寿命を延ばす。長生きはいいことだ。長寿でめでたいこと。
煙波縹渺 えんぱひょうびょう もやがたちこめて、けむったような水面が遠く果てしなく広がっているようす。
鳶飛魚躍 えんぴぎょやく 万物が自然の本性に従って、自由に楽しんでいることのたとえ。また、そのような天の理の作用のこと。また、君主の恩徳が広く及び、人々がその能力などによって、それぞれ所を得ているたとえ。鳶とびが空に飛び魚が淵ふちにおどる意から。
偃武修文 えんぶしゅうぶん 武器を伏せて戦いをやめ、文徳によって平和な世の中を築くこと。
婉娩聴従 えんべんちょうじゅう 言葉や態度がしとやかで優しく、人の言うことに逆らわず素直に従うさま。
縁木求魚 えんぼくきゅうぎょ 誤った手段では目的が達成できない。不可能なたとえ。
円木警枕 えんぼくけいちん 勉強(学問)に一所懸命励むこと。苦学すること。
衍曼流爛 えんまんりゅうらん はびこり広がること。多く悪などがはびこることにいう。
円満解決 えんまんかいけつ 事件が穏やかに解決すること。
円満具足 えんまんぐそく 充分に満ち足りて不足のないこと。転じて人柄に欠点がなく温厚な様子を言う。
延命息災 えんめいそくさい 寿命を延ばし、災いを除くこと。
円融滑脱 えんゆうかつだつ 何事も思うままで、角立たないこと。物事にこだわらず、そつなくこなすようす。
遠慮会釈 えんりょえしゃく 相手に対する思いやりのこと。他人に対して態度を慎みその心を思いやること。
遠慮近憂 えんりょきんゆう よく先のことまで考えて行動しないと、必ず急な心配事が起こって苦しむことになるという孔子の言葉。行き当たりばったりの行動を慎しみなさいということ。
桜花爛漫 おうからんまん 桜の花が満開になって咲き乱れているようす。
奥義秘伝 おうぎひでん 学芸・武術などで、容易には人に伝えない奥深くて最も大切な事柄。
応急措置 おうきゅうそち 急を要する時に、間に合わせとして行うさしあたっての処置。
応急手当 おうきゅうてあて 緊急の場合に、さしあたって行う処置。
横行闊歩 おうこうかっぽ いばって歩き回る。思いのままに振る舞う。
王公貴人 おうこうきじん 王や皇帝、諸侯など、身分の非常に高い人。
往古来今 おうこらいこん 綿々と続く時間の流れ。また、昔から今まで。
王侯将相 おうこうしょうしょう 身分が高く、勢力のある人々をいう。
横行跋扈 おうこうばっこ 威張ってわがまま勝手に振る舞うこと。
横行覇道 おうこうはどう 権勢をたのんで横暴な振る舞いをする。力づくで無理を通し、のさばりかえること。
鴬語花舞 おうごかぶ 春の情景を感覚的に詠った詩句。花が静かに舞い散るあたりで鴬が美しい声を響かせている「春爛漫」の風物詩。
黄金時代 おうごんじだい 理想的な最良の時代。また、最も盛んな時代。
黄金分割 おうごんぶんかつ 小部分と大部分の比例が、大部分と全体の比に等しくなるように分割すること。
往生素懐 おうじょうのそかい 仏教に帰依し、現世を去って極楽浄土に生まれ変わりたいという平素からの願い。
往事茫々 おうじぼうぼう 昔のことがぼんやりしていて定かでないこと。往時茫茫。
応接不暇 おうせつふか 非常に多忙なことの形容。物事が後から後から起こって対応しきれないこと。また、忙しくて一人一人に対応できないこと。
王政復古 おうせいふっこ 武家政治や共和制が廃止されて、もとの君主政治にもどること。
王道楽土 おうどうらくど 王道によって治められる、楽しく平和な国土。
懊悩焦慮 おうのうしょうりょ 悩みもだえ、気をもんで苦しむこと。
懊悩呻吟 おうのうしんぎん 悩みもだえて、苦しみうめくこと。
懊悩輾転 おうのうてんてん 深い悩みや悲しみのために眠ることができずに、何度も寝返りをうつこと。
懊悩煩悶 おうのうはんもん 悩みもだえて苦しむこと。煩悶懊悩(はんのうおうもん)。
椀飯振舞 おうばんぶるまい 気前よくご馳走したり、物を与えたりすること。
横眉怒目 おうびどもく 眉をつり上げ目を怒らす。険しい目付きで睨みつけるさま。目くじらをたてる。
応病与薬 おうびょうよやく 病気の種類に応じて最も適した薬を与えること。人に応じて法を説くたとえ。
往返徒労 おうへんとろう むだに往復する。無駄足を踏むこと。
枉法徇私 おうほうじゅんし 法を悪用して、私利私欲にはしること。また、正しいきまりを曲げて、わがまま勝手に振る舞うこと。
応報覿面 おうほうてきめん 仏教で、行為の善悪によって起こる吉凶・禍福の報いが、直ちに現れること。
男前女子 おとこまえじょし 男顔負けの女子のことをいう。具体的には、群れに属さない、上司に物怖じしない、嫌がることを進んで引き受ける、器が広いなどの特徴がある。
屋梁落月 おくりょうらくげつ 友人を心から思う情。
鷹揚自若 おうようじじゃく どっしり落ち着いて動じないこと。
大盤振舞 おおばんぶるまい 気前よく盛大に人に物を与えたり、ご馳走をふるまったりすること。
大風呂敷 おおぶろしき 誇張していうこと。
傍目八目 おかめはちもく 傍観者のほうが当事者よりもかえって物事の状況がよくわかることを言う。
屋下架屋 おくかかおく 屋根の下にまた屋根を架けるように、無益で余計なことをすること。
汚名返上 おめいへんじょう 以前の失敗などで受けた不名誉を、自分の力で取り除くこと。
恩威並行 おんいへいこう 恩賞と刑罰とが並行して行われること。
温厚質実 おんこうしつじつ 穏やかで優しく、飾り気がなくて誠実なこと。
温厚淡泊 おんこうたんぱく 穏やかで優しく、飾り気がなくてさっぱりしていること。
温厚篤実 おんこうとくじつ 穏やかな性格で、情けが深いこと。また、誠実で優しさに満ちていること。
温故知新 おんこちしん 古きを温め、新しきを知る。経験のない新しいことを進めるにも、過去を充分学ぶことから知恵を得ようということ。
温柔敦厚 おんじゅうとんこう 穏やかで優しく、親切で心遣いのこまやかなこと。柔和で誠実なこと。
温順篤実 おんじゅんとくじつ 穏やかでおとなしく、誠実で人情深いこと。
怨親平等 おんしんびょうどう 敵も味方も同じように処遇すること。恨み敵対した者も親しい人も同じように扱うこと。
音信不通 おんしんふつう 便りや連絡が絶え、まったく様子がわからないこと。
温?定省 おんせいてんせい 親に孝養を尽くすこと。親が快適に過ごせるように心配りすることをいう。温せい定省。
怨憎会苦 おんぞうえく 自分が恨んでいる人や憎んでいる人とも会わなければならないという苦しみ。
恩沢洪大 おんたくこうだい 注がれる慈しみや恵がきわめて大きいこと。特に、王や皇帝などの寵愛によるものをいう。
穏着沈黙 おんちゃくちんもく 穏やかで落ち着いていて、無口なこと。
怨敵退散 おんてきたいさん 恨みある敵よ、退散せよという意味。法力を用いて仏敵・魔障などを降し伏せようとするとき、祈願などで唱えることば。
音吐朗朗 おんとろうろう 発声が明瞭、声量が豊かで響きわたるようす。
乳母日傘 おんばひがさ 乳母が抱き、日傘をさしかけるように大切に、恵まれた環境で子供を育てること。
厭離穢土 おんりえど 煩悩に汚れた、悪の多いこの世を嫌い、離れてしまうこと。
怨霊怪異 おんりょうかいい 怨みを抱いて死んだ者の霊が、それをはらそうとして引き起こす怪奇な現象。また、その霊が化け物となったものをいう。
温良恭倹 おんりょうきょうけん 温和でやさしくおだやかに、人をうやまってつつましく接すること。
温良貞淑 おんりょうていしゅく 穏やかで素直で、操を正しく守り、しとやかなこと。
温良篤厚 おんりょうとっこう 穏やかで素直で、人情の厚いこと。
温良優順 おんりょうゆうじゅん 穏やかで素直で、優しく従順なこと。
温和勤勉 おんわきんべん 穏やかで優しく、何事にもよく勤め励むこと。
温和丁寧 おんわていねい 穏やかで優しく、心が行き届いていること。
温和篤厚 おんわとっこう 穏やかで人と争わず、人情の厚いこと。
温和怜悧 おんわれいり 穏やかで優しく、賢いこと。
解衣推食 かいいすいしょく 自分の着物を着せてあげたり、自分の食べ物を人に食べさせたりするように人に厚い恩恵を施すことをいう。
改易蟄居 かいえきちっきょ 武士の家禄を没収して士籍から除く刑罰と、表門を閉めさせ一室で謹慎させる刑。
海翁好鴎 かいおうこうおう 野心があると鳥もそれを察して近寄らない。野心を人に知られては折角の目的も達成しにくいというたとえ。
海外奇談 かいがいきだん だれも行ったことのない外国の話は何とでも言えるし自慢もできる。なんの根拠もないでたらめな話。
改過自新 かいかじしん 自分の過ちは素直に認め面目を一新すること。
海闊天空 かいかつてんくう 海や空がきわまりなく広がっていること。人の気性で心が広々として度量が大きく、何のわだかまりもないたとえ。また、言葉や発想などが限りなく広がるたとえ。
蓋棺事定 がいかんじてい 生前の評価は当てにならない。一生が終わり棺のふたをして初めてそのひとの真の値打ちが決まるということ。
外寛内明 がいかんないめい 外部に対しては寛大に接し、自分自身はよく省みて明晰に己を知り、身を慎むということ。
開巻劈頭 かいかんへきとう 物語のはじまり。
開巻有益 かいかんゆうえき 本を開けば必ず得るところがある。読書は有益であるということ。
戒驕戒躁 かいきょうかいそう 驕らず焦らず騒がず、慎んで静かに堅実にやりなさいということ。
会稽之恥 かいけいのはじ 敗戦の恥辱。他人から受けたひどいはずかしめ。
改弦易轍 かいげんえきてつ 弦を取り替え、車の道を改める。方針、やり方、態度などを改変するたとえ。
開眼供養 かいげんくよう 新しく仏像・仏画が出来上がって安置する時行う仏眼を開く儀式法要。
開源節流 かいげんせつりゅう 財源を開拓して流出を節約する。収入を増やして支出を抑える健全財政のたとえ。
開口一番 かいこういちばん 口を開いて最初に言う言葉。話を始めるやいなや。口を開いたとたんに。
解甲帰田 かいこうきでん 武装を解いて田舎に帰ること。除隊して帰郷し、平和な暮らしに戻るたとえ。
外交辞令 がいこうじれい 交渉をなごやかに進めるための外交上の応対話。口先だけのお世辞、社交辞令。リップサービス。
邂逅相遇 かいこうそうぐう 偶然の出会い。思いがけずひょっこりと巡り合うこと。
外巧内嫉 がいこうないしつ 表面上は巧みにとりつくろっているが、内心ではねたんでいること。
回光返照 かいこうへんしょう 夕日の照り返し。日没直前に一時空が明るくなること。転じて、亡びる寸前に一時的に勢いを出すこと。
解語之花 かいごのはな 「言葉を理解する花」の意で、美人のこと。
寒山拾得 かんざんじっとく 中国唐代中期の寒山と拾得の二人の高僧。二人とも奇行が多く、詩人としても有名だが、その実在すら疑われることもある。
悔悟憤発 かいごふんぱつ 失敗や誤りを悔い、挽回しようと奮い立つこと。
開山祖師 かいざんそし 寺院を開いた開祖。転じて、ある物事を初めて行った先覚者、草分け、創始者のこと。
回山倒海 かいざんとうかい 山を引き回し、海をひっくり返すほどさかんな勢いをいう。
灰心喪気 かいしんそうき がっかりして元気をなくすこと。
海市蜃楼 かいししんろう 蜃気楼。 転じて、虚しいもののたとえ。空中楼閣、まぼろしの意。
改邪帰正 かいじゃきせい 悪事から足を洗って、正道に立ち返ること。
鎧袖一触 がいしゅういっしょく 弱い敵にほんの少しの武勇を示す意。
外柔内剛 がいじゅうないごう 表面は柔和で穏やかそうに見えるが、実は、意志が強くてしっかりしていること。
干将莫邪 かんしょうばくや 名剣の名。
下意上達 かいじょうたつ 下々の者の意見や事情などが、上位の者の耳に届くこと。
開心見誠 かいしんけんせい 胸襟を開いて真心を示すこと。
回心転意 かいしんてんい 思い直して態度を改める。考え直し翻意すること。改心する、〜仲直りする。
海誓山盟 かいせいさんめい 愛情が海や山のようにいつまでも変わらないことを誓う言葉。固く愛を誓うこと。
蓋世之才 がいせいのさい 気力に満ちていて、世の中を覆い尽くすほどの優れた才知があること。また、それを備えている人のこと。
開宗明義 かいそうめいぎ 巻頭において全書の主旨を明らかにする。談話や文章の冒頭で大要を述べること。
階前万里 かいぜんばんり 天子が地方政治の実情をよく知っていて、臣下は天子を欺くことができないたとえ。万里の遠方の出来事も、手近な階段の前のことのように分かる意から。
冠前絶後 かんぜんぜつご ずばぬけてすぐれている形容。また、非常に珍しいことの形容。今までで最高であって、これからもないであろうという意から。
官尊民卑 かんそんみんぴ 政府や官吏に関連する事業などを尊いとし、一般の民間人や民間の事業などを卑しむこと。また、その気風。
海内無双 かいだいむそう 天下に並ぶものがないほどすぐれていること。
咳唾成珠 がいだせいじゅ 権力のある人の言葉は、一言一句が珠玉のように尊ばれるばかりでなく咳や唾まで恐れ敬われる。
街談巷説 がいだんこうせつ 世間のつまらない噂。風説。世間話。
寒煖饑飽 かんだんきほう 寒さ、暖かさ、飢え、満腹といった日常生活の苦しみや楽しみのこと。苦楽と同意。
寒煖饑飽 かんだんきほう 寒さ、暖かさ、飢え、満腹といった日常生活の苦しみや楽しみのこと。苦楽と同意。
怪誕不経 かいたんふけい 言動がでたらめで、あやしくて信用できない。筋道が通らず根拠がないこと。
管仲随馬 かんちゅうずいば 管仲が戦いの帰り道で道に迷ったとき、一度通った道を覚えているとされる老いた馬の知恵を借りようと、これを放ってそのあとに従い道を見出した故事。
海底撈月 かいていろうげつ 海に映った月を見て本物と思い、海底から月をすくい取ろうとする。無駄なことをするたとえ。
改天換地 かいてんかんち 大改造すること。自然環境(天)や社会(地)を徹底的に改変すること。一種の革命。
回天事業 かいてんのじぎょう 天下を一変させるほどの大きな事業。世の中の情勢を変えてしまうほど大きな事業。
改頭換面 かいとうかんめん 表面だけを改めて、内容の変わらないこと。頭を取り替え、面を付け替えても中身は同じということ。転じて、似たりよったりの意。
快刀乱麻 かいとうらんま もつれた麻を刀で断ち切るように、複雑にこじれて紛糾していることを見事に処理するようすのたとえ。
快馬加鞭 かいばかべん 疾走する馬に鞭(むち)を加える。速い上にも速くする。一層スピードアップすること。
開物成務 かいぶつせいむ 色々なことを開発し、事業を成し遂げること。
懐宝夜行 かいほうやこう 宝をいだいて夜行く。つまり危険な行動のたとえ。
槐門棘路 かいもんきょくろ 中国の周代の大官と公卿の異称で、政界の最高幹部をいう。
開門揖盗 かいもんゆうとう 自ら災いを招くこと。自分で門を開いて盗賊を迎え入れること。
傀儡政権 かいらいせいけん ある国の思いのままに操られる政権のこと。
怪力乱神 かいりきらんしん 奇怪なこと、力わざのこと、秩序を乱すようなこと、神秘的なこと。また、怪しく不思議で人知ではかり知れないもののこと。
怪力乱神 かいりょくらんしん 人間の理性で説明のつかないような不思議な現象、事物のたとえ。
薤露蒿里 かいろこうり 「薤露」「蒿里」は葬送のときにうたわれた挽歌ばんかの名。転じて、人の命のはかないことのたとえ。
偕老同穴 かいろうどうけつ 夫婦がともに老い、同じ墓に葬られること。夫婦の仲が睦まじく幸福な結婚生活。
夏雲奇峰 かうんきほう 夏は入道雲が現れて空に珍しい形の峰を描く。
下学上達 かがくじょうたつ 手近な日常生活から現実的で切実な人の道を学び、次第に高邁な哲理や真理に達するという孔子の言葉。
蝸角之争 かかくのあらそい つまらないことで争うこと。また力のない者同士が争うこと。
呵々大笑 かかたいしょう 声高く大いに笑うこと。下に動詞を伴って用いることが多い。
瓜葛之親 かかつのしん 親戚の縁につながること。
夏下冬上 かかとうじょう 炭火のおこし方。火種を夏は炭の下に、逆に冬は炭の上に置くと、よく火がおこるということ。
花顔雪膚 かがんせっぷ 花のように美しい顔と、雪のように白い肌。女性の容姿が美しいことのたとえ。
花顔柳腰 かがんりゅうよう 花のように美しい顔と、柳のように細くしなやかな腰。女性の容姿が美しいことのたとえ。
家給人足 かきゅうじんそく 生活が豊かで満ち足りているたとえ。どの家にも衣食が十分に行き渡り、だれもが豊かに満ち足りている意から。
蝸牛角上 かぎゅうかくじょう 取るに足らない争い。小競り合いのたとえ。
学知利行 がくちりこう 人が踏み行うべき人倫の道を後天的に学んで理解し、その正しさを知り認めて、初めて実践すること。
科挙圧巻 かきょあっかん 試験で最も優秀な成績を収めること。
架空無稽 かくうむけい 作りごとで、でたらめなこと。何のよりどころもなく、ほらを吹くこと。
隔岸観火 かくがんかんか 他人の災難に対して手を貸して救おうとせず、ただ傍観していること。岸を隔てて対岸の火事を見る意から。
各人各様 かくじんかくよう 一人一人が、さまざまであること。
廓然大公 かくぜんたいこう 心が何のわだかまりもなくからっと広く、少しの偏りもないこと。君子が学ぶべき聖人の心をいう語。また、聖人の心を学ぶ者の心構えをいう語。
格調高雅 かくちょうこうが 詩歌、文章の体裁や調子が、上品で優雅なこと。
廓然無聖 かくねんむしょう 仏教で、何事にもとらわれない広々とした世界で、聖者も凡夫も平等無差別であるということ。禅の悟りの境地。
鶴髪童顔 かくはつどうがん 老人の元気のあること。老いてなお精気盛んなこと。つるのように白髪で、幼い血色のいい顔をしている意から。
格物究理 かくぶつきゅうり 一つ一つの事物について調べ、道理や法則を深く追求すること。
格物致知 かくぶつちち 事物の道理をきわめ、学問・知識を高めること。
花紅柳緑 かこうりゅうりょく 春の美しい景色の形容。また、色とりどりの華やかな装いの形容。また、人手を加えていない自然のままの美しさのこと。花は紅に柳は緑の意。
嫁鶏随鶏 かけいずいけい 妻が夫に従うことのたとえ。妻が夫のもとで安んじているたとえ。雌のにわとりがおんどりに従う意から。
嘉言善行 かげんぜんこう よいことばとよい行い。立派なことばと立派な行い。
家鶏野鶩 かけいやぼく ありふれているものを軽視して、新しいもの、珍しいものをありがたがること。
河山帯礪 かざんたいれい 永久に変わらない堅い誓約のたとえ。また、国が永遠に栄え安泰であるたとえ。たとえ広い黄河が帯のように細くなり、高い泰山たいざんがすりへって砥石といしのように平らになるようなことがあっても、永久に変わることはない意から。
加持祈祷 かじきとう 病気や災難から逃れようとして神仏に祈ること。
火主水従 かしゅすいじゅう 電力は火力発電が主で、水力発電は従ということ。
画脂鏤氷 がしろうひょう 内実がしっかりしていないのに外側、外面を飾っても無駄であるたとえ。また、苦労し努力しても効果のないたとえ。力を無用なところに用いること。あぶらに画えがき氷に彫刻する意から。
過小評価 かしょうひょうか 実質より低く価値判断をすること。みくびること。
過剰防衛 かじょうぼうえい 不当な暴行を加えられた時、認められた限度を越えて、腕力・武器などで反撃すること。
華燭之典 かしょくのてん 結婚式や婚礼のこと。
花晨月夕 かしんげっせき 花の咲いた朝と月の出ている夜。転じて、春の朝と秋の夜の楽しいひと時。また、陰暦二月十五日を花晨、八月十五日を月夕という。
臥薪嘗胆 がしんしょうたん 復讐のためにあらゆる苦労や悲しみに耐え忍ぶこと。成功を期待して苦労に耐えること。
佳人薄命 かじんはくめい 美人は運命に恵まれずとかく不幸になりがちであるの意味。また、美人はとかく短命であること。
嘉辰令月 かしんれいげつ よき日とよき月。めでたい月日。縁起のよい時節。
雅俗折衷 がぞくせっちゅう 風雅なものと卑俗なものを交ぜ用いること。また、文語体と口語体を適宜交ぜた文。小説などで、地の文は上品で優美な雅文、文語体を用い、会話文は口語体を用いるいわゆる雅俗折衷文のこと。
雅俗混交 がぞくこんこう 優雅と卑俗とが入り交じっていること。上品でみやびやかなことと、下品でひなびたこととが入り交じっていること。
過大評価 かだいひょうか 実質より高く価値判断をすること。
画蛇添足 がだてんそく 余計にものを付け足した結果、全体が駄目になってしまうこと。無用なもののたとえ。
花鳥諷詠 かちょうふうえい 自然とそれにまつわる人事を無心に客観的に詠ずること。
夏虫疑氷 かちゅうぎひょう 見聞が狭いことのたとえ。見聞の狭い人は広い世界を理解しえないたとえ。見識の狭い人が自分の知らないことを信じようとしないこと。冬を知らない夏の虫は、冬に氷というものがあるのを信じない意から。
花朝月夕 かちょうげっせき 春秋のさかりの気候のよい時のこと。陰暦二月中旬と八月中旬の春秋のさかりの時節。また、春秋の季節の楽しいひとときをいう。花の咲く春の朝と名月の照る秋の夕べ、また、それを楽しみめでる意。のちに陰暦二月十五日を花朝、八月十五日を月夕というようになった。
花鳥風月 かちょうふうげつ 天地自然の美しい風景。また、それらを鑑賞することや、題材にした詩歌・絵画をたしなむ風雅の道をいう。
活火激発 かっかげきはつ 盛んに燃えさかる炎が、激しくわき起こること。
隔靴掻痒 かっかそうよう 靴を隔てて痒い所をかくように、思うようにならなくて非常にもどかしいという意味。
活気横溢 かっきおういつ 生き生きとした気分が、あふれんばかりにみなぎっていること。
渇仰随喜 かつごうずいき 仏教で、心から喜んで仏道に帰依し、仏を厚く信仰すること。また、他人の姿や行動に好意を寄せ、心からあこがれ慕うこと。
確乎不動 かっこふどう 意志や精神がしっかりして、ものに動じないこと。
確乎不抜 かっこふばつ 意志がしっかりしていて動揺しないさま。
活殺自在 かっさつじざい 生かすも殺すも、こちらの思いのままであること。転じて、自分の思いどおりに相手を動かし、扱うこと。
合掌礼拝 がっしょうらいはい 両方の手のひらを合わせ、神仏をおがむこと。
合従連衡 がっしょうれんこう 時流を読み、その時々の利害に応じて、互いに協力したり離反したりすること。また、巧みな計算や外交上の駆け引きのこと。
豁然大悟 かつぜんたいご 仏教で、疑いや迷いが解け、悟りを開くこと。
闊達豪放 かったつごうほう 度量が広く、大胆で、細かいことにこだわらないようす。
闊達自在 かったつじざい 度量が広く、小さなことにこだわらないようす。思いのままにのびのびとしているさま。
闊達無礙 かったつむげ 度量が広く、小さなことにこだわらないようす。思いのままにのびのびとしているさま。
活発婉麗 かっぱつえんれい 生き生きとしてしなやかで美しいこと。
活溌溌地 かっぱつはっち 勢いがあるさま。非常に元気のよいさま。
家庭円満 かていえんまん 家族の生活が、問題なく穏やかに営まれていること。
我田引水 がでんいんすい 我が田に水を引く。つまり物事を自分の都合のいいように取りはからったりすること。
瓜田李下 かでんりか 人に疑われるようなことはするなというたとえ。疑いを受けるような状況に身を置いてはならないという教え。李下瓜田(りかかでん)。
河図洛書 かとらくしょ 中国古代伝説上の図や文字の「河図」「洛書」。
寡頭政治 かとうせいじ 少数の者が権力をにぎって行う独裁的な政治。
家徒四壁 かとしへき きわめて貧しいことのたとえ。もとは家の中に家財がなく、ただ四方の壁だけが立っている意。
家内安全 かないあんぜん 家屋や家族の者に災害や病気などといった問題がなく、平穏であること。
家内狼藉 かないろうぜき 家の中が散らかって、乱雑になっていること。
歌舞歓楽 かぶかんらく 歌や舞といった遊びを楽しむこと。遊興。
禍福倚伏 かふくいふく 災いと福が表裏一体となって交互に出現することの例え。
禍福得喪 かふくとくそう 災い、幸い、成功、失敗。災いに遭ったり、幸いに出会ったり、成功し出世して地位を得たり、地位を失ったりすること。
寡聞少見 かぶんしょうけん 見識が狭いこと。また、世間知らずなこと。自分を謙遜けんそんするときによく用いる。
寡聞浅学 かぶんせんがく 見聞が狭く、学識の深くないこと。
唐草模様 からくさもよう つる草のはいまわる様子をかいた模様。
下陵上替 かりょうじょうたい 世の中が大いに乱れた様子。下克上げこくじょうが行われている世をいう。下の者が上をしのいで、上の者が衰える意。
画竜点睛 がりょうてんせい わずかなことであるが、それを加えることによって物事が完成、成就することのたとえ。
迦陵頻伽 かりょうびんが 声の大変美しいもののたとえ。声の美しさをたたえるときに使う。
臥竜鳳雛 がりょうほうすう 優れた人物が好機をつかめず、世間に隠れていることのたとえ。
華麗奔放 かれいほんぽう きわめてはなやかで思うままに振る舞うこと。
苛斂誅求 かれんちゅうきゅう 税金や借金などを容赦なく厳しく取り立てること。
寡廉鮮恥 かれんせんち 心が清らかでなく恥知らずなさま。節操がなく恥を知らないさま。
苛斂誅求 かれんちゅうきゅう 税金や借金などを厳しく取り立てること。
夏炉冬扇 かろとうせん 夏の火鉢と冬の扇のように役に立たない人物や意見と物。
簡易軽便 かんいけいべん 手軽で便利なこと。また、礼儀作法などにうるさくないこと。
敢為邁往 かんいまいおう 目的に向かって困難をものともせず、自ら思い切って、まっしぐらに進んで行くこと。
閑雲野鶴 かんうんやかく 俗世に煩わされず、悠々自適の生活を送ることをいう。静かに浮かぶ雲と野に遊ぶ鶴。
感慨悲慟 かんがいひどう 非常に悲しみ嘆くこと。
感慨無量 かんがいむりょう 感慨がはかり知れないほどである。胸いっぱいにしみじみ感じること。
鰥寡孤独 かんかこどく 妻に先立たれた夫と、夫に先立たれた妻と、両親を失った子どもと、ひとり者。身寄りもなく困窮している人々のたとえ。
轗軻数奇 かんかすうき 人の不運なようす。
干戈騒乱 かんかそうらん 戦争などの騒ぎが起こって、世の中の秩序が乱れること。
観感興起 かんかんこうき 目に見て心に感じ、感動して奮い立つこと。
閑花素琴 かんかそきん 静かに美しく咲いた花と、装飾のない簡素な琴。閑静な春の雰囲気を醸し出すもののたとえ。
轗軻不遇 かんかふぐう 世に受け入れられず行き悩むさま。事が思い通りにいかず行き悩み、ふさわしい地位や境遇に恵まれないさま。
侃々諤々 かんかんがくがく 遠慮することなく、言いたいことを言い盛んに議論するさま。侃侃諤諤。
緩急剛柔 かんきゅうごうじゅう 寛大に接したり、厳しく接したり、時には頑固に、時には柔和に接すること。相手に対して、適切な対応が自在にできること。
緩急自在 かんきゅうじざい 物事を自由自在に操ること。速度などその場その場に応じて自由自在に調節すること。
汗牛充棟 かんぎゅうじゅうとう 所有している本が非常に多いこと。
甘言蜜語 かんげんみつご 相手の気を引いたり、取り入ったりするための甘い言葉。おせじ。
頑固一徹 がんこいってつ 自分の考えや態度を少しも曲げようとしないで押し通すさま。また、そういう性格。
眼光炯炯 がんこうけいけい 眼が鋭く光り輝くさま。眼光の鋭いようす。
顔厚忸怩 がんこうじくじ 恥知らずのものがさすがに恥ずかしく、きまりの悪い思いをすること。
寒江独釣 かんこうどくちょう 雪の降る冬の川で一人釣りをすること。また、その人の姿。
眼光紙背 がんこうしはい 紙の裏まで見通すという意味から、書を読むとき、字句を解釈するばかりでなく、行間にひそむ深い意味までよく理解することのたとえ。
眼高手低 がんこうしゅてい 批評は優れているが、創作は劣っている。理想は高いが実力が伴わない。
換骨奪胎 かんこつだったい 骨をとりかえ、子宮を取って使う意で、古いものに新しい工夫をこらして再生することにいう。
冠婚葬祭 かんこんそうさい 元服・婚礼・葬儀・祖先の祭祀の、四つの重要な礼式。慶弔の儀式。
寒山枯木 かんざんこぼく ものさびしい山と枯れた木々。冬枯れのさびしい風景のたとえ。
頑執妄排 がんしゅうもうはい 分別なく、ただ一つのことに執着して他を排除すること。
寛仁大度 かんじんたいど 寛大で慈悲深く、度量の大きいこと。
韓信匍匐 かんしんほふく 大望のあるものは、目前の恥辱を堪え忍ばなければならないというたとえ。
勧善懲悪 かんぜんちょうあく 善行を勧め励まし、悪事を懲らしめること。
完全燃焼 かんぜんねんしょう 最後まで燃え尽きること。十分に力の限りを尽くして事に当たることのたとえ。
完全無欠 かんぜんむけつ どの点から見ても、まったく欠点・不足がなく完璧であること。
簡素清貧 かんそせいひん 飾らず質素で、貧しいながらも心清らかであること。
肝胆相照 かんたんあいてらす 互いに心の底を打ち明けて話すことができる間柄。
簡単明瞭 かんたんめいりょう 単純ではっきりとしていて、要領を得てわかりやすいこと。
眼中之釘 がんちゅうのくぎ 自分に害をなすもののたとえ。邪魔者、いやなやつ、憎らしい人などのたとえ。眼の中の釘(目の中の障害物)の意から。
歓天喜地 かんてんきち 天を仰いで歓び、地にうつむいて喜ぶ。非常に喜んでいる ようす。
撼天動地 かんてんどうち 天地をゆり動かすこと。転じて、活動の目ざましいこと。大事業などにいう。また、音声が非常に大きいことのたとえ。
環堵蕭然 かんとしょうぜん 家が狭く、みすぼらしいさま。
艱難辛苦 かんなんしんく 困難な状況や辛い場面に出会い、苦しみ悩むような大変な苦労。
奸佞邪知 かんねいじゃち 心がねじけていて、悪知恵を働かせて上手にこびへつらうこと。また、その人。
肝脳塗地 かんのうとち むごたらしい死にざまや殺され方のこと。また、忠誠を誓って、どんな犠牲も惜しまないことのたとえ。死者の腹から内臓が飛び出し、頭が割られて脳味噌のうみそが出て泥まみれになっているさま。死者の肝臓や脳が泥まみれになっている意から。
汗馬刀槍 かんばとうそう 戦場において、馬に汗をかかせて骨を折り、刀ややりを使って戦い、戦功をたてること。
玩物喪志 がんぶつそうし 珍奇なものや、目先の楽しみに熱中して、大切な志を失うこと。
管鮑之交 かんぽうのまじわり 互いによく理解し合っていて、利害を超えた信頼の厚い友情のこと。きわめて親密な交際のこと。
含哺鼓腹 がんぽこふく 人々が豊かで、太平な世を楽しむたとえ。食べ物を口に含み、満腹になって腹つづみをうつ意から。
間不容髪 かんふようはつ すぐにということ。非常に差し迫ったさま。髪の毛一本も容いれられないほど事と事の間にすきまがないこと。
感孚風動 かんぷふうどう 人の心を感動させ、感化すること。
感奮興起 かんぷんこうき 心に感じて発奮すること。
頑迷固陋 がんめいころう 頑固で物事の正しい判断ができない。考え方が柔軟でなく道理に暗いこと。
簡明率直 かんめいそっちょく 飾りけがなく、簡潔でわかりやすいこと。
頑冥不霊 がんめいふれい 頑固で道理がわからず、頭の働きが鈍いこと。
冠履転倒 かんりてんとう かんむりとくつが、その置き場所を換えること。立場や価値などの、上下の位置が転倒することのたとえ。
閑話休題 かんわきゅうだい むだばなしや前置きを打ち切って、話の本題に入ること。
気韻生動 きいんせいどう 書画・詩文などの芸術作品に、気高い風格・情緒が生き生きと満ちていること。
気宇壮大 きうそうだい 度量・構想などが並外れて大きいさま。
帰依三宝 きえさんぽう 仏門に入って教えに従うこと。仏教徒としての基本的条件。
気炎万丈 きえんばんじょう 燃え上がる炎のように非常に意気盛んであること。意気盛んな談論。
奇貨可居 きかかきょ 好機はうまくとらえて、利用しなければならないというたとえ。珍しい値打ちのある物は貯えておいて、将来値が上がってから売ること。
危機一髪 ききいっぱつ 非常にあぶない瀬戸際。ほんのわずかな違いで今にも危険なことがおこりそうなこと。
奇奇怪怪 ききかいかい 常識では理解できないような不思議な出来事。あるいは容認できないようなけしからぬこと。
危急存亡 ききゅうそんぼう 危機が迫っていること。生き残るか亡びるかの瀬戸際のような状態。
起居挙動 ききょきょどう ふだんの動作。また、日常の生活。
義気凛然 ぎきりんぜん おとこぎに富んで、勇ましいようす。
規矩準縄 きくじゅんじょう 物事や行為などの標準となるもの。規準・法則のたとえ。
危言危行 きげんきこう 言語や行いを厳しくすること。また、言行を清く正しく保つこと。
貴顕紳士 きけんしんし 身分高く、教養や品位がある男子のこと。
鬼哭啾啾 きこくしゅうしゅう 恐ろしい雰囲気に包まれていること。うかばれない死者の霊(鬼)が大声をあげて泣き(哭)、その声がいつまでも続く(啾々)という悲しくも恐ろしいさま。
気骨稜稜 きこつりょうりょう 自分の信念を守って、貫き通そうとする気概にあふれているようす。
旗鼓堂堂 きこどうどう 軍隊やパレードが整然として偉容に充ちたようす。
疑事無功 ぎじむこう 疑いながら、またためらいながら事を行うようでは、成果は期待できないということ。一度決めたことは決然として断行すべきであるという戒めの語。
貴耳賤目 きじせんもく 伝聞やうわさを軽々と信じて、実際に自分の目で見ているものを信じないこと。また、伝え聞いた遠くのことや過去のことは重んじるが、身近なことや現在のことは軽視すること。耳で伝え聞いたことは尊ぶが、実際に目で見たものは軽んじる意から。
奇策縦横 きさくじゅうおう 人の意表をついた奇抜なはかりごとを、思いのままに行うこと。
起死回生 きしかいせい 死に瀕したもの、滅びかかっているものを再び生き返らせること。もとに戻すこと。
旗幟鮮明 きしせんめい 旗の色が鮮やかなように、主義・主張・態度などがはっきりしているようす。
鬼出電入 きしゅつでんにゅう 現れたり消えたりがすばやく、目にとまらないこと。また、出没が奔放自在で予測できないこと。鬼神のように足跡がなく自在で、稲妻のように速やかに出没する意から。
起承転結 きしょうてんけつ 「起」で始まり「承」で受け、「転」で変化を出し「結」で終結させる構成方法。
喜色満面 きしょくまんめん 顔中に喜びの表情が満ちるようす。うれしそうな表情を顔いっぱいに見せるようす。
疑心暗鬼 ぎしんあんき 疑う心の強いあまり、何でもないことにまで不安を感じたり恐ろしくなったりすること。
規制緩和 きせいかんわ 行政当局による産業や経済に関する規制を廃止したり緩ゆるめたりすること。経済のサービス化や活性化を推し進めるため、規制緩和は世界的な潮流となっている。
貴賤上下 きせんしょうか 身分の高い人と低い人の区別のこと。
奇想天外 きそうてんがい 誰にも思いもよらないような奇抜なこと。また、そのようす。
気息奄奄 きそくえんえん 息が絶え絶えになり余命が幾ばくもないようす。今にも滅亡しそうである。
機知奇策 きちきさく その場に応じて働く才知による奇抜なはかりごと。
機知縦横 きちじゅうおう その場に応じて働く才知を、思いのままに発揮すること。
吃喝嫖賭 きっかつひょうと 食べること、酒を飲むこと、女性と遊ぶこと、賭博の四道楽。
吉凶禍福 きっきょうかふく 吉事と凶事。
吃驚仰天 きっきょうぎょうてん 非常に驚くこと。
佶屈?牙 きっくつごうが 文章がごつごつして堅苦しくわかりにくいさま。
喜怒哀楽 きどあいらく 喜び・怒り・哀しみ・楽しみなど人間の持っている様々な感情。
木戸御免 きどごめん 芝居、見せ物などにただで入れること。
帰馬放牛 きばほうぎゅう 戦争が終わって平和になるたとえ。また、再び戦争をしないたとえ。戦争で使った馬や牛を野に帰し放つ意から。
帰命頂礼 きみょうちょうらい 仏に対して心から帰依すること。神仏に対しての唱え文句としても用いられる。
鬼面仏心 きめんぶっしん 外見の恐ろしさに似ず、優しい仏のような心を持っていること。またそういう人。
亀毛兎角 きもうとかく 亀に毛がなく、兎につのがないように、実在しない物事のたとえ。
脚下照顧 きゃっかしょうこ 身近なことに十分気をつけること。
逆取順守 ぎゃくしゅじゅんしゅ 道理にそむいた方法で天下を取り、それを道理にかなった方法で守ること。奪い取る時には正道に反して武力を用い、それを守るには正しい道、すなわち文事によること。
牛飲馬食 ぎゅういんばしょく 大いに飲み、食べること。人並みはずれて飲食すること。
旧雨今雨 きゅううこんう 古い友人と新しい友人のこと。
窮猿投林 きゅうえんとうりん 困っているときには、あれこれとえり好みなどしている余裕はないたとえ。貧窮しているときには俸禄ほうろくや官職などをえり好みしている余裕はないたとえ。
九夏三伏 きゅうかさんぷく 夏の最も暑い時期。
牛驥同? ぎゅうきどうそう 賢者が愚者と同一の待遇を受けるたとえ。賢者が粗末に扱われるたとえ。また、賢者と凡人が混じるたとえ。足ののろい牛と一日に千里を走る駿馬しゅんめが、一緒の飼い葉桶おけの餌えさを食べる意から。また、牛馬と飼い葉桶を同じくして養われる意から。
九牛一毛 きゅうぎゅういちもう 問題にならないほどわずか。たくさんのなかのごく一部分であること。ごく少数のもの。些細で、取るに足りないことという意味もある。
牛鬼蛇神 ぎゅうきだしん 妖怪や鬼神。もとは怪しげでとりとめがなく、幻のような作風・作品のたとえ。どうにも奇妙でしまりがないさま。また、邪よこしまなことをするさまざまな悪人のたとえ。さらに容貌ようぼうの醜いたとえとして用いられることもある。
鳩居鵲巣 きゅうきょじゃくそう 女性が夫の家を我が家とするたとえ。また、仮の住まい。
救国済民 きゅうこくさいみん 国や世の中を救い、人々を苦しみから救うこと。
九死一生 きゅうしいっしょう 死にそうなあぶないところをやっと助かること。
牛溲馬勃 ぎゅうしゅうばぼつ 役に立たないもののたとえ。
鳩首凝議 きゅうしゅぎょうぎ 頭を寄せ集めてよく相談すること。
牛溲馬勃 ぎゅうしゅうばぼつ つまらないものや、役に立たない無用なもののたとえ。
急所弱所 きゅうしょじゃくしょ そこを攻められると生命にかかわるような弱点。
救世済民 きゅうせいさいみん 世の中を救い、人々を苦しみから助けること。
旧態依然 きゅうたいいぜん 昔からの状態、体制が古いままで少しも変化・進歩のないさま。
九腸寸断 きゅうちょうすんだん はらわたの全てがちぎれるほどの思い。非常な悲しみのたとえ。
九鼎大呂 きゅうていたいりょ 貴重なもの、重い地位、名望などのたとえ。
急転直下 きゅうてんちょっか 事態・情勢が急に変わって物事の解決、決着がつく、またはそのような方向へ向かうこと。
旧套墨守 きゅうとうぼくしゅ 古くさい形式や方法にこだわって、融通がきかないこと。
窮途末路 きゅうとまつろ 苦境にいて行きづまり、逃れようもない状態。窮地にあって困りはてること。道がきわまって行きようのない意から。
窮年累世 きゅうねんるいせい 自分の一生から孫子の代までも。
牛刀割鶏 ぎゅうとうかっけい 取るに足りない小さなことを処理するのに、大げさな方法を用いるたとえ。小さな物事を裁くのに、大人物や大げさな方法・手段などは必要ないということ。また、それらを戒めた語。鶏をさばくのに牛を切る大きな包丁を用いる意から。
義勇任侠 ぎゆうにんきょう 忠義と、勇気と、おとこぎ。
義勇任侠 ぎゆうにんきょう 忠義と、勇気と、おとこぎ。
義勇任侠 ぎゆうにんきょう 忠義と、勇気と、おとこぎ。
弓馬槍剣 きゅうばそうけん 弓術・馬術・槍術・剣術。広く、武芸一般。
吸風飲露 きゅうふういんろ 仙人などの清浄な暮らしのこと。人間の食べている五穀を食べずに、風を吸い露を飲んで生活する意から。
急流勇退 きゅうりゅうゆうたい 官職などをいさぎよく、きっぱりと辞めること。船が急流中で勇敢にさっと引き返すように、仕事の調子のいいうちに、機を見て辞職する意から。
朽木糞牆 きゅうぼくふんしょう 怠け者のたとえ。手の施しようのないものや、役に立たない無用なもののたとえ。また、腐った木には彫刻できないし、腐りくずれた土塀は上塗りができないように、怠け者は教育しがたいことのたとえ。
挙案斉眉 きょあんせいび 妻が小さなお膳をうやうやしく眉のあたりまで高くささげる。転じて夫婦間によく礼儀が行われているたとえ。
恐悦至極 きょうえつしごく 相手の厚意に大変喜び感謝すること。
教学相長 きょうがくそうちょう 教えたり学んだりして知徳を助長発展させる。人を教えることは自分の修行にもなる。
鏡花水月 きょうかすいげつ はかない幻のたとえ。目には見えるが、手に取ることのできないもののたとえ。また、感じ取れても説明できない奥深い趣のたとえ。詩歌・小説などの奥深い味わいのたとえ。本来は、鏡に映った美しい花と水に映った美しい月の意。それらは目には見えても見るだけで、実際に手に取ることができないことからいう。
鏡花風月 きょうかふうげつ 見えるだけで手に取れないもの、直感で感じ取ったり、悟ったりして把握するもののたとえ。
狂歌乱舞 きょうからんぶ 非常に興奮した声で歌い、羽目を外して舞うこと。
叫喚地獄 きょうかんじごく ひどい苦しみに泣き叫ぶこと。
強幹弱枝 きょうかんじゃくし 中央政府に権力を集中させて、地方の権限を抑え弱めるたとえ。幹たるべき中央政府を強くし、枝たるべき地方政権を弱くする意から。
胸襟秀麗 きょうきんしゅうれい 考え方や心構えが正しく立派なさま。
澆季混濁 ぎょうきこんだく 道徳や人情が軽薄になり、乱れた末の世。
薑桂之性 きょうけいのせい 年老いてますます剛直なことのたとえ。また、特有の性質は簡単には変わらないたとえ。
狂喜乱舞 きょうきらんぶ 非常に喜んで興奮し、羽目を外して舞うこと。
恐懼感激 きょうくかんげき ありがたさに恐れ謹み、深く感じ入って心が奮い立つこと。
教外別伝 きょうげべつでん 禅宗で、悟りは言葉や文字で伝えられるものではなく、心から心へと直接伝えるものであるということ。
狂言綺語 きょうげんきご 道理に合わない言葉と表面だけを飾った言葉。転じて、小説や物語の類いをいやしめて言う語。
凶険無道 きょうけんむどう よこしまで道徳に背く悪い行い。
恐惶謹言 きょうこうきんげん おそれかしこまって、謹んで申し上げること。目上の人に対する手紙などで末尾に書き、最大の敬意を表すのに用いることば。
尭鼓舜木 ぎょうこしゅんぼく 為政者は人民の諫いさめの言葉をよく聞くべきことのたとえ。また、広く人の善言をよく聞き入れるべきことのたとえ。尭帝の設けた太鼓と舜帝しゅんていの立てた木札の意から。
教唆扇動 きょうさせんどう 人をおしえそそのかして行動させること。
行住坐臥 ぎょうじゅうざが 日常の立ち居振る舞い、起居動作。
拱手傍観 きょうしゅぼうかん そばで眺めているだけで何もしないさま。
協心戮力 きょうしんりくりょく 心も力も一つに合わせるということ
共存共栄 きょうぞんきょうえい 自他ともに生存し、繁栄すること。
兄弟弟子 きょうだいでし 兄と弟のような関係の門人。師を同じくする学生同士。
驚天動地 きょうてんどうち 天地を揺り動かす。 また、大いに世間を驚かすたとえ。
共同戦線 きょうどうせんせん 本来、主義や主張の異なる二つ以上の団体などが、共通の目的に対して作る、協力する態勢や組織。
狂悖暴戻 きょうはいぼうれい 道理に反するほどに狂おしく、乱暴であること。
強迫観念 きょうはくかんねん 払いのけようとしても強く浮かんでくるいやな考え。
器用貧乏 きようびんぼう 器用であるがために、他人に利用されたり、かえってひとつのことに集中できずに損ばかりしていること。
尭風舜雨 ぎょうふうしゅんう 尭帝や舜帝のような聖天子の恵みが天下に行き渡っているのを風雨にたとえていう語。転じて、天下太平の世の意。
驕兵必敗 きょうへいひっぱい おごる兵隊は必ず敗れる。国力の大きさや兵員の多いことを誇示する軍隊は、必ず敗れること。
興味索然 きょうみさくぜん 興味が失われていくさま。物足りなくて面白みがない。
興味津々 きょうみしんしん 興味が次々とわいて、つきないさま。
驍勇無双 ぎょうゆうむそう 天下に並ぶものがないほど、強く勇ましいこと。
狂乱怒濤 きょうらんどとう 物事が乱れて大荒れの状態。荒れ狂う波の様子から転じて言う。狂瀾怒濤。
虚気平心 きょきへいしん 感情をなくして心を落ち着けること。心をむなしくして平静にすること。また、その心境。
梟盧一擲 きょうろいってき 思い切ってさいころを投げる。大勝負に出ることのたとえ。
虚往実帰 きょおうじっき 師などから無形の感化や徳化を受けるたとえ。行くときは何も分からずに空っぽの心で行って、帰るときには充実して、十分に満足している意から。
挙棋不定 きょきふてい 物事を行うのに一定の方針がないまま、その場その場で適当に処理するたとえ。また、物事を行うのになかなか決断できないことのたとえ。本来は、碁石を手に持ち上げたものの、打つところがなかなか決まらない意。
虚虚実実 きょきょじつじつ 互いに策略を尽くし、相手のすきをねらって必死で戦うさま。互いの腹の中を探り合うという意味もある。
局外中立 きょくがいちゅうりつ 戦争をしている国のどちらの見方にもならず、援助もしないこと。
曲学阿世 きょくがくあせい 学問の正しい態度を曲げて世の中におもねり、迎合すること。
曲突徙薪 きょくとつししん 災難を未然に防ぐことのたとえ。煙突を曲げ、かまどの周りにある薪を他に移して、火事になるのを防ぐ意から。
旭日昇天 きょくじつしょうてん 朝日が天空に昇ること。また勢いが盛んなようすのたとえ。飛ぶ鳥を落とす勢いをいう。
曲水流觴 きょくすいりゅうしょう 風雅な遊びの一つ。庭園などの屈曲した小川の流れに杯を浮かべ、自分の前に杯が流れてくるまでの間に詩を作り、それで酒を飲むという、我が国では王朝時代、陰暦三月三日び行われていた貴族の風流な遊び。
玉石同砕 ぎょくせきどうさい 善悪・賢愚の区別なくすべて滅び、なくなるたとえ。宝玉と石ころがともに砕け、なくなる意から。
玉石混交 ぎょくせきこんこう 良いものと悪いもの、優れたものとつまらぬものが入り混じっていること。玉石混淆。
跼天蹐地 きょくてんせきち 高い天の下でも背をかがめ、厚い大地の上でも抜き足さし足で歩くこと。びくびく恐れて天地の間に身の置き所のないことのたとえ。
曲眉豊頬 きょくびほうきょう 美しい眉と、ふっくらとしたほお。美人の形容。
局面打開 きょくめんだかい 行き詰った状態や困難な状況を切り開いて、新しい方向を見い出すこと。
居敬窮理 きょけいきゅうり 心を専一にして日ごろの振る舞いを慎み、広く物事の道理をきわめて、正確な知識を得ること。南宋なんそう、朱熹しゅきの修養法の二つの大綱。
挙国一致 きょこくいっち 全国民が一つになって、ある目的に向って団結すること。
挙止進退 きょししんたい 人の立ち居振る舞いや身の処し方。
虚実混交 きょじつこんこう うそとまことが入り混じっていること。
虚心坦懐 きょしんたんかい 心にわだかまりを持たず、素直でさっぱりした気持ち。無心で平静な心境。偏見がなく、心を開いていること。
虚静恬淡 きょせいてんたん 心にわだかまりを持たず、さっぱりしているさま。
挙足軽重 きょそくけいちょう ある人のわずかな挙動が全体に影響を及ぼすたとえ。小さな動きが全体に大きな影響を及ぼすたとえ。二つの勢力の間にあって第三者が左右どちらかに少し足を挙げて踏み出せば成り行きが決まってしまう意から。
挙措進退 きょそしんたい 日常のちょっとした動作。立ち居振る舞い。また、身の処し方をいう。
挙措失当 きょそしっとう 事に当たって対処の仕方や振る舞いが適当でないこと。
挙措動作 きょそどうさ 立ち居振る舞い。からだの動かし方。
玉昆金友 ぎょっこんきんゆう 他人の兄弟をほめていう語。すぐれた兄弟の意。
虚堂懸鏡 きょどうけんきょう 心をむなしくし、公平無私にものを見るたとえ。また、その心。人のいない部屋に鏡をかける意から。
挙動不審 きょどうふしん 動作・様子が疑わしいこと。
漁夫之利 ぎょふのり 二者が争っているのに乗じて、第三者がうまうまと利益を手に入れること。漁父之利。
毀誉褒貶 きよほうへん ほめることと、そしること。人をほめたり悪口を言ったりすること。
魚網鴻離 ぎょもうこうり 求めるものが得られず、求めていないものが得られるたとえ。求めていたものとは違う意外なものが手に入るたとえ。魚を捕らえようと網を張ってあったのに鴻おおとりがかかる意から。
魚目燕石 ぎょもくえんせき 観は似ているが、内実は似ても似つかない価値のないもののたとえ。本物と紛らわしい偽物のたとえ。また、本物と偽物が紛らわしいたとえ。
虚礼虚文 きょれいきょぶん うわべだけの礼儀や飾り。
義理人情 ぎりにんじょう 体面やなさけ。社会生活上、果たすべきつとめ。
機略縦横 きりゃくじゅうおう 臨機応変の計略が自在に考案・運用できること。
議論百出 ぎろんひゃくしゅつ さまざまな意見が出て盛んに論じられ、議論が活発に行われること。たくさんの意見が出ること。
錦衣玉食 きんいぎょくしょく 立派な着物と、上等の食物。衣食のぜいたくな生活、富貴な身分のたとえ。
金烏玉兎 きんうぎょくと 太陽と月。太陽には三本足のからすが、月にはうさぎが住むという伝説による。
金甌無欠 きんおうむけつ 少しも欠けたところのない黄金のかめ。物事の完全なことのたとえ。特に、外国の侵略を受けたことのない独立した堅固な国家のたとえ。
槿花一日 きんかいちじつ 栄華のはかないこと。むくげの花が朝咲いて夕方しぼむのに例えていう。
金科玉条 きんかぎょくじょう 金や玉のように尊い大事な法律、規則。ぜひとも守るべき大切な法律、きまり、よりどころ。
欣喜雀躍 きんきじゃくやく 雀が飛び跳ねるように非常に喜ぶこと。小躍りして喜ぶ。有頂天になること。
勤倹質素 きんけんしっそ 仕事に励みつつましく、ぜいたくをしないこと。
謹厳実直 きんげんじっちょく 慎み深く、誠実・正直なさま。まじめな人間のようす。人を揶揄するような使い方もされる。
勤倹小心 きんけんしょうしん 仕事に励み節約をし、注意深いこと。
勤倹尚武 きんけんしょうぶ 仕事に励みつつましく、武道・武勇を重んじること。
勤倹貯蓄 きんけんちょちく 仕事に励んでつつましく、お金を貯めること。
勤倹力行 きんけんりっこう 仕事・事業に励み、倹約し努力して物事を行うこと。
謹厚慎重 きんこうしんちょう つつしみ深く温厚で、注意深いこと。
金口木舌 きんこうぼくぜつ 優れた言論・出版などを通じ、社会を教え導く人のたとえ。
緊褌一番 きんこんいちばん 気持ちを引き締め、覚悟を決めてとりかかること。大勝負の前の心構え。
金枝玉葉 きんしぎょくよう 天子の一族、皇族のこと。
琴瑟調和 きんしつちょうわ 夫婦の仲がむつまじいこと。
禽獣夷狄 きんじゅういてき 中国周辺にいる異民族を卑しんでいう語。
金城鉄壁 きんじょうてっぺき 非常に堅固な城壁。
金城湯池 きんじょうとうち 防備の堅固な城壁と、熱湯の沸きたぎる濠。他から侵略されない極めて堅固な備えをいう。
近所合壁 きんじょがっぺき 壁ひとつ隔てて隣り合っている家。近所の家。
錦心繍口 きんしんしゅうこう 美しい心情と美しい言葉。詩や文章に才能を発揮する人。
金声玉振 きんせいぎょくしん 才知と人徳とが見事に調和していること。素晴らしい人格に大成することのたとえ。
金泥精描 きんでいせいびょう 金の顔料を用いて、くわしく細やかに絵を描くこと。
金殿玉楼 きんでんぎょくろう 黄金や宝石で飾った美しくきらびやかな御殿。豪華な建物。
錦上添花 きんじょうてんか 善美なものの上に、さらに善美なものを加えること。本来、美しい錦にしきの上に、さらに美しい花を添える意。よいもの、美しいもの、めでたいことなどが重なることに用いる。
勤王攘夷 きんのうじょうい 天皇を尊び、外異を撃ち払って入国させないこと。
勤王討幕 きんのうとうばく 天皇を尊び、幕府を打ち倒すこと。
金波銀波 きんぱぎんぱ 月光に照り映えて金色や銀色に見える波。また、落日に照り映える光。
僅有絶無 きんゆうぜつむ ほとんどないこと。
金襴緞子 きんらんどんす ぜいたくで高価な美しい織物。
銀鱗躍動 ぎんりんやくどう 魚がうろこを銀色に耀かせて生き生きと泳ぎ回ることから、勢いよく活動することのたとえ。
虚実皮膜 きょじつひまく 芸は実と虚の境の微妙なところにあること。事実と虚構との微妙な境界に芸術の真実があるとする論。江戸時代、近松門左衛門ちかまつもんざえもんが唱えたとされる芸術論。
空空寂寂 くうくうじゃくじゃく 何事にもとらわれず、無心なさま。無反応・無関心であること。またひっそりとして寂しい様子。
空々漠々 くうくうばくばく 限りなく広いようす。とりとめのないようす。
空穴来風 くうけつらいふう 隙間があるから穴に風が入ってくる。隙を見せるから噂が流れる。火のない所には煙りは立たないということ。
空谷足音 くうこくそくおん 寂しい所へ人の来訪を受ける、予期しない喜び。また頼り甲斐のあるたとえ。
空前絶後 くうぜんぜつご これまでにも一度も経験がなく、今後も絶対にありえないと思われるような珍しくて貴重なこと。
偶像崇拝 ぐうぞうすうはい 神や仏の像などを宗教的象徴として尊重し崇拝すること。転じて、あるものを絶対的な権威として盲信すること。
空即是色 くうそくぜしき 実体のない空がそのまま万物の姿でもあること。
空中分解 くうちゅうぶんかい 飛行中の航空機などが事故のため空中でばらばらに壊れること。転じて、組織・計画などが中途でだめになること。
空中楼閣 くうちゅうろうかく 空想的で現実性の乏しい考えや議論。やってもできそうにない無理な空論。
空理空論 くうりくうろん 理屈は通っていても現実から懸け離れていて、実際には役立ちそうもない理論や議論。
久遠実成 くおんじつじょう 真実の仏は、久遠の昔に成仏している。歴史的人物としての釈尊は、実際には永遠の昔から成仏していて、根本的な悟りそのものになっていた、ということ。
苦学力行 くがくりっこう 働いて学資を得ながら、苦労努力して学問に励むこと。
苦髪楽爪 くがみらくずめ 苦労している時は髪が伸び、楽をしているときは爪が伸びる。苦楽ともに、忙しいときは余裕がなく、どちらも伸び放題になってしまう。
苦口婆心 くこうばしん 相手を気づかい、何度も教えさとすこと。
愚公移山 ぐこういざん 根気よく努力し続ければ、ついには成功するというたとえ。
愚者一得 ぐしゃいっとく 愚か者でも、たまに名案を出すことがある。愚者の考えも、よく聞くことが大事だ。
苦尽甘来 くじんかんらい 苦去りて、楽来たる。苦しい時が去って、やっと楽しい日が訪れること。
苦心惨憺 くしんさんたん 心を砕いて苦労を重ね、困りながらも、あれこれと工夫を凝らすこと。
薬九層倍 くすりくそうばい 暴利をむさぼること。薬の値段が原価に比べて極めて高いことから。
狗馬之心 くばのこころ 自分の誠意の謙称。犬や馬が、自分を養ってくれた主人に対し、恩を忘れず仕えるように、ささやかながら恩返しをさせて頂くという意味。
狗尾続貂 くびぞくちょう つまらない者が高位高官に列したことを風刺する言葉。
愚問愚答 ぐもんぐとう くだらない問答のこと。つまらない質問と、ばかげた回答のこと。
九分九厘 くぶくりん 九十九パーセント。ほとんど完全に近いこと。ほとんど間違いのないこと。
求聞持法 ぐもんじほう 虚空蔵求聞持法の略。虚空蔵菩薩を本尊として修行することで、頭脳を明快にし、記憶力を増大するものとされる。空海が入唐前に勤操から授かって修行したとされる妙法。
桑原桑原 くわばらくわばら 雷鳴の時、落雷を避ける呪文として用いる語。また、一般に忌まわしいことを避けるためにも言う。
君子万年 くんしばんねん 君子は長寿であること。長寿を祈る語としても用いられる。
群軽折軸 ぐんけいせつじく 微細なものでも数多く集まれば大きなものになるたとえ。小さい力もこれを合わせ集めれば大きな力となるたとえ。きわめて軽いものでも多く積めば重くなって、それを載せた車の軸が折れてしまう意から。
群疑満腹 ぐんぎまんぷく 心が多くの疑問でいっぱいになること。また、多くの人がみな疑いの心を抱くこと。
君子固窮 くんしこきゅう 君子といえども人間、もちろん困窮することもあるという意味。
君子三戒 くんしさんかい 教養人として、一生の間にその年齢に応じて慎むべき三つの留意点のこと。
君子三楽 くんしさんらく 君子の持つ3つの楽しみのこと。
君子殉名 くんしじゅんめい 君子は自分の名誉を守るためならば身を犠牲にする。
君子懐徳 くんしはとくをおもう 立派な人間は、徳を修め磨くことを心掛ける。
君子慎独 くんしはひとりをつつしむ 君子は自分がひとりだけでいる時も、心を正しく持ち言動をつつしむ。
君子豹変 くんしひょうへん よい意味と悪い意味とがあり、よい意味では、君子は過ちに気づくとすぐに改め、自らを向上させるということ。悪い意味では、まるで節操がなく、主張や態度がころころと変わること。
君子不器 くんしふき 立派な人間は、ひと通りの使い道しかない器具のようではなく、単に一方面の技能に秀でるだけでなく、全人格的な修養をすべきであるという教え。
葷酒山門 くんしゅさんもん 生臭いものを食べ、酒気を帯びた者は、寺の境内に入ってはならないということ。
君辱臣死 くんじょくしんし 君主が屈辱を受ければ、臣下たるもの命を投げ出してその恨みを晴らす。「忠臣蔵」のようなこと。
君側之悪 くんそくのあく 君主のそばにいる悪人。悪だくみを抱く側近の家来をいう。
薫陶成性 くんとうせいせい すぐれた人間を作ること。
群分類聚 ぐんぶんるいじゅう 異なるものを分けて、同類のものを集めること。大別分類、整理淘汰という意味。
群盲評象 ぐんもうひょうぞう 凡人が大人物や大事業を批評しても、その一部分だけにとどまって、全体の把握、理解ができないということ。
群雄割拠 ぐんゆうかっきょ 多くの実力者が各地でそれぞれに勢力をふるい、対立しあうこと。戦国時代に多くの英雄が各地に本拠を構え、対立していたことからいう。
群竜無首 ぐんりゅうむしゅ 多くの竜がいても、頭目の竜がいない。指導者を欠き、物事がうまく運ばないたとえ。
鯨飲馬食 げいいんばしょく 飲食の量がはなはだ多く、その勢いがすざましいことをいう。
形影一如 けいえいいちにょ 影と影がいつも一緒であるように夫婦の仲が良い状態であることの意。
形影相同 けいえいそうどう 形と影はぴったり同じ。形が曲がっていれば影も曲がる。転じて、心が正しければ、行いも正しいというたとえ。
形影相憐 けいえいそうりん 自分で自分自身を哀れむこと。
継往開来 けいおうかいらい 先人の事業を受け継ぎ、未来を切り開く。過去のものを継続し、それを発展させながら将来を開拓していくこと。
傾蓋知己 けいがいちき 初めて出会った者同士が、以前から親友のように親しくなるたとえ。
傾家蕩産 けいかとうさん 一家の財産を使い尽くし、家をつぶすこと。家産を食いつぶすたとえ。
傾危之士 けいきのし 巧みに弁舌を弄して、国家の命運を危うくする人。危険人物のたとえ。
軽裘肥馬 けいきゅうひば 富貴なひとの外出のいでたち。また、富貴で豊かなさま
桂玉之艱 けいぎょくのかん きわめて物価の高い都会で生活する苦しさ。
軽挙妄動 けいきょもうどう 事の是非を考えずに、でたらめな感じで軽々しく行動すること。
鶏群一鶴 けいぐんいっかく 鶏の群れの中に、美しい鶴が一羽。凡人のうちで傑出して目立つ人物のたとえ。
鶏口牛後 けいこうぎゅうご 大きな組織に付き従って軽んぜられるよりも、小さな組織の長となって重んぜられるほうがよいということ。
閨閤之臣 けいこうのしん 君主の側近の臣。奥方づきの家来のこと。
刑故無小 けいこむしょう 故意に犯した罪は小さな罪でも刑罰を与えること。故意による罪を罰するのに、その犯した罪が小さいということは問題にならないという意から。
傾国美人 けいこくのびじん 絶世の美人のこと。君主がその女色に溺おぼれて政治を顧みず、国を傾けてしまうほどの美人の意から。一顧傾城(いっこけいせい)。
経国大業 けいこくたいぎょう 立派な文章、著作をほめていう言葉。また、国家を治めるための大きな仕事を指す。
荊妻豚児 けいさいとんじ 愚妻、愚息のこと。
霓裳羽衣 げいしょううい 薄絹などで作った、女性の美しくて軽やかな衣装のこと。また、舞曲の名。もと西域から伝来したものという。
計日程功 けいじつていこう 日ならずして完成すること。進展が順調なので、完成の日を指折り数えることができるということ。
閨秀作家 けいしゅうさっか 女流作家。学問、才能に秀でた才媛のこと。
傾城傾国 けいせいけいこく その美しさゆえに国を滅ぼすほどの美女。
経世済民 けいせいさいみん 世を治め、民の苦しみを救う。また、そのような立派な政治。
蛍雪之功 けいせつのこう 苦労して学問に励むこと。螢の光や雪明かりで貧乏に耐えながら勉学する。
蛍窓雪案 けいそうせつあん 苦労して学問に励むことのたとえ。
継体之君 けいたいのきみ 正統を継いで天子の位を受け継ぐ君。皇太子。世継ぎの王子のこと。
軽諾寡信 けいだくかしん 安請け合いは、当てにならないことのたとえ。
形単影隻 けいたんえいせき 独りぼっちで孤独なこと。独り身で助けてくれる人のいないこと。からだも一つ、影も一つの意から。
軽佻浮薄 けいちょうふはく 軽はずみで、行動がしっかりしていないこと。考えが浅く、上すべりで移り気な感じ。
桂殿蘭宮 けいでんらんきゅう 美しい宮殿のこと。
敬天愛人 けいてんあいじん 天をうやまい人を愛すること。
繋臂之寵 けいひのちょう 君主の特別な寵愛を受けること。
軽描淡写 けいびょうたんしゃ 軽くデッサンし、あっさりと描くこと。転じて、重要問題や肝心なことにはあまり触れないこと。
繋風捕影 けいふうほえい 風をつなぎ、影を捕らえること。いずれも不可能なことから当てにならない空想のたとえ。
掲斧入淵 けいふにゅうえん 適材適所でないこと。才能を発揮すべき所を誤るたとえ。
軽妙洒脱 けいみょうしゃだつ 気がきいていて、さっぱりとしていること。軽快で妙味があり、気がきいて味があること。
鶏鳴狗盗 けいめいくとう 鶏や犬の真似をして忍び込む盗賊のように卑しくくだらない人間。また、そんな人間も何かの役には立つということ。
形名参同 けいめいさんどう 部下の言った言葉(名)と実際の行動(形)とを照らし合わせて評価し、賞罰を与えるべきだとする考え方。
桂林一枝 けいりんいっし 自分の官職、地位に不満足なたとえ。
軽慮浅謀 けいりょせんぼう あさはかで軽々しい考えや計略。
驚浪雷奔 けいろうらいほん 岸に打ち寄せる高波の激しさをたとえる。波頭を岩に激突させて散る高波は雷のような激しい音を立てながら走り去っては、また押し寄せる。
隙穴之臣 げきけつのしん ひそかに敵に通じる者。すきをうかがう家来のこと。
月下推敲 げっかすいこう 詩文の字句をよく練って工夫し、よりよいものにすること。推敲の語源。
月下美人 げっかびじん サボテン科の熱帯植物。
月下氷人 げっかひょうじん 男女の縁をとりもつ人。仲人。
結跏趺坐 けっかふざ 座禅を組むこと。左右それぞれの足の甲を、反対の足の股の付け根に置き、足の裏を上に向けて組む仏教の座法の1つ。
月寒江清 げっかんこうせい 夜気が川面に広がり、月の光も冷たくさえて、川はしんとして清く照り返している。
月卿雲客 げっけいうんかく 宮中に仕える身分の高い人のこと。
月明星稀 げつめいせいき 英雄の出現で群雄の影が薄くなるさま。月の光が明るく輝くと、星の光は薄らいでよく見えなくなる。
血脈貫通 けつみゃくかんつう 文章などの構成が終始一貫してよく統一がとれていること。身体中に血の流れがめぐり通じている意から転じていう。
兼愛交利 けんあいこうり 人を区別なく広く愛し、互いに利益を与え合うこと。中国戦国時代の墨子の思想。
兼愛無私 けんあいむし 自他の区別なく、広く人を愛して区別がないこと。中国戦国時代の墨子の思想。
牽衣頓足 けんいとんそく 出征する人の衣を引き、足踏みして嘆き悲しむように、別れを惜しむさま。
源遠流長 げんえんりゅうちょう 大河の形容。転じて、歴史の長久なさまをたとえる。
狷介固陋 けんかいころう 見解が狭く、古いことにしがみつき、片意地になること。新しいことを嫌うこと。頑迷固陋。
犬牙相制 けんがそうせい 国境が犬の牙のように入り組んでいて、互いに牽制しあっているさま。
狷介孤高 けんかいここう 自分の意志をかたくなに守って、他と協調しないさま。
懸河之弁 けんがのべん 立て板に水の弁舌。勢い良く流れる水のように、よどみなくすらすらと流暢な弁舌のたとえ。
権貴栄達 けんきえいだつ 栄えて権力を得、高い地位に進むこと。
元気溌剌 げんきはつらつ 気力があふれ、生き生きとしていること。
牽強付会 けんきょうふかい 道理に合わないことを無理にこじつけ、理屈づけること。
言近旨遠 げんきんしえん 言葉は卑近であるが、内容は深遠である。
献芹之意 けんきんのい 人に物を贈るときの謙遜の意、言葉。
堅苦卓絶 けんくたくぜつ 苦しみに耐え抜く根性がある。人並み以上に抜きん出て忍耐心に富むこと。
賢君忠臣 けんくんちゅうしん 賢明な君主や、忠義を尽くす家臣。
懸軍万里 けんぐんばんり 別働隊が本隊を離れて遠く適地へ侵入すること。またその部隊をいう。
言々句々 げんげんくく ひとことひとこと。
喧喧囂囂 けんけんごうごう 多くの人々が口々にやかましく騒ぐさま。また、多くの人が騒ぎ立てて収拾がつかないこと。
見賢思斉 けんけんしせい 賢人を見ると自分も見習って同じように賢明になりたいものだと思う。
蹇蹇匪躬 けんけんひきゅう 臣下が君主に忠義を尽くすこと。身を苦しめて仕えること。
拳拳服膺 けんけんふくよう 両手で大切にささげ持つように常に心に抱いて決して忘れないこと。肝に銘ずる。
言行一致 げんこういっち 言うことと行うことが、一致していること。
言行枢機 げんこうすうき 言葉や行動は、人として最も重んずべきものであるということ。
堅甲利兵 けんこうりへい 堅いよろいと営利な兵器。強い軍隊、軍事力をいう。
乾坤一擲 けんこんいってき 天下をかけた大ばくちのこと。自分の運命をかけて、のるかそるかの大勝負をする。
懸車之年 けんしゃのとし 年老いて官職を辞すること。七十歳の別称。
堅守自盗 けんしゅじとう 自分が見張り番をしていて、自分が盗む。公金などを横領・着服するたとえ。
言笑自若 げんしょうじじゃく どのようなことがあっても、平然としているたとえ。
玄裳縞衣 げんしょうこうい つるの姿の形容。転じて、つるの異名。黒のはかまと白い上着の意から。
見性成仏 けんしょうじょうぶつ 自分に執着し、外物に執着する自己の心を徹底的に掘りさげ、自己の本性として見るべきものは何もないと見極めたとき、その身はそのまま仏に他ならないと悟り得られるという禅宗の根本主張。
懸針垂露 けんしんすいろ 書法の基本をいう。
現身説法 げんしんせっぽう 自分自身の姿を手本として、人に法を説く。仏が、いろいろな姿でたち現れ、人のために仏法を説くこと。
原心定罪 げんしんていざい 人を処断するときは、本人の動機をよく究明し、それに基づいて罪刑を決定するということ。
厳正中立 げんせいちゅうりつ 厳しく公正を守り、どちらにも偏らない立場を守ること。「厳正」は厳しく公正を守ること。「中立」は両者の間に立って、どちらにも偏らないこと。
源清流清 げんせいりゅうせい 根本が正しければ結果も良い。川の流れは、水源が清く澄んでいれば、自然に流れも清らかである〜ということ。
現世利益 げんぜりやく この世に生きている間の利益。仏・菩薩の恵みを指す。
阮籍青眼 げんせきせいがん 阮籍は俗世にこだわらない人であったが、自分の気に入った人は黒い目で迎え、世俗にとらわれた気にいらない人には白い目で応対したこと。
還俗復飾 げんぞくふくしょく 僧尼が俗人に戻ること。
硯池法船 けんちほうせん 仏教の経文を写すこと。写経。。
堅貞不屈 けんていふくつ 堅く貞節を守って屈服しない。女性の節操が堅く、誘惑やおどしにも屈しないたとえ。
言伝身教 げんでんしんきょう 言葉でわかりやすく説明し、身をもって教える。〜ていねいに人を導くこと。
懸頭刺股 けんとうしこ 非常に努力すること、苦学のたとえ。勉強していて眠くなると、自分の頭を綱にかけて引っ張ったり、股を錐で刺して目を覚ましたりして頑張ること。
捲土重来 けんどちょうらい 一度衰えていたものが、再び勢いを盛り返してくること。
見兔放犬 けんとほうけん 狩りをする時、兔を見つけてから犬を放って追わせても間に合う。転じて、失敗してから改めても決して遅すぎないということのたとえ。
堅如磐石 けんにょばんじゃく 堅きこと磐石のごとし。どっしりとした岩のように揺るぎない、不動のたとえ。
堅忍不抜 けんにんふばつ 意志が堅く、つらいことでもじっと耐え忍んで心を動かさないこと。
堅忍質直 けんにんしっちょく 何事にも我慢強く堪え忍び、飾り気がなくまっすぐな気性をしているさま。また、その性質。
堅白異同 けんぱくいどう 白馬は馬でなく、鷺を烏といいくるめるように詭弁・こじつけの議論のたとえ。
剣抜弩張 けんばつどちょう 一触即発の状態。また、勝負に出る前の激しい気持ちの形容。
犬馬之年 けんばのとし 自分の年齢を卑下して言う言葉。なすこともなく、いたずらに齢を重ねること。馬鈴のこと。
犬馬之養 けんばのよう 親をただ養うだけで、敬老の心が欠けている孝養。父母に対し、犬や馬を飼うようにただ食べさせるだけで敬愛の気持ち、思いやりのないさまをいう。
犬馬之労 けんばのろう 犬や馬程度の働き。主人や他人のために力を尽くして奔走することを謙遜していう語。
見微知著 けんびちちょ 芽生えを見て、全体の姿をつかむ。ちょっとした手掛かり、ヒントから全体の方向や本質を見抜くこと。
言文一致 げんぶんいっち 日常用いている話し言葉によって文章を書くこと。
見風使舵 けんぷうしだ 風向きを見ながら舵を取る。情勢をうかがって態度を決めるやり方。日和見主義。
源平藤橘 げんぺいとうきつ 奈良時代以来、その一門が繁栄して名高かった四姓氏。源氏・平氏・藤原氏・橘氏の称。
権謀術数 けんぼうじゅっすう さまざまな計略をめぐらすこと。人をあざむくためのたくらみ、はかりごと。
見縫挿針 けんほうそうしん すき間を見たら針をさす。ほんの少しの時間、空間を無駄にしないことのたとえ。
肩摩轂撃 けんまこくげき 人や車馬の往来が激しく、混雑しているさま。都会の雑踏の形容。人の肩と肩が触れ合い、車のこしきとこしきがぶつかり合うほど混雑している意から。
顕密諸宗 けんみつしょしゅう 顕教と密教の一切の仏教・宗旨をいう。
賢明愚昧 けんめいぐまい 賢くて道理に明るいことと、愚かで道理に暗いこと。/li>
見毛相馬 けんもうそうば 外見だけで良否を決めること。転じて、表面だけ見て判断するのは間違いが多いというたとえ。
見利忘義 けんりぼうぎ 「利を見て義を忘れる」。つまり利欲に目がくらんで、道義を忘れる。儲けのためなら手段を選ばずにやる、あこぎな商売のやり方。
賢良方正 けんりょうほうせい 賢く善良で、行いがきちんとして正しいこと。その人。また、中国で、漢代以後の官吏登用試験の科目の名。
堅牢堅固 けんろうけんご 守りが非常に堅く、容易に破られたり動じたりしないさま。また、堅くてじょうぶなさま。
黔驢之技 けんろのぎ 自分の稚拙な腕前を自覚せずに示して恥をかくこと。また、見かけ倒しの劣った腕前・技量。
懸腕直筆 けんわんちょくひつ 筆を垂直に持ち、腕や肘ひじを机から離してあげ、さらに肘を脇わきから離して字を書くこと。書道の運筆で腕が自由に動かせる構え方。
居安思危 こあんしき 平安無事のときにも、危難に備え、用心を怠らないこと。
挙一明三 こいちみょうさん 「一」を挙げて示せば、ただちに「三」を理解すること。非常に賢くて理解の早いたとえ。
香囲粉陣 こういふんじん 香りの囲いとおしろいの陣列。転じて多くの美女に取り囲まれるさま。
荒淫無恥 こういんむち 淫乱で無恥。みだらで恥知らず。堕落して品行の悪い女のこと。邪道に深入りするさま。
光陰流水 こういんりゅうすい 月日の過ぎ去るさまは、水の流れの速いのと同じということ。
行雲流水 こううんりゅうすい 空行く雲や流れる水のように、一事に執着せず、自然にまかせて行動すること。
高歌放吟 こうかほうぎん あたりかまわず大きな声で詩歌などを歌うこと。
慷慨忠直 こうがいちゅうちょく 国家や主君への忠義心から、世の中の不義・不正などを怒り嘆くこと。
豪快奔放 ごうかいほんぽう ささいなことにこだわらず、堂々と思うままに振る舞うようす。
豪華絢爛 ごうかけんらん はなやかに豊かで、光り輝くように美しいさま。
膏火自煎 こうかじせん 自分自身の才能によって災いを招くことのたとえ。
効果覿面 こうかてきめん ある事柄のききめや報いがすぐに現れること。すぐにはっきりとした結果や効果が出る。
鴻雁哀鳴 こうがんあいめい 鴻(おおとり)と雁が悲しげに鳴く。転じて、流民が窮状を声を上げて哀訴するさまのたとえ。
合歓綢繆 ごうかんちゅうびゅう 男女が親しく愛し合うさま。
抗顔為師 こうがんいし たかぶった顔をして大先生ぶること。臆面もなく物知り顔をして、自分自身を先生だとうぬぼれるさま。
高岸深谷 こうがんしんこく 世の中の変遷が著しいことのたとえ。
傲岸不遜 ごうがんふそん 人を見下すような態度を取ること。
厚顔無恥 こうがんむち あつかましく、恥知らずでずうずうしいこと。つらの皮の厚いこと。
剛毅果断 ごうきかだん 意志がしっかりしていて気力に富み、物事に屈しないこと。思い切って事を行う。剛毅果敢。
綱紀粛正 こうきしゅくせい 乱れた規律や風紀を正すこと。
巧偽拙誠 こうぎせっせい 下手でも誠のある方がよいこと。どんなに上手でも嘘が混じっているならば、劣っていても誠がこもっている方がよいことをいう。
好機到来 こうきとうらい またとない、よい機会がめぐってくること。絶好の機会に恵まれること。
剛毅木訥 ごうきぼくとつ 意志が強く、素朴で飾り気がないこと。
孔丘盗跖 こうきゅうとうせき 人間死ねばだれでもみな塵となる。生きているうちが花、もっと楽しもうという意味。
恒久平和 こうきゅうへいわ 永久に変わらない平和。
綱挙目張 こうきょもくちょう 要点をきちんと押さえれば、自然に解決されるというたとえ。また、文章の筋道がきちんと通って、読んで理解しやすいこと。
好景不長 こうけいふちょう いつまでもいいことは続かない。いい夢はいずれ破れるというたとえ。好景気はそう続くものではない。
口血未乾 こうけつみかん 約束をしたばかりで、まだ何日もたっていないこと。
高潔無比 こうけつむひ 比べるものがないほど気高く清らかで汚れのないこと。
黄絹幼婦 こうけんようふ 「絶妙」の意味。また判読の見事さ。
巧言乱徳 こうげんらんとく 巧みに飾った言葉は、人を惑わして徳の妨げになること。口先ばかりで誠意がないと、結局信頼をなくして徳を乱すもととなり、ひいては他人の徳も傷つけることになるという意から。
巧言令色 こうげんれいしょく ことばを飾り顔色を和らげて人を喜ばせ、こびへつらうこと。
後顧之憂 こうこのうれい 物事をやり終わった後に残る気がかり。のちのちの心配。
高材疾足 こうざいしっそく すぐれた才能や手腕があること、ある人のこと。
光彩奪目 こうさいだつもく 目を奪うばかりの鮮やかさ、まばゆいばかりの美しさのこと。
幸災楽禍 こうさいらくか 他人の災難を自分の幸いとし、人の不幸を楽しむ。ひとの災いを見て喜ぶという態度。
光彩陸離 こうさいりくり 美しい光がまばゆい様子。光が入り乱れて美しく輝くさま。
高山景行 こうざんけいこう 高い山と大きな道。情操が高尚で、行いが立派なたとえ。人柄がすぐれているさま。
恒産恒心 こうさんこうしん 定職のない者には、定まった心もない。一定した生業を持たない者は、安定した良心を持ち得ないということ。
高山流水 こうざんりゅうすい 高い山と流れる水。優れた音楽のたとえとして使われる。
高視闊歩 こうしかっぽ 目を上に向け、大またで歩く。肩で風切って歩くこと。人を見下ろしたような態度をいう。
行屎走尿 こうしそうにょう 日常生活のこと。
口耳講説 こうじこうせつ 聞きかじりの耳学問を、物知り顔ですぐ人に説くこと。浅薄な学者、学識のたとえ。
行尸走肉 こうしそうにく 歩くしかばねや走る肉の意で、無能・無学のひと、何の存在価値も無いひとをあざけっていう語。
好事多魔 こうじたま 好いことはとかく邪魔が入りやすい。いいことがあっても、有頂天になっていると、思い掛けない支障や妨害が入ってくるものだ。
嚆矢濫觴 こうしらんしょう 物事の始まり・起こり。
曠日弥久 こうじつびきゅう むなしく日月を費やして、久しきにわたること。また、むだに時間を過ごして事を長引かせること。
孔子之孫 こうしのまご 孔子顔した分別くさい男のたとえ。学者ぶった、しかつめらしい者をいう。
巧取豪奪 こうしゅごうだつ あの手この手で巻き上げる。言葉巧みにだまし取ったり、力づくで奪ったりすること。
口尚乳臭 こうしょうにゅうしゅう 年若く世間知らずの青二才をいう。
攻城野戦 こうじょうやせん 城を攻め、野で戦うこと。最前線で奮闘すること。
鉤縄規矩 こうじょうきく 物事や行為の標準・基準になるもののこと。物事の手本。きまり。
攻城略地 こうじょうりゃくち 城を攻略し、市街地を侵略すること。
校書掃塵 こうしょそうじん 校正の仕事というのは、机の塵を払うようなもので、何回やってもなお塵が残るように誤りがなくならないというたとえ。
公序良俗 こうじょりょうぞく 一般社会の秩序と善良な習慣、ならわし。世間一般の道徳観をいう。
黄塵万丈 こうじんばんじょう 黄色い土煙(黄塵)が空高く舞い上がる(万丈)のこと。
後生可畏 こうせいかい 後輩を侮ってはいけない。恐るべき可能性を持っているということ。これから成長する若い者は未知数ではあるが、学問に励めばその進歩には恐るべきものがある。
傲然屹立 ごうぜんきつりつ 誇らし気にそびえ立つさま。また、堅固で揺るぎないさまをいう。堂々として山が険しくそびえ立つさま。
恍然大悟 こうぜんたいご ぼんやりした中から、ふと思い当たること。疑問が解けて、“はっ”と悟る。
浩然之気 こうぜんのき 自分の行動が正しく、天地に恥じるところがなければ、何ものにも屈しない大らかな勇気が満ちてくるということ。広々として屈託のない雄大な気持ちをいう。
鴻漸之翼 こうぜんのつばさ ひとたび飛翔すれば一気に千里をすすむといわれる鴻(おおとり)のつばさ。転じて、スピード出世する優秀な人材、大事業が成功する人物のこと。
広壮豪宕 こうそうごうとう 意気盛んで小さなことにこだわらず、思うままにふるまうこと。
好大喜功 こうだいきこう 大事をなし功績をあげようとする。やたら手柄を立てたがって功を焦るさま。
強談威迫 ごうだんいはく 自分の要求に従わせようと、相手方に対し強引に談判して脅すこと。
高談雄弁 こうだんゆうべん 大いに談論すること。盛んに議論すること。
広大無辺 こうだいむへん とてつもなく広くて大きく、きわまりがないこと。
交淡如水 こうたんじょすい 君子の交際は、目先の利害にこだわらず、お互いの人格を重んずるので水のように淡白である。
巧遅拙速 こうちせっそく 上手で遅いよりも、下手でも速いほうがいいということ。
口中雌黄 こうちゅうしおう 一度言ったことを、すぐ改めること。自分の意見や言論に誤りや不適当な所がある時には、訂正するという意味。
黄中内潤 こうちゅうないじゅん 才能や徳を表に表さず、内に秘めておくこと。
口誅筆伐 こうちゅうひつばつ 言葉と文章で激しく批判、攻撃すること。現代で言うと、ある事件、人物に対しマスコミ・報道機関が容赦なく批判を浴びせるたとえ。
高枕無憂 こうちんむゆう 万全の策を立てておくこと。そうすれば君主も高枕で安眠することができ、国家の憂いもなくなるということ。
孝悌忠信 こうていちゅうしん 父母に孝行で、目上の人によくしたがい、真心をこめて偽りのないこと。
黄道吉日 こうどうきちにち 陰陽道で何をしてもうまくゆくとされる吉日。転じて一般に、良い日柄をいう。
叩頭三拝 こうとうさんぱい 頭を地につけて何度もお辞儀をすること。
皇統連綿 こうとうれんめん 皇室が絶えることなく綿々と続くさま。
交頭接耳 こうとうせつじ 頭を近付け耳に接して話す。内緒話。ひそひそ話。
荒唐無稽 こうとうむけい 言葉や説明に根拠がなく、ばかげていること。でたらめであること。
功徳兼隆 こうとくけんりゅう 成し遂げた功績と身に備わっている人徳とがともに盛大なこと。
狡兔三窟 こうとさんくつ 危機に際し身の安全を守るのがうまいことのたとえ。
狡兔良狗 こうとりょうく 功績のあった幹部、部下も利用価値がなくなると捨てられる。
好評嘖嘖 こうひょうさくさく 評判がよく、しきりにほめたたえられるさま。
光風霽月 こうふうせいげつ 雨の後の晴天に吹く風や霽(は)れた空の月のように。さっぱりしてわだかまりのない気持ち。世の中がよく治まっていることのたとえ。
行不由径 こうふゆけい 道を行くなら小道を通らない。堂々と表通りの大道を歩む人生。
紅粉青蛾 こうふんせいが 紅(べに)、白粉(おしろい)と青く引いた眉。美人の上手な化粧をいう。
公平無私 こうへいむし 行動、判断などが公平で、私的な感情や利益などに左右されないさま。公正平等、公明正大。
光芒一閃 こうぼういっせん 光が一瞬、ぴかりと光るさま。白刃がひらめく、電光がきらめくさま。転じて、英雄の華々しくも短い、あっという間の人生。
厚貌深情 こうぼうしんじょう 顔つきは親切なようでも、心の中は奥深くて何を考えているかわからない。人の心の知りがたいことのたとえ。また、態度も心も親切なことの意味もある。
光芒万丈 こうぼうばんじょう 聖人君主の出現、また偉人の功績をたたえる言葉。
豪放磊落 ごうほうらいらく 気持ちが大らかで、神経が太く、小さなことにこだわらないさま。
槁木死灰 こうぼくしかい 身も心も生気がまったくなく、何の働きもしないたとえ。無欲で無心なさま。
合浦珠還 ごうほしゅかん 一度失った大事な物が再び手に戻ることのたとえ。
口蜜腹剣 こうみつふくけん 口先は親切だが、内心は陰険で恐ろしい人のたとえ。
光明磊落 こうみょうらいらく 胸にわだかまりがなく、公明正大であるさま。大らかでさっぱりしている状態。
公明正大 こうめいせいだい 心がはっきりと明らかで、正しく大きいさま。
毫毛斧柯 ごうもうふか わざわいの種は小さいうちに取り除いておかなければいけない。
紅毛碧眼 こうもうへきがん 赤茶色の髪の毛と青緑色の眼。すなわち西洋人のこと。
膏粱子弟 こうりょうしてい 富貴の家に生まれた者のこと。おいしいごちそうを食べる若者の意。
洽覧深識 こうらんしんしき 見聞が広く、博識なさま。
甲論乙駁 こうろんおつばく 議論がまとまらないこと。
高論卓説 こうろんたくせつ 程度の高い論議。すぐれた意見。立派な理論など。
孤影悄然 こえいしょうぜん ひとりぼっちでさみしそうなようす。しょんぼりして元気がないさま。
呉越同舟 ごえつどうしゅう 仲の悪い者同士が、同じ場所にいたり行動を共にしたりすること。
古往今来 こおうこんらい 昔から今日に至るまで変わりがない様子。
狐仮虎威 こかこい 権力や権威のある者の威力を借りて、自分勝手に振る舞うたとえ。また、有力者の威力をかさに着て、勝手に振る舞う者のたとえ。
呉下阿蒙 ごかのあもう 進歩のない昔のままの人間のこと。
呉牛喘月 ごぎゅうぜんげつ 度におびえ恐れることのたとえ。また、疑いの心があると、何でもないものにまで恐れや疑いの気持ちをもつたとえ。暑い呉の地方の牛は月を見ても暑い太陽だと思い、喘あえぐ意から。
五行相剋 ごぎょうそうこく 水・火・金・木・土の五つの根元要素が互いに力を減じ合い、水は火に、火は金に、金は木に、木は土に、土は水に勝つという考え方。五行の徳を歴代の王朝にあてはめて変遷の順を理論づけた学説の一つ。
狐疑逡巡 こぎしゅんじゅん 事に臨んで疑いためらって決心のつかないさま。思いきりがわるくぐずぐずしていること。
呼牛呼馬 こぎゅうこば 手の言うのにまかせて、自分では逆らわないことのたとえ。相手が自分を牛と呼べば自分は牛だと思い、馬だと呼ばれれば自分は馬だと思う意。
国色天香 こくしょくてんこう 牡丹ぼたんのこと。また、非常に美しい人の形容。
国士無双 こくしむそう 国の中で他と比べる者のないようなすぐれた大人物、偉大な人材のことをいう。
極悪非道 ごくあくひどう この上なく悪く道理にはずれていること。また、そのさま。
孤苦零丁 こくれいてい 身寄りもなく落ちぶれて苦しむこと。
黒白分明 こくびゃくぶんめい はっきりとしていること。是非、善意の明らかなことをいう。
黒風白雨 こくふうはくう 暴風とにわか雨。暴風雨。
極楽往生 ごくらくおうじょう 極楽浄土に行って生まれ変わること。楽に死ぬこと。
極楽浄土 ごくらくじょうど 仏教でこの世でよいことをした人が死後行くところ。また非常に清らかで楽しいところ。
極楽蜻蛉 ごくらくとんぼ (まるで極楽にいるトンボのように)何もしなくて気楽な人のこと。
国利民福 こくりみんぷく 国家の利益と民衆の幸福。
孤軍奮闘 こぐんふんとう 援軍がなく、周囲から孤立した小数の軍勢でよく戦うこと。
刻露清秀 こくろせいしゅう 秋の気候のさっぱりとすがすがしいさま。秋の景色のすがすがしいさま。
古今東西 ここんとうざい 昔から今に至るまで、東西四方あらゆる場所においての意。いつでもどこでも。
古今独歩 ここんどっぽ 昔から今に至るまで及ぶものがないさま。他に比べるものがない。
古今無双 ここんむそう 昔から今まで並ぶものがないほどすぐれていること。
虎視眈眈 こしたんたん 虎が獲物を狙って鋭い眼でじっと見下ろすようす。野望を遂げようとして機会をじっと狙う。虎視耽々。
枯樹生華 こじゅせいか 非常な困難のさなかに活路を得るたとえ。また、老い衰えた人が生気を取り戻すたとえ。枯れ木に花が咲く意から。もとはこの上ない真心が通じることをたとえたもの。
五十知命 ごじゅうちめい 五十にして天命を知ること。孔子は五十になったとき、天から与えられた宿命を知った。
後生大事 ごしょうだいじ いつも心を込めて勤め励むこと。また、いつまでも物を大切に保管すること。
後生菩提 ごしょうぼだい 仏教で、来世に極楽に生れること。また、来世に悟りを開くこと。
五濁悪世 ごじょくあくせ 末世。末法の世。五つの汚れに満ちた悪い世の意。
孤城落日 こじょうらくじつ 孤立した城と西に沈む夕日の光。昔の勢いを失い、助けるものもなく、ひたすら没落に向かう状態。
古色蒼然 こしょくそうぜん 長い年月を経て、見るからに古びた趣をたたえているさま。古めかしいようす。
故事来歴 こじらいれき 物事の、起源からそのたどった過程や歴史。物事のいろいろな由来や因縁のこと。
牛頭馬頭 ごずめず 仏教で、体は人間だが、頭は牛や馬のそれであるという地獄の番兵。
五臓六腑 ごぞうろっぷ 心臓や肺などの臓器と胃や腸などの器官。体内全体のこと。
五体投地 ごたいとうち 両肘両膝と頭を地面につけて行う拝礼。全身を地に投げ伏してうやうやしく行う最高の拝礼。
誇大妄想 こだいもうそう 自分の現在の状態を大げさに空想すること。
克己復礼 こっきふくれい 自分の欲望に打ち勝ち、社会の規範に従って行動すること。
刻苦精進 こっくしょうじん 心身を苦しめて、懸命に努力すること。
刻苦勉励 こっくべんれい ひたすら努力を重ね、苦労して勉学や仕事に励むこと。
滑稽洒脱 こっけいしゃだつ 知力に富み、巧みにおもしろく言いこなして、俗気がなく、さっぱりとしているさま。
梧桐一葉 ごどういちよう ものの衰えのきざしの意。また、些細な出来事から、全体の動きを予知することの例え。
小春日和 こはるびより 11月〜12月にかけての良く晴れたひより。
五風十雨 ごふうじゅうう 気候の順当なこと。世の中が太平なこと。
鼓腹撃壌 こふくげきじょう 満腹で腹鼓をうち、地面を踏みならすことから、人々が平和で安楽な生活を喜び楽しむさま。太平の世のたとえ。
鼓舞激励 こぶげきれい ひとを励まし元気を出させること。ひとを奮い立たせはげますこと。
孤峰絶岸 こほうぜつがん 山の高くそびえるさま。また、文章が他から抜きん出て優れるようす。
枯木死灰 こぼくしかい 煩悩や妄念などがなく無心のたとえ。また、心の熱い活動がなく死んでいるようなさま。情熱や活気のないたとえ。死んで枯れた木と火の気がなく冷たくなった灰の意から。
枯木寒岩 こぼくかんがん 枯れ木と、冷たい岩。冷たく枯れ果てた状態のたとえ。また、そのように心に暖かみのない人間のたとえ。
枯木寒巌 こぼくかんがん 世俗に超然とした悟りの境地のたとえ。枯れた木と冷たい岩の意から。仏教、特に禅宗で「枯木」「寒巌」を、情念を滅却した悟りの境域にたとえる。また、情味がなく冷淡で取っつきにくい態度・性質などのたとえに用いられることもある。
孤立無援 こりつむえん ひとりぼっちで誰の助けもないこと。
五倫十起 ごりんじっき 中国後漢ごかんの第五倫だいごりんは清廉公平で知られていたが、ある時、人からあなたのような方でも私心があるのかと聞かれ、兄の子の病気には一晩に十回も起きて見舞っても家に帰れば安眠できたが、わが子の病気には見舞いには行かなくても心配で夜眠れない、これこそ私心ある証拠であるといった故事。
五倫五常 ごりんごじょう 人として常に踏み守るべき道徳のこと。儒教の教え。
五里霧中 ごりむちゅう 霧が深くて方角がわからないように、物事の手がかりがつかめず困惑している状態のたとえ。
困苦欠乏 こんくけつぼう 物資の不足などからくる困難な状況に苦しむこと。
欣求浄土 ごんぐじょうど 極楽浄土に往生することを願い求めること。
金剛不壊 こんごうふえ 非常に堅く、決してこわれないこと。志をかたく守って変えないことのたとえ。
言語道断 ごんごどうだん 言葉には言い表せないほど程度がはなはだしく悪いこと。
今是昨非 こんぜさくひ 過去のあやまちを今はじめて悟ること。今になって過去の誤りに気付くこと。これまでのあやまちを後悔していう。
渾然一体 こんぜんいったい 別々のもの、いくつかの物が溶け合って一体となっているさま。
蒟蒻問答 こんにゃくもんどう とんちんかんな会話。意味をなさない話のやりとり。
懇到切至 こんとうせっし すみずみまで心が行き届いて、このうえなく親切なこと。また、真心を尽くして十分に言い聞かせること。
困知勉行 こんちべんこう 才能に恵まれない者が発憤し、ひたむきに努力を重ねること。人が踏み行うべき人倫の道を認識し実践していく三つの道程、「生知安行」「学知利行」「困知勉行」の第三。
金輪奈落 こんりんならく 地下の最も深い所の意から、物事のきわまる所、極限をいう。どこまでも、絶対に。
奇策妙計 きさくみょうけい 人の意表をつくような、奇抜ですぐれたはかりごとのこと。
塞翁之馬 さいおうのうま 人生の幸不幸は変転極まりないものであることのたとえ。またそれにいたずらに一喜一憂すべきことでないことをいう。
斎戒沐浴 さいかいもくよく 神仏に祈ったり、神聖な仕事をする前に、飲食や行動を慎み、心身を清めてけがれを取り去ること。
採菓汲水 さいかきっすい 仏に供えるために木の実を採り、花を摘み水を汲むこと。仏道修行のたとえ。
才学博通 さいがくはくつう 学問に広く通じていること。
才学非凡 さいがくひぼん 学問において人並み優れた力を持っていること。
才気煥発 さいきかんぱつ 頭の働きが速く優れていること。才能が光り輝き目立つこと。才気が盛んに外に現れる様子。
在在所所 ざいざいしょしょ そこかしこ。あちらこちら。また、至るところ。▽
猜忌邪曲 さいきじゃきょく 他人をねたみそねむ、よこしまで曲がった考え。
再起不能 さいきふのう 再び力を得て活動を始めることができない状態。
才芸器量 さいげいきりょう 人間の才知や度量。
歳月不待 さいげつふたい 今の時を大切にし日々怠けることなく努力せよという戒め。
罪業消滅 ざいごうしょうめつ 現世での罪深い悪い行為も、仏道修行をすることで、消し去ることができるということ。
最後通牒 さいごつうちょう (一)国際文書の一つ。外交交渉が不成立に終わろうとするとき、相手国に最後の要求を出し、その無条件受諾を要求するもの。受諾しなければ、自由行動に移るとの意を含む。(二)転じて、交渉相手に一方的に突きつける要求のたとえ。
再三再四 さいさんさいし たびたび。二度も三度もという意味の「再三」を強調した語で、何回も同じことを繰り返すこと。
才子佳人 さいしかじん 才能のある男と美女。理想的な男女の取り合わせをいう。
妻子眷属 さいしけんぞく 妻や子をはじめとする自分の身内の者全て。
才子多病 さいしたびょう 才能のある人物は、とかく体が弱く、病弱なものであるということ。
載舟覆舟 さいしゅうふくしゅう 君主は人民によって立ち、また、人民によって滅ぶ。人は味方にも敵にもなる。
罪障消滅 ざいしょうしょうめつ 仏教で、生まれ変わって極楽へ行くのに妨げとなる悪い行いが、消え去ること。
最上無二 さいじょうむに この世に二つとなく、最もすばらしいこと。
才色兼備 さいしょくけんび 女性が優れた才能と、そして美しい顔立ちと、両方ともに恵まれていること。
祭政一致 さいせいいっち 神を祭ることと、国家の政治を行うこととは一体であるという考え方。また、その政治形態。
載籍浩瀚 さいせきこうかん 書物が非常に大部なこと。また、書物の数がきわめて多いこと。
洒掃応対 さいそうおうたい 掃除と、来客の接待。若者が学ぶべき作法。
洒掃薪水 さいそうしんすい 掃除や炊事をすること。日常の家事。
採長補短 さいちょうほたん 人の長所を取り入れ、自分の短所を補うこと。人のふり見て我がふり直せ。
災難即滅 さいなんそくめつ わざわいが直ちに消え失せること。
才弁縦横 さいべんじゅうおう すぐれた才知や弁舌を、思いのままに巧みに操ることができること。
西方浄土 さいほうじょうど 阿弥陀仏のいるという極楽浄土。仏教で西の方にあるといわれる清らかなところ。
坐臥行歩 ざがこうほ 立ち居振る舞いのこと。座ったり、寝たり、歩いたりする意から。
坐臥行歩 ざがこうほ 立ち居振る舞いのこと。座ったり、寝たり、歩いたりする意から。
削足適履 さくそくてきり 靴に合わせるために自分の足を削るように、事の本末を誤ること。
昨非今是 さくひこんぜ 今までの間違いに気づき、今になって正しいことを悟ったこと。
左顧右視 さこうし むやみに左右を見渡すこと。ぐずぐずしているようすのたとえ。
作文三上 さくぶんさんじょう 文章を作る工夫をするのに、適した三つの場所。馬上(馬に乗っているとき)・枕上ちんじょう(寝床に入っているとき)・厠上しじょう(便所にいるとき)をいう。
左顧右眄 さこうべん (右を見たり左を見たりして)なかなか決心のつかないこと。右顧左眄。
座食逸飽 ざしょくいっぽう 何もしないで、腹一杯食べる。働かずぶらぶらして安楽な暮らしをすることのたとえ。
歳寒三友 さいかんのさんゆう 冬の寒い季節に友とすべき三つのもの。松・竹・梅。また、梅・水仙・竹。多く画題となっている。また、乱世に友とすべき山水・松竹・琴酒きんしゅをいうこともある。
三界流転 さんがいるてん 生あるものは三界に生死を繰り返して、迷い続けるということ。
座薪懸胆 ざしんけんたん たきぎの上に座り、苦いきもを寝床の上に懸けて寝起きのたびになめることから、転じて、復讐するため、自分の身を苦しめてその志が衰えないように励ますこと。また、目的を遂げるために苦労に耐えることのたとえ。
雑然紛然 ざつぜんふんぜん いろいろ入り混じってごたごたとしていること。
作史三長 さくしのさんちょう 歴史書を著作・編集するのに、歴史家に必要な三つの長所。才知・学問・識見をいう。
山河襟帯 さんがきんたい 自然の要害の堅固なことのたとえ。山が襟えりのように取り囲み、川が帯のように巡り流れる意から。
殺伐激越 さつばつげきえつ 楽音などが荒々しく激しいこと。
沙羅双樹 さらそうじゅ 釈迦が涅槃に入る際、その四方に二本ずつあったという木。釈迦が涅槃に入るや、時ならぬ白い花を開いたという。
三界乞食 さんがいこつじき 仏教で、他人の助けなしには、この世界のどこにも食が得られない状態。
三界無安 さんがいむあん この世は、苦労が多くて、少しも心が安まることがないということ。
三界無宿 さんがいむしゅく 仏教で、この世界のどこにも住む家がないこと。
沙中偶語 さちゅうのぐうご 臣下が謀反を企てる談合をすること。人気のない砂地に集まり、額を突き合わせて相談する意から。
三角関係 さんかくかんけい 三者の間の関係。特に、三人の男女間の複雑な恋愛関係。
山岳重畳 さんがくちょうじょう 山々が幾重にも連なっていること。
桟雲峡雨 さんうんきょうう 山中のかけ橋のあたりに漂う雲と、谷あいに降る雨。
坐作進退 ざさしんたい 立ち居振る舞いのこと。日常の動作。座る、立つ、進む、退くの意から。
三寒四温 さんかんしおん 冬季、寒い日が三日続くと、その後四日ほどは暖かい日が続き、これが繰り返される気象現象のこと。
察言観色 さつげんかんしき の言葉をよく察し、顔つきをよく観察してあざむかれず、人の性質や考え方を見抜くこと。また、人の言葉をよく聞き分け、人の顔色を見抜く聡明そうめいさをいう。
三釁三浴 さんきんさんよく 何度もからだに香を塗ってよい香りをつけ、何度もからだを洗い清めること。人を待つときなど相手を大切に思う情をいう。
三釁三浴 さんきんさんよく 何度もからだに香を塗ってよい香りをつけ、何度もからだを洗い清めること。人を待つときなど相手を大切に思う情をいう。
散官遊職 さんかんゆうしょく 名ばかりでほとんど仕事のない官職。
残虐無道 ざんぎゃくむどう 道徳にそむいてむごたらしいこと。
三綱五常 さんこうごじょう 三つと五つとに数えあげられる、人として守るべき大切な道。
山光水色 さんこうすいしょく 山や水の景色。山水の美。
山高水長 さんこうすいちょう 不朽の功績・名誉を、山がいつまでも高くそびえ、川が永久に流れ続けることにたとえた語。
残酷非道 ざんこくひどう 道理や人情にそむいてむごいこと。
三顧之礼 さんこのれい 目上の人が、ある人に仕事を引き受けて欲しいと礼を厚くして頼む意。
残山剰水 ざんざんじょうすい 戦乱などの後に残された荒廃した山河のこと。亡国の風景。また、全景を描ききらず、部分的に描くことで、かえって自然の雄大な景観を表現する山水画の描法。この場合は、山河を描ききらずに残す意。
三三九度 さんさんくど 結婚式で杯を酌み交わす儀式。
三三五五 さんさんごご あちらに三人、こちらに五人というように、人が行く、また、人がいるさま。また、物があちこちに散らばっているさま。ばらばらと、ちらほらと。
三々五々 さんさんごご 人々がちらほら道を行(歩)くようす。三三五五。
三思九思 さんしきゅうし 何度も繰り返しじっくりと考えること。
山紫水明 さんしすいめい 山水(自然)の景色が清らかで美しいこと。日の光に照り映えて山は紫に流れる川は清らかに澄んで見えること。
三者鼎談 さんしゃていだん 三人が向かい合って話をすること。また、その話。鼎かなえには三本の足がついていることからいう。
三者三様 さんしゃさんよう やり方や考え方などが、人それぞれで違うこと。三人の者がいれば、三つのさま、様子、形がある意。
三者鼎立 さんしゃていりつ 三つのものが並び立って対立すること。
三十六計 さんじゅうろっけい 多く(すべて)の計略。
三思後行 さんしこうこう 物事を行うとき、熟慮したのち、初めて実行すること。三たび思い考えた後に行う意から。もとは、あまりに慎重になり過ぎると断行できず、また、別の迷いを生ずるのを戒める言葉であったが、今では一般に軽はずみな行いを戒める語として用いられる。
斬新奇抜 ざんしんきばつ 極めて新しく、ふつうの人が思い付かないようなこと。思いもよらないこと。
山精木魅 さんせいもくみ 山の霊と木の精。山野の自然の精霊たちの総称。
三世因果 さんぜいんが 仏教で、過去・現在・未来の三世にわたって、善悪の報いを受けるということ。
三世十方 さんぜじっぽう 仏教で、限りなく広い時間と空間の全て。
三千世界 さんぜんせかい (一)仏教で、須弥山を囲む広大な世界。 (二)転じて、広い世界全体。
山川草木 さんせんそうもく 自然の景色や植物の総称。
残息奄奄 ざんそくえんえん 息も絶え絶えで、今にも死にそうなこと。
三段論法 さんだんろんぽう 大前提と小前提から結論を導き出す推論の形式。
山中暦日 さんちゅうれきじつ 俗世間を脱して悠々自適にのどかな生活をするさま。
残忍酷薄 ざんにんこくはく むごくて思いやりがなく、情が薄いこと。
讒諂面諛 ざんてんめんゆ ありもしない悪口を言って、人を陥れたり面前でこびへつらったりすること。
残忍薄行 ざんにんはっこう むごくて人情味がないこと。
残忍非道 ざんにんひどう 道理や人情に背き、むごいうこと。
残忍冷酷 ざんにんれいこく 情愛が薄くむごいこと。
残念至極 ざんねんしごく これ以上ないほど心残りなこと。
三拝九拝 さんぱいきゅうはい 何度も頭を下げて人に敬意を表したり、物事を頼んだりすること。
残杯冷炙 ざんぱいれいしゃ 飲み残しの酒と冷えた肉。ひどい待遇をされて、恥辱をうけることのたとえ。
三百代言 さんびゃくだいげん もと、資格を持たない代議人(弁護士の元の呼び名)を軽蔑して呼んだ言い方。相手を言いくるめてしまうこと。
賛否両論 さんぴりょうろん 賛成意見と反対意見が対立すること。
残編断簡 ざんぺんだんかん 書物や文書の切れ端。切れぎれになって残った書物や文書。
三平二満 さんぺいじまん 十分ではないが、少しのもので満足し、心穏やかに過ごすこと。
三位一体 さんみいったい 別々の三つのものがしっかりと結びつくこと。三者が心を合わせること。
三面六臂 さんめんろっぴ 顔が3つで腕が6本あることから、転じて、一人で何人分もはたらくこと。
三令五申 さんれいごしん 何度も繰り返し命じること。何度も言い聞かすこと。三度命じ、五度重ねて言いきかす意から。
山容水態 さんようすいたい 山水の景色。
世運隆替 せうんりゅうたい の中のなりゆきが、時代が移るに従い、盛んになったり衰えたりすること。
禅譲放伐 ぜんじょうほうばつ 古代中国で、王朝が交替するときの二つの方法のこと。
思案投首 しあんなげくび 名案が浮かばず、困りきって首を傾けていること。
尸位素餐 しいそさん ある地位にありながら職責を果たさず、無駄に禄ろくをもらっていること。また、その人。「尸位」は、人がかたしろになって、神のまつられる所に就く意で、地位にあって動かない、位にありながらなんの責務も果たさないことをいう。
尸位素餐 しいそさん
詩歌管弦 しいかかんげん 漢詩、和歌と音曲などの風流な趣味。
慈烏反哺 じうはんぽ 父母が年老いた後、その子が父母を養って恩に報いること。
四海兄弟 しかいけいてい 世界中の人々は、すべて兄弟のように仲良く親しく交際・交流すべきだということ。
死灰復然 しかいふくねん 一度衰えた勢力が再び盛り返すたとえ。また、一度おさまった事が再発することのたとえ。火の気が消えて冷たくなった灰が、再び燃え出す意から。
自学自習 じがくじしゅう 先生に指導されるのではなく、自分で学習すること。独学。
自画自賛 じがじさん 自分の描いた絵に自分で賛(絵画に書き加える詩や文)をすることから、自分で自分のしたことを褒めること。
自家撞着 じかどうちゃく 自分の言うことが前後で食い違うこと。自己矛盾。
自家薬籠 じかやくろう 自分の薬箱の中の薬のように、いつでも役立てられるもの。転じて、自分の側に手なずけた人物をいう。
只管打座 しかんたざ ただひたすらに座禅することをいう。
士気高揚 しきこうよう 兵士の意気を高くあげること。また、人々の意気を高くあげること。
時期尚早 じきしょうそう まだその時期になっていないこと。時期が早すぎること。
色即是空 しきそくぜくう 万物はいろいろの形を備えているが、すべては現象であって、永劫不変の実体などというものはなく、本質は空である。
時機到来 じきとうらい しおどきの意。
自給自足 じきゅうじそく 自分に必要なものを他から求めずに、すべて自らの手で作り出し、まかなうこと。自分(の国)に必要な物資は、自分(の国)で間に合わせること。
至恭至順 しきょうしじゅん このうえなく素直で従順なさま。
四苦八苦 しくはっく 非常な苦しみ。さんざん悩み、苦労すること。
四衢八街 しくはちがい 大きな通りが四方八方に通じた大きな町。交通などの便がよく、にぎわう町の形容。
舳艫千里 じくろせんり 船団が果てしなく長く連なること。また、多くの舟が長く連なり進むこと。
子建八斗 しけんはっと 中国六朝りくちょう時代、宋そうの謝霊運しゃれいうんが三国時代の魏ぎの曹植そうしょくの詩才を賞賛した語。天下の才能が一石いっこくあるとすれば、曹植の詩才は一人で八斗を有するという意。
試行錯誤 しこうさくご 試みと失敗を繰り返しながら解決策を見いだしていくこと。困難な課題を成し遂げるためにあれこれと試み、失敗を繰り返しながら目的に向かっていくこと。
自業自得 じごうじとく 自分がなした悪事のために、自分の身にその報いを受けること。自分がしたことの報いは、必ず自分自身が受けるという教え。
四荒八極 しこうはっきょく 世界の隅々まで。世界のあらゆる場所のこと。
至公至平 しこうしへい このうえなく公平であること。また、そのさま。
至孝貞淑 しこうていしゅく この上もなく孝行で、女性の操がかたく、しとやかなこと。
自己嫌悪 じこけんお 自分がいやになること。自分で自分にいやけがさすこと。
自己顕示 じこけんじ 自分の才能・力・実績をことさら他人にみせびらかすこと。
士魂商才 しこんしょうさい 武士の精神と商人の才能を兼ね備えていること。実業家のモラルとして言われる語。
自己矛盾 じこむじゅん 自分自身の中で、論理や行動が食い違い、つじつまが合わなくなること。
事後承諾 じごしょうだく 関係者の承諾を必要とする行為を、時間的な事情などで承諾を受けずに行ったとき、事がすんだあとで、それについての承諾を受けること。
自在不羈 じざいふき 自分の思うとおりに行動し、束縛されないこと。
思索生知 しさくせいち
思索生知 しさくせいち 道理や筋道を追って、物事をよく考えることで知恵が生まれてくるということ。
屍山血河 しざんけつが 死体が山のように積み重なり、血が河のように流れること。激しい戦闘のたとえ。
時々刻々 じじこっこく 時刻を追って。しだいしだいに。時時刻刻。
事事物物 じじぶつぶつ あらゆる物事。一つ一つすべての事柄。それぞれの物事。
師資相承 ししそうしょう 師弟の間でうけつぐこと。
師資相承 ししそうしょう 師の教えや技芸を受け継いでいくこと。また、師から弟子へ学問や技芸などを引き継いでいくこと。
子々孫々 ししそんそん 孫や子供の末。子孫の続く限り。子孫代々。「子子孫孫」とも書く。
事実無根 じじつむこん 事実だという根拠が全くないこと。
獅子奮迅 ししふんじん 獅子が奮い立って激しく進む意から、物事に対処する際の意気込み、勢いがすさまじく強いことのたとえ。
四神相応 しじんそうおう
刺字漫滅 しじまんめつ しばらく人を訪問しないこと。名刺をふところに入れたままで長く使わないために、名刺の字が擦れて汚れて読めなくなる意から。
四十不惑 しじゅうふわく 四十歳で人生に迷わなくなること。
自主独立 じしゅどくりつ 独力で行うこと。自分の力で、自分の意志で、自分の責任において物事を成していくこと。
事上磨錬 じじょうまれん 実際に行動や実践を通して、知識や精神を磨くこと。明みん代の王守仁おうしゅじん(陽明ようめい)が学問の修養について、日常の行為を離れて思索する静座に対して、実際の日常の行動をこなし、これを通して修養するのが真の学問であると述べた説。
自縄自縛 じじょうじばく 自分の縄で自分を縛ること。自分自身の心がけや行動によって、動きがとれなくなり、苦しむことのたとえ。
紙上談兵 しじょうだんぺい 理屈ばかりの議論で、実行が不可能であったり、実際の役に立たなかったりすること。紙の上で兵略を議論する意から。
四書五経 ししょごきょう 儒学の重要な書物。儒学を学ぶための基本となる中国の書物の総称。
四神相応 しじんそうおう 天の四神(四方の方角をつかさどる神)に応じた地上で最もよい地勢のこと。左(東)に流水のあるのを青竜せいりゅう、右(西)に大道のあるのを白虎びゃっこ、前(南)にくぼ地のあるのを朱雀しゅじゃく、後ろ(北)に丘陵のあるのを玄武げんぶとする。平安京はそれにかなう地とされる。
自信満満 じしんまんまん 自信に満ち溢れたさま。自信満々。
自然淘汰 しぜんとうた 生物は周囲の状態に適したもののみが生存して子孫を残し、そうでないものは子孫を残さずに滅びるということ。適切なものだけが自然に選択されること。
志操堅固 しそうけんご 物事をしようという意志が固いこと。環境などに左右されず、志を守って変えないこと。
志大才疎 しだいさいそ 志は雄大だが、それに見合った才能に欠けること。
時代錯誤 じだいさくご 時代おくれ。時代の流れに合わない物事の考え方。特に時代に遅れた古い考えや行動を言う。
至大至高 しだいしこう この上もなく大きく高いこと。
至大至剛 しだいしごう この上なく大きく、強いこと。
事大主義 じだいしゅぎ 自分のしっかりした考えを持たず、権力のあるものに従って自己の安全を図る態度。
舌先三寸 したさきさんずん 口先だけの巧みな弁舌。舌三寸。
七花八裂 しちかはちれつ 花びらが細かく分かれているように、バラバラにちぎれる様子。
七十古稀 しちじゅうこき 七十歳まで生きる人は少ないと言うこと。唐の詩人杜甫のことば。
七十二湾 しちじゅうにわん 多くの湾をいう言葉。
七歩之才 しちほのさい 文才に恵まれていること。また、すぐれた詩文を素早く作る才能があること。
七生報国 しちしょうほうこく この世に幾度も生まれ変わり、国の恩に報いること。
七転八起 しちてんはっき 何度倒されても、その度に屈せず起き上がること。
七転八倒 しちてんばっとう 何度も何度も倒れるように、苦痛のために激しく苦しみ悶えるさま。
七堂伽藍 しちどうがらん 寺の主要な七つの建物。また、七つの堂のそろった大きな寺。
七難九厄 しちなんくやく 七と九の年回り(十七歳や四十九歳など)は災難がありがちだという俗信。
七難八苦 しちなんはっく いろいろな災害・苦しみのこと。人間のうけるさまざまな苦難。
死中求活 しちゅうきゅうかつ 追いつめられた状況にあって、助かる道を必死に模索すること。また、捨て身の覚悟で事に当たること。
四通八達 しつうはったつ 往来の激しい賑やかな所をさす。いろいろな方面に道が通じていること。
四鳥別離 しちょうべつり 親子の悲しい別れ。巣立つ四羽のひな鳥を見送る親鳥の別れの悲しみの意から。
失笑噴飯 しっしょうふんぱん おかしくて、思わず吹き出し笑うこと。
悉皆成仏 しっかいじょうぶつ 万物すべが仏になること。▽仏教語。「悉皆」は一つ残らず全部、ことごとくすべての意。 くわしく見る
十死一生 じっしいっしょう ほとんど死を避けられない危険な状況や状態の中で、かろうじて助かること。
実事求是 じつじきゅうぜ 事実に基づいて、物事の真相・真理を求めたずねる。また、先入観を持たず、風説にも惑わされることなく、真実を求めようとする姿勢をいう。清朝の学風。
質実剛健 しつじつごうけん 飾り気がなく真面目であり、かつ心身ともに健康で強くたくましい様子。
実践躬行 じっせんきゅうこう 身をもって実際に行うこと。口先だけではいけない、まず行動せよの意。理論や信条を自ら進んで行為にあらわしていくこと。
質素倹約 しっそけんやく 贅沢でなく、つつましいこと。地味でつつましいこと。
叱咤激励 しったげきれい 激しく強い言葉や大声で人を励まして奮い立たせること。
七珍万宝 しっちんまんぽう 様々な種類の宝物のこと。
十風五雨 じっぷうごう 十日に一度風が吹き、五日に一度雨が降る、順調な天候のこと。
疾風迅雷 しっぷうじんらい 非常にはやい風と激しい雷。行動がすばやく激しいこと。
疾風勁草 しっぷうけいそう 苦境や厳しい試練にあるとき、初めて意志や節操が堅固な人であることが分かるたとえ。強い風の中に折れずにいる強い草の意、また、強い風が吹いて、初めて強い草であることが分かる意から。
疾風怒濤 しっぷうどとう 時代や社会がめまぐるしく変化し、国家の形勢が大きく転換する時代を形容して言う。強い風と逆巻く荒波の様子。
櫛風沐雨 しっぷうもくう 風雨にさらされ、諸所を奔走して苦労することのたとえ。
自然法爾 じねんほうに 浄土真宗じょうどしんしゅうで、自力をすて、如来にょらいの絶対他力にまかせきること。人為を捨て、ありのままにまかせること。
失望落胆 しつぼうらくたん 希望を失って、がっかりすること。
質朴剛健 しつぼくごうけん 誠実で飾り毛がなく、たくましく、しっかりしていること。
紫電清霜 しでんせいそう 紫のいなずまのように光り輝き、清く白い霜のように、きりっとひきしまっていること。鋭く光り輝く武器のいかめしさの形容。また、人がすぐれて光り輝き、節操の堅い形容。
紫電一閃 しでんいっせん 一瞬の変化や、物事の急激な変化をいう。
四百四病 しひゃくしびょう 人のかかる病気のすべて。人体は地・水・火・風の四つの元素(四大しだい)から構成されていて、これが不調なとき、それぞれ百一の病気を生ずるとされる。
雌伏雄飛 しふくゆうひ 人に付き従い、低い地位に甘んじていることと、盛んに活躍すること。また、将来を期して人の下に従い、低い地位に甘んじ、やがては大いに羽ばたき活躍すること。
四分五裂 しぶんごれつ ちりぢりばらばらに分裂して秩序・統一を失い、乱れている様子。
自暴自棄 じぼうじき やけになって理性をなくし、自分で自分の身を持ちくずすこと。やけのやんぱち。
慈母敗子 じぼはいし 教育は時には厳しさが必要であることのたとえ。母親が慈愛にあふれて甘すぎると、かえって放蕩ほうとうな子ができる意から。
四方八方 しほうはっぽう あらゆる方向(方面)。
慈母敗子 じぼはいし 過保護の母親は子供をだめにしてしまうこと。子を甘やかすことを戒める語。
揣摩臆測 しまおくそく 根拠もないのに、自分だけで勝手に推測すること。
揣摩憶測 しまおくそく 根拠もなく自分勝手にあれこれ推量すること。
四面楚歌 しめんそか 助けがなく、周囲が敵や反対者ばかりであること。
四門出遊 しもんしゅつゆう 仏教の故事。四門遊観とも。釈迦がまだ出家しないで太子であった時、カピラ城市の四方の門から郊外に出て、老・病・死・出家の四事実に出くわしたことをいう。
自問自答 じもんじとう 自分の心の中で問答すること。
杓子定規 しゃくしじょうぎ すべてに一つの基準や感覚を当てはめて判断・処理しようとする応用や融通の利かないやり方、態度。
釈根灌枝 しゃくこんかんし 末節に心を奪われたりこだわったりして、物事の根本を忘れるたとえ。木の根に水をやらないで、枝に注ぎかける意から。
弱肉強食 じゃくにくきょうしょく 弱いものは強いものに征服される。弱者の犠牲の上に強者が栄える。
釈近謀遠 しゃくきんぼうえん 身近なところや今をおろそかにして、いたずらに遠いところや、はるか将来のことばかり考えること。実際的なことを考えず、迂遠うえんなことをするたとえ。また、身近なところや今を、よく考えるべきであるという戒めの語。
寂滅為楽 じゃくめついらく 生死を超越し、煩悩から解放されて初めて、真の安楽が得られるということ。
車蛍孫雪 しゃけいそんせつ 車胤しゃいんが夏の夜に蛍の光で読書し、孫康そんこうが冬の夜に雪に照り返された月明かりで読書した故事。苦学のたとえ。
洒洒落落 しゃしゃらくらく 性格や態度、言動などがさっぱりしていて、こだわりのない様子。また、そのような人。酒々落々。
社交辞令 しゃこうじれい 人とうまく付き合っていくためのお世辞。リップサービス
車載斗量 しゃさいとりょう 数量の非常に多いことのたとえ。また、多くあっても、すべて平凡であることのたとえ。車に載せ、ますではかる意から。
奢侈淫佚 しゃしいんいつ 贅沢な暮らしにふけり、不道徳的でしまりのない行いを楽しむこと。
舎短取長 しゃたんしゅちょう 短所や欠点を捨てて、美点や長所を選び伸ばすこと。
遮二無二 しゃにむに 後先のことを考えず、まただがむしゃらに物事に取り組むこと。無鉄砲。周囲の状況に目を配らず強引に事を進めること。
縦横無尽 じゅうおうむじん 自由自在でとらわれのないさま。勝手気ままにふるまうようす。
舎本逐末 しゃほんちくまつ 物事の根本をおろそかにして、末節に心を配ること。
羞花閉月 しゅうかへいげつ 美人の容姿のすぐれてうるわしいこと。あまりの美しさに花を恥じらわせ、月も恥じらい隠れる意から。
秀外恵中 しゅうがいけいちゅう 外見が立派で頭脳も優秀である。容貌がよくて頭がよい。
自由闊達 じゆうかったつ 何事にも束縛されず、のびのび思い通りにやること。
自由自在 じゆうじざい 自分の思いのままにできること。思う存分に振舞う様子。
衆議一決 しゅうぎいっけつ おおぜいの議論、相談の結果、意見が一致し結論が出ること。
羞月閉花 しゅうげつへいか 美しい容姿に対して月もはじらい、花も閉じてしまう意。容姿の美しい女性を形容する語。
愁苦辛勤 しゅうくしんきん 思い悩んで憂え苦しむこと。また、その苦しみ。
衆口一致 しゅうこういっち 多くの人の意見や評判がぴったり合うこと。
重厚謹厳 じゅうこうきんげん 慎み深く、重々しくて落ち着いていること。
修己治人 しゅうこちじん 自分を修養して徳を積み、世を治めていくこと。自分の修養に励んで徳を積み、その徳で人々を感化して、世を正しく治めることをいい、儒教の根本思想。
十五志学 じゅうごしがく 十五歳で学問に志すこと。
終始一貫 しゅうしいっかん 始めから終わりまで行動や態度などが変わらないこと。
囚首喪面 しゅうしゅそうめん 顔かたちを飾らないことのたとえ。囚人のように、梳とかし整えられていない髪と、喪中もちゅうの人が顔を洗わないように、汚れた顔の意から。
袖手傍観 しゅうしゅぼうかん 手出しをしないで成り行きにまかせ、ただ見守っていること。
周章狼狽 しゅうしょうろうばい 大いにあわてること。うろたえ騒ぐこと。
衆人環視 しゅうじんかんし 大勢の人々が周囲を取り巻いて見ていること。
修身斉家 しゅうしんせいか 身の行いを正し、円満な家庭を築いてこそ仕事に打ち込める意。
十全十美 じゅうぜんじゅうび 完全で全く欠点のないこと。すべてがそろって完全なさま。
秋霜烈日 しゅうそうれつじつ 草木を枯らすほど激しく厳しいもの。刑罰・意志・権威などがきわめてきびしく強いことのたとえ。
舟中敵国 しゅうちゅうのてきこく 君主が徳を修めなければ、味方も敵になるということ。また、味方でも敵になることがあるたとえ。味方の中にも敵がいるたとえとして用いられることがある。利害を同じくする、同じ舟に乗っている者がみな敵になる意から。
縦塗横抹 じゅうとおうまつ 縦横に書いたり消したりすること。書きなぐること。
十人十色 じゅうにんといろ 人それぞれの考え方や好みには違いがあるということ。人の考え方や好みは十人いれば十人とも違っているということ。
十年一昔 じゅうねんひとむかし 世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。十年という年月を区切りとして、それ以前は昔のように思われるということ。
十年一日 じゅうねんいちじつ 長い間同じことを繰り返していること。
秋風索莫 しゅうふうさくばく 夏が過ぎて秋風が吹くと自然界が衰えを見せ、ものさみしい光景に様変わりすること。盛んだったものが衰えてものさみしくなるさま。秋風索漠 。
自由奔放 じゆうほんぽう 何の気がねなしに、自分のおもうままにふるまうこと。
十万億土 じゅうまんおくど 死んだ人が行くといわれている非常に遠いところ。極楽浄土。
主客転倒 しゅかくてんとう 主人と客が入れ替わったように、本来の立場・順序・軽重などが逆転すること。
樹下石上 じゅかせきじょう 野山や道端に寝泊まりすることのたとえ。
主義主張 しゅぎしゅちょう 各人の持つポリシ−。常に守って変えない一定の考え・方針・思想上の立場。
熟思黙想 じゅくしもくそう 黙って、心を平静にしてじっくりと考えること。
縮衣節食 しゅくいせっしょく 衣食を節約すること。倹約すること。
熟読玩味 じゅくどくがんみ 詩文や物事の意味・道理などをよく考え味わうこと。文章をていねいに読み、意味、内容を深く味わうこと。
縮地補天 しゅくちほてん 政治上、行政機構などを大きく改革することのたとえ。また、非凡なことをするたとえ。地を縮め、天を補う意から。
熟慮断行 じゅくりょだんこう 十分に時間をかけて考えた上で、思い切って実行すること。
夙夜夢寐 しゅくやむび 一日中。朝から晩までいつもいつも。また、寝ても覚めても思うこと。一日中、頭を離れず思い続けること。
取捨選択 しゅしゃせんたく 多くのものの中から、よりよいもの、必要なものを選び取り、他は捨て去ること。
樹下石上 じゅげせきじょう 出家行脚あんぎゃする者の境遇のたとえ。仏道を修行する者が宿とする、道ばたの木の下や石の上の意から。
衆生済度 しゅじょうさいど 人々に悩みを救い、悟りを得させること。
種種雑多 しゅじゅざった いろいろなものが入り交じっているさま。
朱唇皓歯 しゅしんこうし 美しい女性を形容する語。
首鼠両端 しゅそりょうたん どっちつかず。形勢をうかがっているあいまいな態度のたとえ。
守株待兎 しゅしゅたいと いたずらに古い習慣やしきたりにとらわれて、融通がきかないたとえ。また、偶然の幸運をあてにする愚かさのたとえ。木の切り株を見守って兎うさぎを待つ意から。
受胎告知 じゅたいこくち キリスト教で、天使ガブリエルがヨセフのいいなずけ聖母マリアを訪れ、キリストの身ごもりを告げたこと。古くからキリスト教美術のテーマの一つ。
酒池肉林 しゅちにくりん 豪奢(ごうしゃ)な酒宴の意。豪遊の限りをつくすこと。
出処進退 しゅっしょしんたい 今の役職・地位にとどまるか、それをやめて退くか、という身の処し方をいう。
出藍之誉 しゅつらんのほまれ 教えを受けた弟子が先生よりもすぐれた人になるたとえ。
酒嚢飯袋 しゅのうはんたい 大酒を飲み、飯を腹一杯食うだけで何の役にも立たない人のことをあざけって言う。
殊塗同帰 しゅとどうき 手段や方法は違っても、同じ目的や結論に到達すること。行く道は違っていても、同じ所に帰着する意から。
首尾一貫 しゅびいっかん 方針や態度などが初めから終わりまで変わりなく同じであること。筋が通っていること。
手舞足踏 しゅぶそくとう 大きな喜びなどで、気持ちが高ぶって、思わずそれが身振り手振りとなって現れること。
春蛙秋蝉 しゅんあしゅうぜん うるさいだけで、役に立たない無用な言論のたとえ。やかましく鳴く春のかえると秋のせみの意から。
純一無雑 じゅんいつむざつ 不純なものや混じりけのまったくないこと。人物がいちずでうそや邪念のまったくないようす。
春寒料峭 しゅんかんりょうしょう 春になって寒さがぶり返し、肌寒く感じられるさま。
蓴羹鱸膾 じゅんこうろかい 故郷を懐かしく思い慕う情のこと。
春日遅遅 しゅんじつちち 春の日が遅い。つまり、暮れゆくのが遅い、のどかでうららかな春の1日のこと。春日遅々。
春愁秋思 しゅんしゅうしゅうし 春の日にふと感じる物悲しさと、秋にふと感じる寂しい思い。よい気候のときに、なんとなく気がふさぐこと。また、いつも心のどこかに悲しみや悩みがあること。
順従謙黙 じゅんじゅうけんもく 相手にすなおに従い、控え目であまり自説などを主張しないこと。
春宵一刻 しゅんしょういっこく 春の夜が、ほんのわずかな時間でも莫大なお金に値するほど、貴重なものであること。
純情可憐 じゅんじょうかれん 心が純粋で、いじらしくかわいらしいさま。世間慣れしてなく、素直で清らかな少女の様子にいう。
純真無垢 じゅんしんむく 心が純粋で清らかなこと。汚れや偽りがなく、ひとをだましたり、疑ったりする気持ちがないこと。
春風秋雨 しゅんぷうしゅうう 長い年月。
春風駘蕩 しゅんぷうたいとう 何事もなく平穏なことや、人の態度や性格がのんびりとしていて温和なことをさす。のどかに吹く春風。
淳風美俗 じゅんぷうびぞく 厚くて素直な人情と、好ましい風俗・習慣。
順風満帆 じゅんぷうまんぱん 追い風に帆をいっぱいにふくらませているように、物事が快調に進むようす。
春和景明 しゅんわけいめい 春の日の穏やかで、光の明るいさま。春の穏やかで、明るい陽気のこと。
叙位叙勲 じょいじょくん 位階や勲章を賜ること。また、位階や勲章を与えられること。
上意下達 じょういかたつ 上の者の意志や命令が下の者に伝わること。
情意投合 じょういとうごう お互いの間に気持ちが通じること。
硝煙弾雨 しょうえんだんう 銃弾を撃ち合う激しい戦い。戦闘が激しく繰り広げられるさま。
上援下推 じょうえんかすい 上の者から引き立てられ、下の者から推挙されること。
上下一心 しょうかいっしん 身分の上下を問わず、心を一つにすること。また、心を一つにして事に当たること。
上行下効 じょうこうかこう 上の者が行うと、下の者がそれを見習うこと。
小国寡民 しょうこくかみん 国土が小さく、人口が少ないこと。中国古代の思想家、老子が理想とした国家の姿。
城狐社鼠 じょうこしゃそ 身を安全な所に置いて悪事を働くもののたとえ。特に君主の傍らにいる悪臣をたとえる。
証拠隠滅 しょうこいんめつ 事実・真実を明らかにするよりどころとなる物事をなくすこと。
城狐社鼠 じょうこしゃそ 君主や権力者のかげに隠れて、悪事を働く者のたとえ。城や社という安全なところに巣くって、悪さをするきつねやねずみの意から。
生死事大 しょうじじだい 生き死にの問題は重大であり、それをいかに超越するかが最大事であること。生死を繰り返す、この世の迷いを捨てて悟りを開くことは、いま生きているこの時しかなく、最も大切なことであるという。求法ぐほうの切なることをいう。
正直一徹 しょうじきいってつ 嘘偽りがなく、思いこんだことはひと筋に押し通そうとする性格。
焦唇乾舌 しょうしんかんぜつ 唇や舌が乾くほどに辛苦すること。大いに焦燥すること。また、大いに言い争うことのたとえ。大いに焦るさまに用いられることもある。唇が焦げ舌が乾く意から。
笑止千万 しょうしせんばん この上もなくばかばかしくて吹き出したくなる様子。
生死流転 しょうじるてん 衆生しゅじょうが煩悩を捨てられず、解脱することもなく、苦しい生死の世界を果てることもなく巡ること。
生死不定 しょうじふじょう 人の生死の定めがたいこと。人の寿命は年齢とは関わりなく、いつどのようにつきるかわからないということ。
盛者必衰 じょうしゃひっすい この世では盛大に栄えている者も、ついには必ず衰える。
生者必滅 しょうじゃひつめつ 生命あるものは、必ず死ぬときがあるということ。
常住坐臥 じょうじゅうざが ふだん。いつも。座っているときも寝ているときも、の意。
常住不断 じょうじゅうふだん 常に続いて絶えないこと。ずっと続いていること。
情状酌量 じょうじょうしゃくりょう 判決にあたって同情できる事情を考えに入れて刑罰を軽くすること。
生生世世 しょうじょうせぜ 生まれかわり、死にかわりして経験する世。永遠をいう。
相如四壁 しょうじょしへき 司馬相如しばしょうじょは若いころ非常に生活に困り、家はただ四方の壁しかなかった故事。
情緒纏綿 じょうしょてんめん 情感の深いさま。情愛が深く細やかで離れにくいこと。
小人閑居 しょうじんかんきょ つまらぬ人間は暇を持て余して、とかくよからぬことをしがちであるの意。
焦心苦慮 しょうしんくりょ 心配していらだつさま。思い悩み心が焦ることの意。
正真正銘 しょうしんしょうめい まったくうそ偽りのないこと。まちがいなく本物であること。
小心翼翼 しょうしんよくよく 気が小さくてびくびくしているさま。小心翼々。
饒舌多弁 じょうぜつたべん 口数が多くて、よくしゃべるさま。
焦頭爛額 しょうとうらんがく 事前の予防を考えた者を賞さず、末端の些末さまつなものを重視するたとえ。根本を忘れ、些末なことを重視するたとえ。また、処理に手こずりせっぱつまって苦労することのたとえ。火災を消すために頭の毛を焦がし、額にやけどをおった者が賞される意から。
少壮気鋭 しょうそうきえい 若くて意気込みの盛んなこと。
嘯風弄月 しょうふうろうげつ 風に吹かれて詩歌を口ずさみ、月を眺めること。自然の風景に親しみ、詩歌・風流を愛して楽しむことをいう。
終南捷径 しゅうなんのしょうけい 正規の手続きや段階を経ずに、官職につく法のこと。世俗を避けて終南山に隠居して、隠者のふりをすると名声が上がり、仕官の道が得やすいこと。終南山には仕官の近道がある意から。
枝葉末節 しようまっせつ 本質から外れた些細な部分、主要でない物事のたとえ。
小利大損 しょうりだいそん わずかの利益のためにあくせくして、かえって大きな損をしてしまうこと。また、わずかな利益を得ようとして、より大きな利益を逃してしまうこと。
常鱗凡介 じょうりんぼんかい 凡庸な人間のたとえ。どこにでも見られる魚や普通の貝が転じて。
笑裏蔵刀 しょうりぞうとう 表向きは柔和でありながら、心の底は陰険そのものであったりすること。表向きの笑いの中に刀を隠しもっている意から。
傷風敗俗 しょうふうはいぞく よい風俗を乱して、社会を害すること。
生老病死 しょうろうびょうし 人生の四つの苦しみ。人間としてこの世にある限りさけることの出来ない苦しみ。すなわち、生まれること、年をとること、病気をすること、そして死ぬことの四大苦。
諸行無常 しょぎょうむじょう この世のいっさいの現象は常に変化・消滅して絶えない形容。
食前方丈 しょくぜんほうじょう ぜいたくな料理のこと食事をするときに、席前に一丈(長さの単位)四方いっぱいに料理を並べることから、豪華な料理のたとえ。
初志貫徹 しょしかんてつ 初めに思い立った願望や志をくじけずに最後まで貫き通すこと。
諸説紛紛 しょせつふんぷん いろいろな学説や意見が入り乱れて定まらないようす。皆が自分の説を正しいと主張しているようす。諸説紛々。
諸法無我 しょほうむが 宇宙間に存在するあらゆる事物には、永遠不変な本性である我ががないということ。仏法の大綱である三法印さんぼういんの一つ。
白河夜船 しらかわよふね 周りで何が起こったのか、わからないほどぐっすりと眠り込んでいること。
芝蘭玉樹 しらんぎょくじゅ すぐれた人材。他人の才能のある子弟を褒めていう語。
自力更生 じりきこうせい 他人の援助に頼らず、自分の力で生活を改め、正しく立ち直ること。
私利私欲 しりしよく 自分の利益だけを考えた欲望。
自立自存 じりつじそん ひとり立ちすること。他人の力を借りず、自分の力だけでいきること。
支離滅裂 しりめつれつ 統一なくちりぢりばらばらな状態。まとまりがなくめちゃめちゃ。
至理名言 しりめいげん きわめて道理にかなったすぐれた言葉。
事理明白 じりめいはく 物事の道理や筋道が、きわめてはっきりしているさま。
思慮分別 しりょふんべつ 物事の道理をわきまえ、深く考えて識別し判断を下すこと。また、そういう能力。
四六時中 しろくじちゅう いつもの意。一日中。四六は24時間で一日中のこと。
人為淘汰 じんいとうた 人工的に生物の品種改良を行い、その形質を一定の方向に変化させ、目的にかなった型の固体だけを選び残していくこと。
心願成就 しんがんじょうじゅ 宿願の達成。心の中で願い続けていた希望・夢が、その通りにかなうこと。
尋花問柳 じんかもんりゅう 花を探したり、柳を問い求めたりして春の景色を楽しむこと。のち転じて、花柳を妓女ぎじょにたとえて、花柳界に遊ぶことのたとえ。
人海戦術 じんかいせんじゅつ 多数の人員を次々に繰り出して、仕事を成し遂げようとするやり方。機械力などを利用せず、大勢の人を動員して物事に当たらせる方法。本来の意味は、多数の兵員を投じて、数の力によって敵軍を破る戦法のこと。
人間青山 じんかんせいざん 人間は故郷を出て大いに活躍すべきである。世間は広い、殻にこもらず挑戦せよ。
心機一転 しんきいってん あることをきっかけとして、気持ちがすっかり変わること。またそのようにさせること。
神機妙算 しんきみょうさん 神が行うような絶妙のはかりごと。常人には思い付かないすぐれたはかりごと。
人権蹂躙 じんけんじゅうりん 国家権力が、憲法に保障された国民の基本的人権を侵犯すること。人権を無視して不法な行為をしたり、不当に手荒く扱ったりすること。また、強い立場にある者が、弱い立場の者の人権を侵害すること。
身言書判 しんげんしょはん 人材を登用する際に、人物鑑定の規準とするもの。中国唐代における、官吏登用の人物試験の四つの規準、容姿・言葉遣い・筆跡(文字)・文章をいう。
真剣勝負 しんけんしょうぶ 本物の刀を用いて勝負すること。転じて、本気で争うこと。また、本気で物事を行うこと。
身軽言微 しんけいげんび 身分や地位が低く、こちらの言い分が重んじられないこと。
深溝高塁 しんこうこうるい 堅固な城塞じょうさいとりでのこと。また、守りの固いこと。深い掘り割りと高いとりでということから。
心慌意乱 しんこういらん あわてて心が乱れ、何がなんだか分からなくなってしまう状態。
人口膾炙 じんこうかいしゃ だれの口にものぼり、広く世間に知られて、もてはやされること。
辛酸甘苦 しんさんかんく 辛さや楽しみのこと。転じて、経験を積み、世事・人情によく通じていること。
神算鬼謀 しんさんきぼう 人間が考えたとは思えない優れた計略。
深山幽谷 しんざんゆうこく 遠く人里を離れた奥深い山々や、深くひっそりとした谷間。人が足を踏み入れていない静かな自然をいう語。
紳士協定 しんしきょうてい 互いに相手を信頼して取り決めた約束。
薪尽火滅 しんじんかめつ 人が亡くなること。
慎始敬終 しんしけいしゅう 物事を、最初から最後まで気を抜かず、手抜きもせずにやり通すこと。
参差錯落 しんしさくらく ものが一様でなく、様々なものが入り混じっていること。
真実一路 しんじついちろ 一筋に真実を求めて生きていくこと。ひたすらにおのれの真実を尽くすこと。
人事不省 じんじふせい 大病や大けがで、意識不明になること。昏睡状態に陥ること。
唇歯輔車 しんしほしゃ 一方がだめになると、他方もだめになるような密接な関係にあって、互いに助け合っていることのたとえ。
仁者無敵 じんしゃむてき 仁徳の備わった人は、すべての人を慈しむので敵というものがいないということ。仁徳者は慈愛をもって政治を行い、人民を分け隔てなく愛するから敵対する者がいない意。
仁者楽山 じんしゃらくざん 仁徳の備わった人は、欲に動かされず心が穏やかでゆったりとしているので、おのずから安定したどっしりとした山を愛するものであるということ。
進取果敢 しんしゅかかん 自ら進んで物事に取り組み、決断力に優れていること。
神出鬼没 しんしゅつきぼつ 非常にすばやく現れたり見えなくなったりすること。不意に出没して居所のわからないこと。
尋章摘句 じんしょうてきく つまらない些細ささいなことばかりにこだわって、広く全体を見通した、ものの見方ができないたとえ。
尋常一様 じんじょういちよう 普通で他と変わりないこと。ごくあたりまえであるさま。
信賞必罰 しんしょうひつばつ 功の有った者には必ず賞を与え、罪を犯した者には必ず罰を与える。賞罰を厳格に行うこと。
針小棒大 しんしょうぼうだい 針ほどの小さなものについて棒のように大きく言う。物事をおおげさに言うこと。
人心一新 じんしんいっしん 人々の心を全く新しくすること。
心織筆耕 しんしょくひっこう 文筆で生計をたてること。心の中で機はたを織り、筆によって田を耕し生活する意から。
神色自若 しんしょくじじゃく 内心や外見が落ち着いていて、物事に動じないようす。
心身一如 しんしんいちにょ 心身の充実。精神と肉体が一体になること。物事に向かって集中している様子。
新進気鋭 しんしんきえい 新しく登場して認められ、意気込みや才能が鋭いひと。
心神耗弱 しんしんこうじゃく 善悪を判断して行動する精神のはたらきがひじょうに弱いこと。裁判では刑を軽くする。
人心収攬 じんしんしゅうらん 人々の心をうまくとらえてまとめること。また、人々の信頼をかちえること。
心神喪失 しんしんそうしつ 善悪を判断して行動する精神のはたらきがまったくないこと。裁判ではその状態で犯した罪は罰しない。
人生行路 じんせいこうろ 人がこの世に生きていく道のこと。
親戚知己 しんせきちき 親しい人々。親戚と知り合い。
人跡未踏 じんせきみとう 今までに人が足を踏み入れたことがないこと。人の通ったことが全くないこと。
尽善尽美 じんぜんじんび 欠けるものがなく、完璧かんぺきであること。美しさと立派さをきわめているさま。
迅速果敢 じんそくかかん 素早く大胆に物事を行うこと。
迅速果断 じんそくかだん 物事をすばやく決断し、実行すること。思いきりがよく決行にすばやい。
身体髪膚 しんたいはっぷ からだ全体、髪の毛や皮膚に至るまでのこと。
進退両難 しんたいりょうなん 進むも退くも両方ともに困難なこと。ニッチもサッチもいかないこと。
心地光明 しんちこうめい 心が清く正しく、広いさま。本心は徳の光のようで、少しも私心がないさま。
人畜無害 じんちくむがい 何に対しても害にならないこと。
尽忠報国 じんちゅうほうこく 忠義を尽くして自分の国の恩に報いること。
新陳代謝 しんちんたいしゃ 古いものが去り、新しいものが変わってあらわれること。
震天動地 しんてんどうち 天地をふるい動かすほどの大変な出来事。
陣頭指揮 じんとうしき 軍の先頭に立って指揮をとること。転じて、人の先頭に立って導くこと。
心頭滅却 しんとうめっきゃく 心の中の雑念を消し去ること。無念、無想の意。
審念熟慮 しんねんじゅくりょ 自分の思いを明らかにするため、念を入れてよく考えること。
深謀遠慮 しんぼうえんりょ 将来のことまでよく考え、計画をたてること。また、そのようなはかりごと。
心満意足 しんまんいそく 非常に満足すること。存分に満ち足りた気分になること。
人面獣心 じんめんじゅうしん 人の顔をしていながら心は獣同然であること。人情のない無慈悲な者をいう。
迅雷風烈 じんらいふうれつ 激しい雷と猛烈な風。事態が急激に変わるさま。行動が素早いさま。
森羅万象 しんらばんしょう 天地の間に存在するすべての事物・現象。
新涼灯火 しんりょうとうか 秋の初めの涼しくなり始めたころは、明かりの下で読書をするのにふさわしい時期である意。
奢侈文弱 しゃしぶんじゃく おごってぜいたくを尽くし、文事にばかりふけって弱々しいこと。また、そのさま。
春蘭秋菊 しゅんらんしゅうぎく 春の蘭と秋の菊。花の時期は異なるものの、どちらもそれぞれに美しいということ。転じて、いずれもすばらしく、優劣を付けがたいことのたとえ。
上下天光 しょうかてんこう 空と水とが一つになって、明るく輝くさま。
辛労辛苦 しんろうしんく つらい目にあって、非常に苦労すること。
酔眼朦朧 すいがんもうろう 酒に酔ったために目の焦点が定まらず、ものがはっきり見えないさま。酔ってぼんやりした様子をいう。
吹影鏤塵 すいえいろうじん やってもかいのない、無駄な努力をすること。影を吹いたり、細かなちりに刻みを入れようとする意から。
随感随筆 ずいかんずいひつ 思うまま感じるままに書き付けること。また、その文。
随喜渇仰 ずいきかつごう 喜んで仏に帰依し、深く信仰すること。
随宜所説 ずいぎしょせつ 相手の心や性質や能力に応じて、理解できるように説いた仏法のこと。
炊臼之夢 すいきゅうのゆめ 喜んで仏に帰依し、深く信仰すること。
水魚之交 すいぎょのまじわり 非常に仲がよい、信頼できる交際。水と魚のように離れることができない親密な間柄。
炊金饌玉 すいきんせんぎょく たいへん豪華でぜいたくな食事。たいへんなごちそうの意。黄金を炊いて食物とし、玉を取りそろえて膳ぜんに並べる意から。美食を褒めたたえるたとえ。また、他人のもてなしを謝する言葉。
随処為主 ずいしょいしゅ 常に主体性を持つこと。人は環境や境遇に左右されて行動しやすいものであるが、どのような場合にも主体性を失わずにいきることが真の生き方であるということ。
随処作主 ずいしょさくしゅ どんな仕事につくにせよ、その主人公になった気持ちで勉励すれば必ず道が開けて正しい成果が得られよう、という教え。
水清無魚 すいせいむぎょ 潔白で厳しすぎるよりも寛大な思いやりの態度が大切であること。
酔生夢死 すいせいむし 酒に酔い、夢の中にいるような気持ちで、うかうかと一生を送ること。つまり、一生を何もせずに無為に過ごすこと。
垂涎三尺 すいぜんさんじゃく 食べ物を欲しがって、大いによだれを流すこと。物を手に入れたいと深く望むようすのたとえ。
翠帳紅閨 すいちょうこうけい 翡翠(かわせみ)の羽で飾った帳(とばり)と紅色の寝室。美しく飾った貴婦人の寝室のこと。
垂直思考 すいちょくしこう 既成の概念の中だけで、考えをめぐらすこと。
水天一碧 すいてんいっぺき 水と空とが一続きになって、一様に青々としていること。
水天彷彿 すいてんほうふつ はるかな海上の水と空とが接していて、どこまでが水でどこまでが空かはっきり見分けられないさま。
水天髣髴 すいてんほうふつ 遠い沖の水面と空とがひとつづきになって、水平線の見分けがつきにくいこと。
随波逐流 ずいはちくりゅう なんら自分の主張・考えもなく、ただ世の大勢に従うこと。波にしたがい流れを追いかけるという意から。
水平思考 すいへいしこう 既成の概念にとらわれることなく、自由な角度から考えをめぐらすこと。
酔歩蹣跚 すいほまんさん 酔ってふらふら歩くこと。酔った足取りのおぼつかない様子。
垂頭喪気 すいとうそうき 元気をなくしてしょげかえり、がっかりすること。
随類応同 ずいるいおうどう 相手の能力や性質に応じて、それ相応に指導すること。仏が人の心や性格や素質などの種類に応じて、説法・教化を施す意。
吹毛求疵 すいもうきゅうし 無理に人の欠点をあばこうとすること。また、人のあらを探そうとして、かえって自分の欠点をさらけだすこと。毛を吹き分けて、隠れた傷を探し出す意から。
衰老病死 すいろうびょうし 年老いて体力が衰えることと、病気で死ぬこと。
頭寒足熱 ずかんそくねつ 頭をすずしくし、足を暖かくすること。
趨炎附熱 すうえんふねつ 時の権力者につき従い、こびへつらうこと。もとは、勢いよく燃えている炎に向かって走り、熱いものにつく意。
杜撰脱漏 ずさんだつろう 物事のやり方が粗雑で、誤りや手抜かりが多いこと。
頭脳明晰 ずのうめいせき 頭の働きがすぐれていること。才知の明らかなこと。
寸進尺退 すんしんしゃくたい わずかに進んで大きく退くこと。得るものは少なく、失うものが多いことのたとえ。
寸善尺魔 すんぜんしゃくま 一寸の善と一尺の魔。世の中には善いことが少なく、悪いことが多いことのたとえ。また、よい物事はとかく妨げが多く成就しがたいこと。「好事、魔多し。」
寸歩不離 すんぽふり 距離をおかず、すぐそばにいること。また、非常に密接な関係にあること。夫婦仲むつまじく、一歩も離れないこと。
寸田尺宅 すんでんしゃくたく 少しの財産のこと。
清音幽韻 せいおんゆういん 文章のすぐれていることのたとえ。
青雲之志 せいうんのこころざし 若者の立身出世を願う功名心。立身出世をしようとする志。偉くなろうとする望み。青雲の志。
臍下丹田 せいかたんでん 下腹。へその下5pぐらいの丹田というところ。
晴雲秋月 せいうんしゅうげつ 心に汚れがなく、澄みとおっているたとえ。
星火燎原 せいかりょうげん 些細なことでもほっておくと、手におえなくなるというたとえ。小さな勢力が徐々に力を増し、侮れなくなること。
晴好雨奇 せいこううき 山水の景色が、晴れの日に素晴しいだけでなく、雨の日にも珍しい味わいを呈すること。晴れても雨でも景観が良いこと。
性行淑均 せいこうしゅくきん 性質や行為が善良で片寄っていないさま。性質がひねくれておらず、行動も片寄りのないこと。
誠歓誠喜 せいかんせいき まことに喜ばしい意。臣下が天子に奉る文書に用いる言葉。
精金良玉 せいきんりょうぎょく 性格が穏やかで純粋なたとえ。すぐれた金属と立派な玉の意から。
青山一髪 せいざんいっぱつ はるか遠くに山が見える様子。
晴耕雨読 せいこううどく 晴れた日には外に出て田畑を耕し、雨の日には家の中で読書をするというように、思いのままのんびりと生活するということ。
誠惶誠恐 せいこうせいきょう まことに恐れかしこまること。臣下が天子に自分の意見を奉るときに用いる。
生殺与奪 せいさつよだつ 生かすも殺すも、与えるも奪うも思いのままであること。他のものを自由自在に支配することのたとえ。
精思苦到 せいしくとう 細かに考えて、苦しみの末に行き着いたところ。
静寂閑雅 せいじゃくかんが 静かでひっそりとしていて、みやびやかな風情のあるさま。
斉紫敗素 せいしはいそ 知者が事を行えば災いを福に変じ、失敗を成功に転じることのたとえ。斉の国でもてはやされた紫色の絹も、もとは粗末な古い白絹を染め直したものであるの意から。
西施捧心 せいしほうしん むやみに人の真似をして、笑い者になるたとえ。
青史汗簡 せいしかんかん 歴史書のこと。
生気溌溂 せいきはつらつ 生き生きとして、動作や表情に元気のあふれている様子。
西戎東夷 せいじゅうとうい 西方と東方の異民族。昔、漢民族が異民族を卑しんで呼んだ語。
青松落色 せいしょうらくしょく 友人との付き合いが途絶えることのたとえ。
生寄死帰 せいきしき 人が今生きているのは、仮にこの世に身をおいているだけであり、死ぬことは故郷に帰るように、本来いるべきところに落ち着くことだということ。
噬指棄薪 ぜいしきしん 母と子の気持ちが通じ合うこと。
生死肉骨 せいしにくこつ 窮地にあるときに助けてくれた人の大恩のこと。また、恵みや施しの非常に深いこと。落ち目の人を救い上げること。死んだ者を生き返らせ、しかばねの白骨に肉をつける意から。
精神一到 せいしんいっとう 精神を集中して努力すれば、どんなことでもできないことはない、ということ。
聖人君子 せいじんくんし 知恵があり、人徳のある理想的な人物。
聖人賢者 せいじんけんじゃ 知恵があり、人徳のある理想的な人物。
誠心誠意 せいしんせいい まごころのこと。誠をもって相手に接する正直な心。
聖人無夢 せいじんむむ 徳のすぐれている聖人は、心身が安らかで憂いや悩みが少しもないから、夢を見ることがないということ。
清浄無垢 せいじょうむく 清らかで汚れのないさま。また、心が清らかで煩悩のないさま。
精神統一 せいしんとういつ 心の働きを、一つに集中すること。
正正堂堂 せいせいどうどう 態度や方法が正しくて立派なさま。陣営などの勢いが盛んなさま。正々堂々。
青銭万選 せいせんばんせん 青銅の銭は質がよいので、一万回選び取っても、他の粗悪な銭と取り間違えたりしないこと。転じて、何度受けても必ず科挙(昔の中国の官吏登用試験)の試験に合格できるほどのすばらしい文章のこと。
清聖濁賢 せいせいだくけん 酒の異名。
凄凄切切 せいせいせつせつ きわめて物さびしいさま。
生生流転 せいせいるてん 万物が永遠に生死の間を巡ること。万物が絶えず変化し移り変わってゆくこと。生々流転。
贅沢三昧 ぜいたくざんまい 思うままに贅沢にふけること、したい放題の贅沢をすること。
清濁併呑 せいだくへいどん 善も悪も、分け隔てなく受け入れること。度量が大きく、心が広いこと。
精忠無二 せいちゅうむに 同じものが他にないほど一途な忠義の心。
生知安行 せいちあんこう 生まれながらにして人の踏み行うべき道をよく知り、考えることなく心のままにそれを行うこと。聖人の境地。
精衛填海 せいえいてんかい 人ができそうもないことを企てて、結局それが無駄に終わること。また、いつまでも悔やみ続けること。
清淡虚無 せいたんきょむ 清潔かつさっぱりしていて、ものに対する執着がないこと。
青天白日 せいてんはくじつ 青空に輝く太陽。転じて、心の中が明白で、少しも隠しごとや疑われることがない状態。また、うたがいや無実の罪がはれること。
青天霹靂 せいてんへきれき 突発的に起きる大事件。思いがけない変事。
正当防衛 せいとうぼうえい 自分または他人が理不尽な攻撃を受けた時、身を守るためにやむを得ず行う加害行為。不当な攻撃から身を守る行為。
清風明月 せいふうめいげつ すがすがしい夜風と明るい月。美しい自然や風雅な遊びなどの形容。
聖読庸行 せいどくようこう 立派な内容の書物を読んでいながら、いざ行動するとなると、平凡であること。
盛徳大業 せいとくたいぎょう 盛んな徳と大きな事業。
斉東野語 せいとうやご 信じるに足りない、下品で愚かな言葉。中国斉せい国東部の田舎者いなかものの言葉つきの意から。
生呑活剥 せいどんかっぱく 他人の詩文などをそっくり盗用すること。また、他人の言葉や考えを鵜呑うのみにして受け売りするだけで、独自性・創造性のないことのたとえ。
清風故人 せいふうこじん さわやかな秋風が吹いてくるのは、友人が久しぶりに訪ねてくれたようだということ。
精明強幹 せいめいきょうかん 物事をよくわきまえていて、仕事をてきぱきとさばく能力の高いさま。聡明でよく仕事ができること。また、身心ともに健全な人。
生離死別 せいりしべつ 人の世の中でもこのうえない悲しい別れ。非常に悲しい生き別れと死に別れ。
精力絶倫 せいりょくぜつりん 心身の活動がきわめてすぐれていること。
勢力伯仲 せいりょくはくちゅう 両者の力が優劣をつけにくいほど接近していること。
精励恪勤 せいれいかっきん 仕事に力を尽くし、怠らないこと。精力を傾注して励むようす。
清廉恪勤 せいれんかっきん 心が清くて私欲がなく、まじめに一生懸命勤めること。
清廉潔白 せいれんけっぱく 心や行いが清く正しく、私欲・不正など、うしろ暗いところがまったくないこと。
責任転嫁 せきにんてんか 責任、罪などをほかのもののせいにする(になすりつける)こと。
隻履西帰 せきりせいき 達磨だるまが片方の草履を手に持って、西方の国に帰ったという故事。
積羽沈舟 せきうちんしゅう 小さなものであっても、たくさん集まれば大きな力となるというたとえ。羽毛のように軽いものも、多く積もれば舟を沈める重さになる意から。
積日累久 せきじつるいきゅう 役人などが年功を積むこと。また、日数を重ねること。
赤手空拳 せきしゅくうけん 手には何の武器も持たないで立ち向かうこと。また、助けを何も借りずに、独力で物事を行うこと。
石破天驚 せきはてんきょう 音楽・詩文・出来事などが、人を驚かすほど奇抜で巧みなことの形容。石が破れ、天が驚くほど巧妙であるという意から。
隻紙断絹 せきしだんけん 文字を書いたわずかな紙や絹地。
積厚流光 せきこうりゅうこう 積み重ねられたものが厚ければ、それだけその恩恵も大きいということ。祖先の功績が大きければ、それだけ子孫にも大きな恩恵が及ぶこと。
碩師名人 せきしめいじん 大学者や名声の高い人。偉大な徳のある人や人望のある人。
是々非々 ぜぜひひ 良いことはよいこと、悪いことはわるいことと、公正無私に判断すること。道理によって正しく判断する態度をいう。是是非非。
是生滅法 ぜしょうめっぽう 生命のあるものは、いつかは必ず滅びて死に至るということ。
切磋琢磨 せっさたくま 友人や同僚がお互いに励まし合って、学問・技芸・徳行などを鍛練する意。
節倹力行 せっけんりっこう むだ遣いをやめて費用を減らすことに努め励むこと。また、倹約に努め励み行うこと。
折花攀柳 せっかはんりゅう 遊女の働く花柳街で、彼女たちと遊ぶこと。
絶巧棄利 ぜっこうきり 巧みに作られた機械や道具など便利なものを捨てて、自然の生活に戻ること。
切歯扼腕 せっしやくわん 激しく怒ったりしてじりじりいらいらすること。はぎしりをし、うでをにぎりしめてくやしがること。
殺生禁断 せっしょうきんだん 仏教の慈悲の心に基づいて、すべての生き物を殺すのを禁ずること。
摂取不捨 せっしゅふしゃ 仏がこの世の衆生しゅじょう、生きているものすべてを見捨てず、仏の世界に救い上げること。
絶体絶命 ぜったいぜつめい 逃れようのない、非常に困難な場面・立場に追い詰められること。進退極まった状態。
切問近思 せつもんきんし まだ知らないことを身近な問題として取り上げ、熱心に問いただして考えること。
雪月風花 せつげつふうか >四季折々の自然の美しい景色のこと。また、それを見ながら、詩や歌を作ったりする風流なさまのこと。「風花雪月ふうかせつげつ」ともいう。
雪裏清香 せつり(のせいこう 梅の異名。雪のある間はほとんどの花はその姿を見せないが、梅だけはまだ雪のある間に清らかな香りを漂わせているという意。
絶世独立 ぜっせいどくりつ この世で並ぶものがないほど独りすぐれている意で、美人やすぐれた人についての形容。
世道人心 せどうじんしん 世の中の道徳と世間の人の心。
是非曲直 ぜひきょくちょく 正しいか正しくないかということ。「是非」は、正しいことと間違っていること。「曲直」は、曲がったこととまっすぐなこと。
是非善悪 ぜひぜんあく 物事の正・不正、よしあし。
扇影衣香 せんえいいこう 貴婦人たちが寄り集まる優雅な会合の様子。
善因善果 ぜんいんぜんか よい行いはよい結果をうむこと。
潜移暗化 せんいあんか 環境や他人からの影響を受けて、いつの間にか自分の性質や考え方が変化していること。
浅学非才 せんがくひさい 浅い学識と、乏しい才能。浅知短才。
千客万来 せんきゃくばんらい 多くの客が入れ代わり立ち代わり入って来て商売が繁盛すること。
先義後利 せんぎこうり 道義を優先させ、利益を後回しにすること。
仙姿玉質 せんしぎょくしつ 並はずれた美人の形容。
千軍万馬 せんぐんまんば たくさんの兵士や軍馬。多くの戦争を体験し戦歴が豊かであること。経験豊富でしたたか。
先見之明 せんけんのめい 将来を見通す眼力。将来どうなるかを前もって見抜く見識。
千言万語 せんげんばんご いろいろ言葉を尽くして言うこと。長たらしい言葉。
善後処置 ぜんごしょち 後始末をきちんとすること。あとあとのことを考えて、取り扱いを考えること。
千古不易 せんこふえき ずっと、永遠に変わらないこと。
前後不覚 ぜんごふかく 前後の区別もつかなくなるほど正体がなくなること。全然覚えがなくなる。
潜在意識 せんざいいしき 意識にのぼらない概念。下意識。
先聖先師 せんせいせんし 孔子とその高弟顔回のこと。また、孔子の尊称。さらに孔子の理想とした政治家周公と孔子のこと。
千山万水 せんざんばんすい たくさんの山や川。山や川が続くこと。深山幽谷の形容。また、旅路の長くけわしいことの形容。
千呼万喚 せんこばんかん 何度も何度も大声で呼びかけること。何度も促したり招いたりすること。また、繰り返し叫ぶこと。
千載一遇 せんざいいちぐう 千年の間に一回しか会えない。めったにめぐり会えないよい機会。
千差万別 せんさばんべつ 物事の種類や様子にさまざまな差異があること。そのさま。
仙才鬼才 せんさいきさい 他の人に比べて飛び抜けてすぐれた才能。
千思万考 せんしばんこう さまざまに思い巡らすこと。あれこれ思い、考えること。
千紫万紅 せんしばんこう さまざまな色の形容。色とりどりの花が咲き乱れること。
千姿万態 せんしばんたい 姿かたちやありさまが、種々さまざまであること。
浅酌低唱 せんしゃくていしょう ほろ酔い気分で軽く歌を歌って楽しむこと。また、そのような小酒宴。
千秋万歳 せんしゅうばんざい 永遠のこと。また、人の長寿を祝う言葉。
千手観音 せんじゅかんのん 体は金色で27の顔と40本の手を持つ観音。
全身全霊 ぜんしんぜんれい 心身の力のすべて。体力と精神力のすべて。
千緒万端 せんしょばんたん 物事がごたごたして複雑であることの形容。さまざまな雑多な事柄。
禅譲放伐 ぜんじょうほうばつ 古代中国で、王朝が交替するときの二つの方法のこと。
千乗万騎 せんじょうばんき 大規模で堂々とした行列のこと。天子の行列のこと。
禅譲放伐 ぜんじょうほうばつ 古代中国で、王朝が交替するときの二つの方法のこと。
千辛万苦 せんしんばんく さまざまの苦労を重ねること。
前人未踏 ぜんじんみとう 今までに誰も足を踏み入れたことがないこと。誰も到達していない。
戦々恐々 せんせんきょうきょう おそれおののく様子。おそれてびくびくする様子。戦戦恐恐。
全生全帰 ぜんせいぜんき 人のからだは親から授かったものだから、一生大切にして傷つけないことが本当の親孝行であるということ。
戦戦兢兢 せんせんきょうきょう 恐れてびくびくしている様子。何かに恐れて気をつけ慎む様子。
前代未聞 ぜんだいみもん あまりにもふつうと違っていて、今まできいたことのないこと。
千村万落 せんそんばんらく たくさんの村落。
全知全能 ぜんちぜんのう 知識が完全で少しの欠点もないこと。
先知先覚 せんちせんがく 衆人よりも先に道理を知ることができること。また、その人。
前程万里 ぜんていばんり 将来の可能性が大きいこと。
先手必勝 せんてひっしょう 人より先に行動を起こせば、必ず優位に立てるということ。
前途多難 ぜんとたなん これから行く先に、多くの困難が待ち構えていること。
前途有為 ぜんとゆうい 将来、活躍の見込みのあること。
前途有望 ぜんとゆうぼう 将来成功する可能性を大いに秘めているさま。
前途洋洋 ぜんとようよう 将来が希望に満ちていること。前途が豊かで盛んな予感の持てること。前途洋々。
前途遼遠 ぜんとりょうえん 目標や行く先の道がはるかに遠いこと。望みがすぐには達せられない意味。
善男善女 ぜんなんぜんにょ 仏教に帰依(きえ)した男女。信心深い人々。
鮮美透涼 せんびとうりょう 鮮やかで美しく、清らかに澄んでいること。
千編一律 せんぺんいちりつ どれもこれも変わりばえがなく、面白みがないこと。みな同じ調子。千篇一律。
全豹一斑 ぜんぴょういっぱん もののごく一部を見て、全体を推測したり批評したりすることのたとえ。見識がきわめて狭いことのたとえ。
漸入佳境 ぜんにゅうかきょう 話や状況などがだんだん興味深い部分にさしかかってくること。
先難後獲 せんなんこうかく 難事を先にして利益を後回しにする意。まず人のために困難なことを行って、自分の利益になることは後回しにすること。また、はじめに難事を行えば、後でその利益を得られること。利益を得るためには、まず困難なことを行わなければならないという教え。
千変万化 せんぺんばんか いろいろさまざまに変わること。変化がきわまりないこと。
仙風道骨 せんぷうどうこつ 凡人とはまるで違う、世俗を超越したすぐれた人の容貌ようぼうの形容。仙人や道士の風采ふうさい資質の意から。
千里結言 せんり(のけつげん 遠方にいる友人と約束した言葉。
瞻望咨嗟 せんぼうしさ はるかに望み見てうらやみ、ため息をつくこと。高貴な人を非常にうらやむこと。
羨望嫉妬 せんぼうしっと うらやんでねたむこと。
千万無量 せんまんむりょう 数が多くて数えきれないこと。計り知れないこと。
先憂後楽 せんゆうこうらく 優れた為政者は心配事については世の人がまだ気付かないうちからそれを心にとめていろいろ処置をし、楽しみは世の人の楽しむのを見届けたあとに楽しむ。
先用後利 せんようこうり 先に使ってもらい、後でその分の代金を受け取って利益をうること。
千里同風 せんりどうふう 天下太平で、平和であること。
千慮一失 せんりょいっしつ いかなる賢者でも、多くの考えの中にはひとつくらい誤りがあるということ。どんなに考慮したつもりでも、思いがけない失敗があること。
全力投球 ぜんりょくとうきゅう 力いっぱい投球すること。転じて、全力で物事に取り組むこと。
善隣友好 ぜんりんゆうこう 隣り合った同士が、友好関係を結ぶこと。
粗衣粗食 そいそしょく 粗末な食事と粗末な衣服。簡素な暮らし。
素意大略 そいたいりゃく ふだんから大きなはかりごとをめぐらしていること。
創意工夫 そういくふう 独創的な考えや方法を編み出すこと。
喪家之犬 そうかのいぬ 誰からもかまってもらえない喪中の家の犬。喪中で餌をもらえずすっかり痩せ衰えた飼い犬。
桑弧蓬矢 そうこほうし 桑でできた弓と、よもぎでできた矢のこと。男子が志を立てるたとえ。また、その遠大な志のたとえ。
送故迎新 そうこげいしん 前任者を見送り、後任者を迎えること。転じて、人を見送ったり迎えたりすること。
荘厳華麗 そうごんかれい おごそかで気高く、きわめて華やかなこと。
創業守成 そうぎょうしゅせい 新しく事業を始めることと、それを守って維持していくこと。
壮言大語 そうげんたいご 意気盛んに大変勇敢で、大きなスケールの話しをすること。
草行露宿 そうこうろしゅく 非常に苦しい旅をすること。旅の行程が非常につらく、また、差し迫っていること。草の生い茂った険しい場所をかき分けて野宿するという意から。
糟糠之妻 そうこうのつま 貧しい時から、一緒に苦労をしてきた妻。
相互扶助 そうごふじょ お互いに助け合うこと。
草根木皮 そうこんぼくひ 漢方薬のこと。草の根と樹木の皮。飢饉の時にかろうじて口にすることができる、粗末な食物。
走尸行肉 (そうしこうにく 走る死体と、歩く肉体。生きていながら役に立たない者のたとえ。
騒人墨客 そうじんぼっかく 詩を作ったり書画をたしなんだりする風流な文人のこと。
相思相愛 そうしそうあい 男女が互いに恋いしあい、愛し合うこと。非常にむつまじい男女の仲。
双宿双飛 そうしゅくそうひ 夫婦の仲がよく、常に離れることがないこと。
造次顛沛 ぞうじてんぱい 瞬時も怠りなく努めるさま。また、危急の場合や、あわただしい場合のこと。
蚤寝晏起 そうしんあんき 早く寝て遅く起きること。
宋襄之仁 そうじょうのじん 無益の情け。無用の仁義をしてかえってひどい目にあうこと。
蒼生万民 そうせいばんみん あらゆる人民。
漱石枕流 そうせきちんりゅう 自分の言ったことの誤りを指摘されても直そうとしないこと。また、負け惜しみをしてひどいこじつけをするような偏屈な態度。
滄桑之変 そうそうのへん 桑畑が海となり、海が干上がり桑畑になるような移り変わりの激しさをいう。
相即不離 そうそくふり 互いに関係しあっており、切り離すことができないさま。密接な関係をいう。
壮大華麗 そうだいかれい 立派で大きく、きわめて華やかなこと。
桑田碧海 そうでんへきかい 桑畑が青い海に変わる。世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。
聡明英知 そうめいえいち 聖人の四つの徳。深遠な道理に通じ、すぐれた才知があること。
走馬看花 そうばかんか 物をあわただしく大ざっぱにしか観察せず、理解の仕方が浅いこと。もとは科挙(官吏登用試験)に合格した者が馬を走らせ、得意げに都の花を見て回ったことをいう。
争名争利 そうめいそうり 名誉・利益を求めて互いに争い合うこと。
聡明剛毅 そうめいごうき 道理に通じ、心が強く屈しないこと。
装模作様 そうもさくよう わざとらしく何かをすること。もったいぶったり見栄を張ったりすること。気取ること。
草廬三顧 そうろさんこ 礼を尽くして人材を求めるたとえ。
造反有理 ぞうはんゆうり 反逆には、道理があるということ。
惻隠之心 そくいんのこころ 短憐れみや思いやりの心。
粟散辺地 ぞくさんへんち 粟粒あわつぶを散らしたような辺境の小国。
粟散辺土 ぞくさんへんど 国土の果ての地にある粟粒を散らしたような小国。日本を指していう。
造反有理 ぞうはんゆうり 体制に逆らうには道理があるということ。
草茅危言 そうぼう(のきげん 国政に対して浴びせられる民間の批判の声のこと。
俗臭芬芬 ぞくしゅうふんぷん 下品な感じが盛んに漂うこと。俗っぽさが強く感じられること。
即身成仏 そくしんじょうぶつ 仏教で、凡夫も悟りを開けば、現世の肉体のまま仏になれること。
即心即仏 そくしんそくぶつ 仏教で、現在の迷いの心と生身のままで、そのまま仏となること。
聡明叡知 そうめいえいち 聖人のもつ四つの徳のこと。転じて、生まれつき才能があり、賢くて先々まで見通せること。物事に通暁していて、すぐれた才知があること。
巣林一枝 そうりんいっし 小さい家に満足すること。分相応の暮らしに満足すること。不必要に他の物まで求めようとせず、分相応を守るたとえ。鳥は木のたくさんある林に巣を作っても、自分で使うのは一本の枝だけであるという意から。
蒼蠅驥尾 そうようきび つまらぬ者であっても、すぐれた人についていけば功名を得ることができるということのたとえ。
草木皆兵 そうもくかいへい 相手の勢いなどに恐れおののくあまり、何でもないものに対しても、自分の敵であるかのように錯覚しておびえること。
速戦即決 そくせんそっけつ 短期間に一気に勝敗を決してしまうこと。物事をてきぱきと片付けること。
桑間濮上 そうかんぼくじょう 国を滅ぼすような淫乱な音楽のこと。
即断即決 そくだんそっけつ 即座に判断すること。議案や判決などを、ぐずぐずしないでその場で決めること。
俗談平和 ぞくだんへいわ 世間話などの日常の話。芭蕉は俳諧について、俗談平和を用いることによってその文芸性を高めることができると説いた。
続短断長 ぞくたんだんちょう 過不足のないように物事を調整すること。また、天性をないがしろにして無用な調整をすること。
則天去私 そくてんきょし 自己本位の考えを捨てて、自然の中において物事を見極めようとする姿勢。
俗用多端 ぞくようたたん 雑事に追われて忙しいこと。
属毛離裏 ぞくもうりり 親と子の関係の深いこと。
粟粒芥顆 (ぞくりゅうかいか 粟のように小さな細かなつぶ。
粗枝大葉 そしたいよう あらく大きな枝と葉。細かいきまりにとらわれず、自由に筆力をふるう文章のたとえ。
素車白馬 そしゃはくば 白い車と白い馬の意で、中国で葬儀に用いられた車馬のこと。
咀嚼玩味 そしゃくがんみ 食べ物をよくかみこなし、よく味わう。詩文などをよく読んで、その意味・道理・趣などを考え味わうことのたとえ。
楚囚南冠 そしゅうなんかん 捕らわれて他郷にあること。
粗酒粗餐 そしゅそさん 粗末な酒と、粗末な食事。
粗製濫造 そせいらんぞう 質の悪い品をむやみにたくさん作ること。
祖先崇拝 そせんすうはい 子孫がその先祖を祭り、尊敬すること。
即決即断 そっけつそくだん 時機・チャンスを逃さず、即座に決断を下すこと。
率先躬行 そっせんきゅうこう 人より先に自分からすすんで実行すること。
率先垂範 そっせんすいはん 自分がすすんで手本を示す。模範を見せること。
率先励行 そっせんれいこう 人に先立ってはげみ行うこと。
粗鹵迂遠 そろうえん 粗末で役に立たないこと。
粗鹵狭隘 そろきょうあい 粗末で狭苦しいこと。
孫康映雪 そんこうえいせつ 苦労して勉学に励むことのたとえ。苦学すること。
尊尚親愛 そんしょうしんあい 尊敬し、親しみ愛すること。
樽俎折衝 そんそせっしょう 宴会でなごやかに交渉をすすめ、武力を用いずに相手をくじくこと。交渉上のかけひき。
尊大不遜 そんだいふそん おごり高ぶり、へりくだらないこと。
尊皇攘夷 そんのうじょうい 王室を尊び、異民族を打ち払うこと。
損者三友 そんしゃさんゆう 交際して損をする三種の友人のこと。うわべだけの不正直な(便辟べんぺき)人、誠実さのない(善柔ぜんじゅう)人、口先だけ達者な(便佞べんねい)人を友とするのは害であるということ。
大悪無道 たいあくむどう 道徳にそむく、きわめてひどい悪い行い。「たいあくぶどう」とも読む。
大安吉日 たいあんきちじつ 暦の上で万事うまくいくとされる日のこと。
大異小同 だいいしょうどう 細かい点では一致するが、大きな点では全く異なっていること。
大快人心 たいかいじんしん 世間の人を痛快な気分にさせること。主として、悪人や悪事などが厳しく糾弾されたときに用いられる。
大廈高楼 たいかこうろう 高い建物と大きな家。大きくて立派な家。
大喝一番 だいかついちばん 最初に大きな声で怒鳴りつけること。
大喝一声 だいかついっせい 大声で叱りつけること。
大官貴顕 たいかんきけん 地位や身分が高く、世に知られている人。
大願成就 たいがんじょうじゅ 願いが遂げられること。大願が神仏の加護によってかなえられること。
堆金積玉 たいきんせきぎょく 莫大ばくだいな富を集めること。金銀珠玉を積み上げる意から。
大器小用 たいきしょうよう 才能のすぐれた者を使いこなせないこと。大きな器を小さなことに使うなという意味。
大器晩成 たいきばんせい 大きな器は早く作れない。本当の大人物は若い頃は目立たないが、時間をかけて実力を養い、ついには大成するということ。
大逆無道 たいぎゃくむどう 道理や人の道を甚だしく踏みはずした行為。罪悪の甚だしいこと。後に、君主や親を殺すことをいう。
大義名分 たいぎめいぶん 何か事をするにあたっての根拠。やましくない口実。ある行為のたてまえとなる理由づけや道理をいう。
大逆非道 たいぎゃくひどう たいへん人道にそむき、道理を無視した行為。
対牛弾琴 たいぎゅうだんきん 牛に対して琴を弾いて聞かせても、その音色の素晴らしさはわからないことから、効果がなく無駄なこと。愚かな人に難しい話をすること。
大慶至極 たいけいしごく この上もなくめでたいこと。
大言壮語 たいげんそうご 意気盛んに、大変勇敢で大きなスケールの話しをすること。壮言大語。
滞言滞句 たいげんたいく 言葉にばかりこだわっていて、生きた真実が理解できないこと。
体元居正 たいげんきょせい 善徳を心にとどめて、正しい立場に身をおくこと。
大驚失色 たいきょうしっしょく 非常に驚き恐れて、顔色が青ざめること。
大悟徹底 たいごてってい 物事の本質・真理を悟って執着心・煩悩を断ち切り、吹っ切れた心境になること。
大根役者 だいこんやくしゃ 演技の才能に乏しい俳優。
泰山北斗 たいざんほくと 多くの人に喜ばれるもののたとえ。ある一つの領域で最も権威を認められ、尊ばれる人。
泰山府君 たいざんふくん 中国の泰山の神。道教で人の寿命・福禄ふくろくをつかさどる神とされる。仏教と習合し十王の一人に数えられ、閻魔えんま王の太子とも、その書記ともいう。
大山鳴動 たいざんめいどう 大きい山がうなりを発して揺れ動く。大きな騒ぎのたとえ。泰山鳴動。
大死一番 だいしいちばん 仏教語で、己を捨てて心を無にし、仏法に徹すること。転じて、一度死んだつもりになってがんばること。
大慈大悲 だいじだいひ 大きくて際まりのない慈悲。
大処着墨 たいしょちゃくぼく 大事なところから墨をつける意。絵や文章を書くに当たって、まず最も大事なところを押さえてから筆をおろすこと。最も大切なポイントを押さえて物事を行うたとえ。
大所高所 たいしょこうしょ 枝葉末節にとらわれない広い視野、大きな観点のこと。大局的に物事を見るこ。
対症下薬 たいしょうかやく 病状に応じて薬を処方すること。問題点を確認したうえで、有効な解決方法を講ずることのたとえ。
大声疾呼 たいせいしっこ 大きな声でしきりに叫ぶこと。
大政復古 たいせいふっこ 昔のように、天皇が行う政治体制にかえすこと。
大政奉還 たいせいほうかん 政権を天皇にお返しすること。
泰然自若 たいぜんじじゃく おちつきはらって物事に動じない。安らかでもとのまま変化せず平気な様子。
大胆巧妙 だいたんこうみょう 度胸があり、優れて上手なこと。
大胆不敵 だいたんふてき 度胸があって物事を恐れないこと。また、そのようす。敵を敵とも思わないこと。
大胆奔放 だいたんほんぽう 度胸があり、周囲にとらわれずに思い通りに振る舞うこと。
大同小異 だいどうしょうい 少しは違っていても、大体は同じなこと。似たりよったり。
大同団結 だいどうだんけつ いくつかの団体や党派が、多少の意見の差をかまわずに一つにまとまり、共通の目的に向かうこと。
大兵肥満 たいひょうひまん 大きな体で太っていること。また、その人。
台風一過 たいふういっか 台風が過ぎ去った後、すがすがしい天候になること。転じて、騒動が収まり、晴れ晴れとすること。
大法小廉 たいほうしょうれん すべての上下の臣が皆忠義で善良であること。大臣は法を守り、小臣は清く正しく、国家に対して忠節を尽くすこと。臣下の心得をいう。
太平無事 たいへいぶじ 世の中が平和で、変わった事件などがないこと。
高手小手 たかてこて 両手を背の後ろに回し、首から肘、手首にかけて厳重に縛り上げること。また、そのようす。
多感多愁 たかんたしゅう 物事に感じやすく、憂いが多いこと。
多岐多端 たきたたん 多方面にわたって仕事が多くて忙しいこと。
体貌閑雅 たいぼうかんが 姿かたちが落ち着いて上品なさま。
大道不器 たいどうふき 聖人の行う大いなる道は、限られた物しか盛ることのできない器とは異なり、広く大きな作用を発揮することができるものであるということ。
多岐多様 たきたよう 多方面にわたって、さまざまなおもむきがあること。
大味必淡 たいみひったん 本当においしい食べ物は味が淡白であることから、淡白なものこそ真にすぐれており、好まれるものだということ。濃厚な味は一時的に好まれても長続きはせず、淡白な味はいつまでも好まれるという意。
多岐亡羊 たきぼうよう 方針がいろいろあって、どうしてよいか迷うこと。
卓上演説 たくじょうえんぜつ 宴席で、各自の席で行う簡単な演説。テーブルスピーチ。
拓落失路 たくらくしつろ 落ちぶれて、出世の道を失うこと。
打成一片 だじょういっぺん 一切のことを忘れてある事柄に徹底すること。
多芸多才 たげいたさい 多くの方面に豊かな才能や技術を持っていること。
蛇行匍匐 だこうほふく 蛇のように身体を曲げて、腹ばいになって進むこと。
託孤寄命 たくこきめい 父に死なれ、幼くして即位した君主の補佐を頼み、国政をゆだねられる重臣のこと。国の大事を信頼してまかせること。また、それができる人のこと。
他言無用 たごんむよう 秘密にすべき事柄を他にもらしてはいけないといういましめ。
択言択行 たくげんたくこう 善悪を区別して選び抜かれるべき言葉と行いのこと。「択言択行無し」と用いられ、善悪の区別をつける必要のない言行の意で、すべて道理にかなった立派な言行のこと。また、選択された言葉や行い。
他山之石 たざんのいし 自分を磨くために役立つ、他人の間違いや良くない言動のたとえ。
多士済々 たしせいせい 優れた人が多い様子。多士済済。
多事多端 たじたたん 仕事や処理すべき事が多く、忙しいこと。
多事多難 たじたなん 事件や災難が多いこと。
多種多面 たしゅためん さまざまな種類や、さまざまな方面にわたっていること。
多種多様 たしゅたよう いろいろさまざま。多彩。
多趣多様 たしゅたよう さまざまな趣で、さまざまなありさまであること。「多様多趣」
多情多感 たじょうたかん 感情が豊かで、物事に感じやすいこと。「多感多情」
多情多恨 たじょうたこん 物事に感じやすく、恨んだり悲しむことが多いさま。愛情も強いが恨みの心も強いこと。
多情仏心 たじょうぶっしん 物事に感じやすく移り気ではあるが、薄情なことができない性質をいう。
打草驚蛇 だそうきょうだ 草をたたいてその奥にいる蛇を驚かす意から、あるものを懲らしめることによって、他のものに警告するたとえ。後に、よけいなことをして、かえってつまらない災難を受けるたとえ。無用のことをしてかえって相手に警戒心を起こさせてしまうたとえ。
起居振舞 たちいふるまい 日常動作における身のこなし。挙動。
多蔵厚亡 たぞうこうぼう 財物をたくさん貯えることは、必ず巨大な損失につながる意。欲が深いと人間関係が駄目になって、やがては財物ばかりかすべてを失ってしまうというたとえ
脱俗超凡 だつぞくちょうぼん 世俗を超越し、凡人の域を抜き出ていること。
他人行儀 たにんぎょうぎ 親しい人に対して、そうでない人に対する時のように、よそよそしい行動や態度をとること。
多謀善断 たぼうぜんだん よく考えて、物事を上手にさばき処置すること。
胆戦心驚 たんせんしんきょう 恐怖で恐れおののくこと。また、臆病おくびょうなこと。
他力本願 たりきほんがん 他人の力ばかりあてにしていること。
他流試合 たりゅうじあい 武芸などで、他の流儀の人と試合をすること。
暖衣飽食 だんいほうしょく 暖かい衣服を着て腹いっぱいに食べる満ち足りた生活。物質的な要求や欲望が満たされた生活のことをいう。
断崖絶壁 だんがいぜっぺき 険しく切り立った崖。
短褐孤剣 たんかつこけん 粗末な着物と一振りの剣。貧しい身なりの孤独な武士のたとえ。
短褐穿結 たんかつせんけつ 粗末な着物をつづり合わせること。貧しい人や身分の低い人の粗末な姿のたとえ。
貪官汚吏 たんかんおり 不正な官僚。悪い役人。
弾丸黒子 だんがんこくし はじき玉とほくろ。狭い土地のたとえ。猫の額。
弾丸雨注 だんがんうちゅう 弾丸が雨の降り注ぐような激しさで飛んでくること。
断簡零墨 だんかんれいぼく きれぎれの文書、はしきれに書いた文章。書いたものの断片。
談言微中 だんげんびちゅう 面と向かってはっきりとは言わず、それとなく遠回しに人の急所や弱点などをつく話しぶりのこと。
男耕女織 だんこうじょしょく >男女それぞれに天から与えられた自然の職分のこと。
箪食壺漿 たんしこしょう 食べ物・飲み物を用意し、軍隊を歓迎すること。また広く、歓迎することをいう。
箪食瓢飲 たんしひょういん 竹の器に入れた飯と、瓢箪の器に入れた水。粗末な食事のたとえ。清貧な生活を送るたとえ。
単純明快 たんじゅんめいかい 簡単で筋道が明らかであること。
丹書鉄契 たんしょてっけい 天子が功臣に与えた、鉄に朱で書いた誓文せいもんのこと。
淡粧濃抹 たんしょうのうまつ 美しい女性の容貌ようぼうや装いのこと。
断章取義 だんしょうしゅぎ 原文の意味に関係なく、自分の言に適する部分だけを取って自由に解釈する。
袒裼裸? たんせきらてい 衣服を脱ぎはだかになること。転じて、はなはだ無礼な振る舞いのこと。
男女同権 だんじょどうけん 男女の法律的権利や社会的待遇が同等であること。
胆戦心驚 たんせんしんきょう 恐怖で恐れおののくこと。また、臆病おくびょうなこと。
湛然不動 たんぜんふどう 静かに落ち着いて揺るがないこと。
湛然無極 たんぜんむきょく この上なく静かで安らかなこと。
嘆息嗟嘆 たんそくさたん ため息をついてひどく嘆くこと。
男尊女卑 だんそんじょひ 昔、社会の慣習上、男性を尊び、女性を男性より低く見たこと。
胆大心小 たんだいしんしょう 大胆で、しかも細心の注意を払うこと。細心にして大胆。
丹沢山塊 たんたくさんかい 山系または山脈から分かれて孤立した山の一団。
単刀直入 たんとうちょくにゅう 前置きや挨拶を抜きにして、直接本題に入り、核心をつくこと。
断髪文身 だんぱつぶんしん 野蛮な風習のこと。
断編残簡 だんぺんざんかん 一部が欠けて不完全な書き物。
端木辞金 たんぼくじきん 納得のいかない金は受け取らないということ。
単樸浅近 たんぼくせんきん 単純で素朴すぎて、あさはかで俗っぽいこと。
短慮軽率 たんりょけいそつ 考えがあさはかで、行動が軽はずみなこと。
談論風発 だんろんふうはつ 盛んに話し合ったり論じたりすること。次々に議論が続出するさま。
知恵才覚 ちえさいかく 物事の道理がよく分かり、機転がきくこと。
知恵分別 ちえふんべつ 物事の道理がよく分かり、適切に判断することのできる力。
治外法権 ちがいほうけん (一)外国の領土にいながら、その国の法律の適用を受けず、自国の法律に従うことを許される、国際法上の特権。(二)転じて、規定の範囲外。
知己朋友 ちきほうゆう 自分の心や真価を知ってくれる友人。
遅疑逡巡 ちぎしゅんじゅん 物事の判断が出来ずぐずぐずためらうこと。
池魚籠鳥 ちぎょろうちょう 不自由な身の上のこと。池の魚と籠の鳥。身体が束縛されて自由でないたとえ。
竹頭木屑 ちくとうぼくせつ 竹の切れはし、木のけずり屑のように小さなつまらぬものでも、何かの役に立つことがあるということ。
築室道謀 ちくしつどうぼう 余計な意見ばかり多くてまとまらず、物事がなかなか完成しない、また、結局失敗することのたとえ。
竹馬之友 ちくばのとも 幼年時代に竹馬で遊び合った仲のよい友人。幼児からの親しい友。
知行一致 ちこういっち 知識と行為とに食い違いがなく、知っていて行わないことがないこと。
竹林七賢 (ちくりんのしちけん 俗世を離れて竹林に集まり清談にふけった七人。
知行合一 ちこうごういつ 真に知ることは必ず実行を伴う。知と行とは表裏一体で別のものではないという説。
知崇礼卑 ちすうれいひ 本当の知者は知識を得れば得るほど、他人に対してはへりくだって、礼を尽くすものだということ。
地水火風 ちすいかふう 仏教で、宇宙万物を成り立たせる四つの要素。
知小謀大 ちしょうぼうだい 見識が浅いにもかかわらず、大きなことを企てること。自分の力を考えず、むやみに大きな計略をめぐらすこと。
知足不辱 ちそくふじょく 自分の分ぶんを知り、それで満足をすれば辱めを受けないということ。
知足安分 ちそくあんぶん 高望みをせず、自分の境遇に満足すること。
置酒高会 ちしゅこうかい 盛大に酒宴を催すこと。また、酒宴のこと。
遅速緩急 ちそくかんきゅう 遅いか速いか、緩やかか厳しいか。
知者楽水 ちしゃらくすい 知恵のある賢い人は、水が流れるように才知を働かせ滞ることがないから、水を好んで楽しむということ。
蟄居屏息 ちっきょへいそく 家に閉じこもり、息をひそめて、隠世すること。
蟄居閉門 ちっきょへいもん 家に閉じこもり門を閉じて、来客や家人の出入りを止めること。
秩序整然 ちつじょせいぜん 物事の順序が正しく整っていること。
知徳兼備 ちとくけんび 知識と道徳をかねそなえていること。
地平天成 ちへいてんせい 世の中が平穏で、天地が治まること。
魑魅魍魎 ちみもうりょう 山や水に住むいろいろの化け物。怪物。妖怪変化。
着眼大局 ちゃくがんたいきょく 物事を全体的に大きくとらえること。また、広く物事を見て、その要点や本質を見抜くこと。
茶番狂言 ちゃばんきょうげん (一)ありふれたことを素材として、おもしろおかしく見せる劇。江戸時代、歌舞伎役者たちの慰労の趣向から始まったといわれる。 (二)転じて、すぐに底の割れるような、ばかばかしい行為や物事のたとえ。茶番劇。
忠肝義胆 ちゅうかんぎたん 主君や国家に忠誠を尽くし正義を貫こうとする固い決意のたとえ。
忠君愛国 ちゅうくんあいこく 君主に忠義を尽くし、国を愛し大切にすること。
抽黄対白 ちゅうこうたいはく 美しい色を巧みに配合すること。また、美しい文章を作ること。
長生不死 ちょうせいふし 長生きして死なないこと。
知勇兼備 ちゆうけんび 知恵と勇気をあわせもっていること。
忠孝一致 ちゅうこういっち 主君に忠節を尽くすことと、親に孝行を尽くすこととが同じであること。また、それらを全うすることができること。
忠孝仁義 ちゅうこうじんぎ 主君に対する忠義と親孝行、思いやりと正義。
中通外直 ちゅうつうがいちょく 君子の心が広く、その行いはまっすぐなこと。
鋳山煮海 ちゅうさんしゃかい 山の銅を採掘して銭を鋳、海水を煮て塩を造る意。山海の産物が豊富であること。また、多くの財貨をたくわえるたとえ。自然の資源を開発することに長たけているたとえにも用いる。
抽薪止沸 ちゅうしんしふつ 物事を根本から解決することのたとえ。
忠臣孝子 ちゅうしんこうし 忠義心に富んだ家来と、親孝行な子。心から忠誠を尽く臣下と、よく父母に仕える子。
朝真暮偽 ちょうしんぼぎ 真実とうその定めがたいことのたとえ。朝と夕で真実とうそが入れかわる意。
忠臣貞女 ちゅうしんていじょ 忠義心に富んだ家来と、節操の正しい女性。
昼想夜夢 ちゅうそうやむ 目が覚めている昼に思ったことを、夜に寝て夢見ること。
躊躇逡巡 ちゅうちょしゅんじゅん 決心がつかず、ぐずぐずとためらうこと。
長頸烏喙 ちょうけいうかい 長い頸くびととがった口先。
忠魂義胆 ちゅうこんぎたん 忠義を重んじ守る心のこと。
中途半端 ちゅうとはんぱ 途中までしかできあがってない様子。
中肉中背 ちゅうにくちゅうぜい 普通の身長で、普通の体格であること。
知勇弁力 ちゆうべんりょく 知恵と勇気をもって、適正に物事を判断し、処理する力。
昼夜兼行 ちゅうやけんこう 非常に急ぐさま。昼も夜も休まず続行すること。転じて、仕事を急ぎ行うことにもいう。
忠勇義烈 ちゅうゆうぎれつ 勇気に富み、忠義・正義の心が強く激しいこと。
朝過夕改 ちょうかせきかい 自分の過ちをすぐ改めること。また、その改め方の迅速な様子。
忠勇無双 ちゅうゆうむそう 並ぶものが無いほど、忠義の心が厚く、勇気に富んでいること。
朝衣朝冠 ちょういちょうかん 朝廷に出仕するときに着る衣服やかんむり。
長安日辺 ちょうあんにっぺん 遠い場所のたとえ。また、才知に富んでいるたとえ。
超軼絶塵 ちょういつぜつじん 馬などが群れから抜け出て、非常に軽やかに速く走ること。優れた人物のたとえ。
鳥語花香 ちょうごかこう 春の風物や情景のこと。鳥の鳴き声と花の香りの意から。
朝雲暮雨 ちょううんぼう 男女の契り、情交のこと。
朝観夕覧 ちょうかんせきらん >朝な夕なに見ること。絵画などを愛玩あいがんすることをいう。
重見天日 ちょうけんてんじつ 暗い状況から抜け出すこと。悪い状態から脱却し、再びよいほうに向かうこと。
朝憲紊乱 ちょうけんびんらん 国家のきまりを乱すこと。
兆載永劫 ちょうさいようごう 仏教で、きわめて長い年月。
朝三暮四 ちょうさんぼし 目前の利害に捕われて結果が同じになるのを見抜けないこと。また、そのような状態に相手を追い込んで巧妙にだますこと。
張三李四 ちょうさんりし 張さんの三男と李さんの四男の意。身分もなく名の知れぬ平凡な人物のこと。
朝種暮穫 ちょうしゅぼかく 朝に作物を植えて、暮れには収穫すること。期間の短いことから、方針が定まらないことをたとえる。また、慌ただしいさま。
長袖善舞 ちょうしゅうぜんぶ 長い袖の着物を着た者は、よく舞うことができる。資力のある者は、何事をなすにもなしやすいことのたとえ。
鳥尽弓蔵 ちょうじんきゅうぞう 目的が達せられた後には、それまで重用されていた者が捨てられるということのたとえ。鳥を射尽くしてしまうと、不必要となった弓がしまわれてしまうという意から。
長身痩躯 ちょうしんそうく 背丈の高い、痩せた体。鶴のような痩身。
朝秦暮楚 ちょうしんぼそ ふらふらして住所が定まらず、流浪するたとえ。朝には中国の西部にある秦にいて、暮れには南部にある楚にいるということから。また、朝には秦国に頼り、暮れには楚国に頼るという、主義・主張が一定でないたとえの意味に使われることもある。
彫心鏤骨 ちょうしんるこつ 心臓や骨に彫りつける。深く心に銘記して忘れぬこと。鏤(=ちりばめる)
長生久視 ちょうせいきゅうし 長生きをすること。
朝生暮死 ちょうせいぼし 生命のきわめて短いこと。人生のはかないことのたとえ。
彫虫篆刻 ちょうちゅうてんこく 虫の形を彫ったり、篆書を刻んだりする。細部にこだわって飾り立てた文章表現のたとえ。
喋喋喃喃 ちょうちょうなんなん 小声でよくしゃべること。男女が親しく楽しそうに話し合うさま。
丁々発止 ちょうちょうはっし 刀などを互いに打ち合う音。また互いに負けじと激しく議論を戦わせることのたとえ。丁丁発止。
朝朝暮暮 ちょうちょうぼぼ 毎朝、毎晩。いつもいつも。
長汀曲浦 ちょうていきょくほ 長く続く海浜。海岸線がはるかかなたまで続いているようす。
頂天立地 ちょうてんりっち 独り立ちして他人には頼らないこと。独立の気概をいう。
雕文刻鏤 ちょうぶんこくる 器などに細工をして飾ること。転じて、文章の細部を工夫し飾ること。
凋零磨滅 ちょうれいまめつ 文物などが滅びてなくなること。
頂門一針 ちょうもんいっしん 相手の痛いところをついた忠告、戒めのたとえ。
朝蝿暮蚊 ちょうようぼぶん つまらない人間が集まってきて困ることのたとえ。
長命富貴 ちょうめいふうき 長寿で財産があり、しかも身分が高いこと。
跳梁跋扈 ちょうりょうばっこ 悪人などが権勢をほしいままにして、わがままにのさばること。
朝令暮改 ちょうれいぼかい 朝出した命令を夕方にはもう改めるというように、法律や命令が頻繁に変えられて、一定しないこと。
直往邁進 ちょくおうまいしん ためらわずに、まっすぐ進こと。
直言極諫 ちょくげんきょっかん 思うことをはばからず言い、厳しくいさめること。
直情径行 ちょくじょうけいこう 自分の思うままに行動して相手の立場を思いやらないこと。礼儀知らず。
直情真気 ちょくじょうしんき 偽りのない、本当のありのままの気持ち。
直截簡明 ちょくせつかんめい 見たり感じたりしたことをきっぱりと言い切ること。
直立不動 ちょくりつふどう 真っ直ぐに立ち、じっとして動かないこと。また、そのような姿勢。
佇思停機 ちょしていき 思いわずらい、心の働きを止めてしまうこと。
猪突猛進 ちょとつもうしん 周囲の人のことや状況を考えずに、猪のように激しい勢いで突進する。
佇立?徊 ちょりつていかい ためらいのために、長い間立ちつくしたり、行きつ戻りつしたりすること。
枕戈待旦 ちんかたいたん ほこを枕まくらにして寝て、あしたを待つ意から、戦いの準備をいつも怠らないたとえ。
佇立瞑目 ちょりつめいもく 目をつぶって、長い間立ちつくすこと。また、深い悲しみのために、目を閉じたままたたずむこと。
治乱興亡 ちらんこうぼう 世の中がよく治まることと、乱れること。盛んになることと、滅びること。
知略縦横 ちりゃくじゅうおう 才知を働かせて、はかりごとを思うままにめぐらせること。
沈毅雄武 ちんきゆうぶ 気性が落ち着いていて強く、勇敢であること。
沈魚落雁 ちんぎょらくがん 魚や鳥も恥じてかくれるほどの美貌を持った、容姿の美しい女性を形容する語。
沈思黙考 ちんしもっこう 思いに沈み、黙って深く考えこむこと。思案にふけること。
沈着大胆 ちんちゃくだいたん 腹のすわった性格。
沈博絶麗 ちんぱくぜつれい 奥深くかつ広く、このうえもなく美しいさま。すぐれた文章の形容として使われる。
沈着冷静 ちんちゃくれいせい 落ち着いていて、動じないこと。
沈痛慷慨 ちんつうこうがい 深く心に悲しみ、いきどおり嘆くこと。
珍味佳肴 ちんみかこう 珍しい食べ物とよい酒の肴。たいそうな御馳走をいう。珍膳。
沈黙寡言 ちんもくかげん 落ち着いていて、口数の少ないこと。
追根究底 ついこんきゅうてい 事の本質・真相を徹底的に究明すること。根底を追及する。
追奔逐北 ついほんちくほく 逃げる賊などを追い、走ること。
追善供養 ついぜんくよう 死者の年忌などに法事を営み、故人の善行を供養すること。
痛快無比 つうかいむひ このうえなく胸がすうっとするように、愉快になること。
通暁暢達 つうぎょうちょうたつ ある物事について詳しく知っていて、文章や言葉などがのびのびしていること。
通功易事 つうこうえきじ 品物を互いに流通させて、分業の成果を上げること。
痛定思痛 つうていしつう 痛みがおさまってから、その痛みを振り返える。失敗を反省し、今後に備える。
痛烈無比 つうれつむひ 比べるものがないほど、きわめて激しいこと。
九十九髪 つくもがみ 老女の白髪。百から一を引くと「白」で白髪。次百(つぐもも)の略が九十九(つくも)となった。
津津浦浦 つつうらうら いたるところの港や海岸。全国くまなくいたる所という意味。津々浦々。
九十九折 つづらおり ツヅラのつるのように、山道などがはなはだしく曲がりくねっていること。
低徊趣味 ていかいしゅみ 世俗を離れて自然や芸術を楽しむ趣味。
低回顧望 ていかいこぼう 心引かれるなどして、行きつ戻りつ振り返ること。
亭主関白 ていしゅかんぱく 家庭の中で夫が妻に支配者のように威張っていること。
提耳面命 ていじめんめい 懇切に教え諭すこと。相手の耳を引き寄せ、口を近づけて言い聞かせ、面と向かって教え諭す意から。
低唱微吟 ていしょうびぎん しんみりと、低く小さい声で詩歌をうたうこと。
泥船渡河 でいせんとか 世渡りの危険なことのたとえ。泥で作った船で川を渡る意から。
貞操観念 ていそうかんねん 女性は肉体的純潔を保って、堅い操を守らなければいけないという考え方。
低頭傾首 ていとうけいしゅ 頭を低くして、謹慎すること。また、うなだれること。
泥中之蓮 でいちゅうのはす 世の中の汚れに染まらないで清く生きること。泥中の蓮。
手枷足枷 てかせあしかせ 立場や自由な動きを束縛するもの。
適材適所 てきざいてきしょ ある事柄に適した才能を持つ者を、それに適した地位・任務につけること。
適者生存 てきしゃせいぞん 生存競争の結果、その環境に適するものだけが生き残り、他は滅びること。
擲身報国 てきしんほうこく 一身をなげうって、国の恩に報いること。
擲果満車 てきかまんしゃ 非常に人気があることのたとえ。また、大変な美少年のたとえ。
滴水成氷 てきすいせいひょう 冬の厳しい寒さのたとえ。また、極寒の地の寒さの形容。滴したたり落ちる水が氷になる意から。
鉄心石腸 てっしんせきちょう 鉄や石のように堅固な精神、強い意志のたとえ。どんなことにも動じない心。
丁稚奉公 でっちぼうこう 丁稚として商家などに奉公すること。
鉄腸強胆 てっちょうごうたん 鉄のように強く堅い心のこと。
徹頭徹尾 てっとうてつび 始めから終わりまで。一つの考えや方針などを、徹底してあくまでも貫くさま。
轍鮒之急 てっぷのきゅう 差し迫った危急や困難のたとえ。車の通った跡のくぼみにたまった水の中で、苦しみあえいでいる鮒ふなの意から。
手前味噌 てまえみそ 自分で自分の作ったものをほめること。
手練手管 てれんてくだ 人をだます手段。
天衣無縫 てんいむほう (人柄などが)無邪気で飾り気がなく、素直で自然のままの様子。
天涯孤独 てんがいこどく 身寄りがこの世にひとりもいないこと。また異郷にただ独りで暮らすこと。
天涯比隣 てんがいひりん たとえ遠く離れていても、すぐ近くにいるように親しく思われること。親しい友人などについていう。
天涯地角 てんがいちかく 二つの土地がきわめて遠く離れていることのたとえ。また、はるか遠く辺鄙へんぴな場所のたとえ。
天下一品 てんかいっぴん 他に比べるものがないほどすぐれていること(もの)。
天下第一 てんかだいいち 全国、または全世界に並ぶものがないほど優れていること。
天下泰平 てんかたいへい 世の中がよく治まり、穏やかな様子。また、何の心配事もなく、のんびりしているさま。
天下太平 てんかたいへい 世の中が極めて穏やかに治まっていて平和であること。安穏無事でのんびりしているさま。
天下治平 てんかちへい 世の中がたいへん平和なこと。
天下無敵 てんかむてき 世の中に並ぶものがないほど優れていること。
天空海闊 てんくうかいかつ 大空にさえぎるものがなく、海が広々と果てしなく大きいこと。転じて、度量が大きく包容力に富むこと。
天懸地隔 てんけんちかく 天と地のように、隔たりのはなはだしいことのたとえ。
電光影裏 でんこうえいり 人生は束の間であるが、人生を悟った者は永久に滅びることがなく、存在するというたとえ。
電光石火 でんこうせっか 行動などが非常に速いことのたとえ。石を打ち合わせてでる火のような、ちょっと光る瞬間。
電光朝露 でんこうちょうろ 稲妻の光や朝の露の意。転じて、きわめて短い時間のたとえ。また、はかない人生やはかないもののたとえ。
天災地変 てんさいちへん 自然界に起こるさまざまな災い。暴風・地震・落雷・洪水などの災害のこと。
天姿国色 てんしこくしょく 生まれつきの絶世の美人のこと。
天資英邁 てんしえいまい 生まれつき、才知が非常に優れていること。
天井桟敷 てんじょうさじき 劇場などで、二階もしくは三階などの天井に近く、一番後方にこしらえてある見物席で、下等席。
天壌無窮 てんじょうむきゅう 天地とともに窮(きわ)まりのないこと。永遠に続くこと。
天神地祇 てんしんちぎ 天の神と地の神。すなわち、すべての神々。
天真爛漫 てんしんらんまん 自然のままで飾り気がなく、偽りのないさま。ありのままの真情が言動に現われること
天孫降臨 てんそんこうりん 記紀きき(『古事記』と『日本書紀』)の神話の中で、孫の天津彦彦火瓊瓊杵尊あまつひこひこほににぎのみことが国土平定のため、天照大神あまてらすおおみかみの命を受けて、高天原たかまがはらから日向国ひゅうがのくに(今の宮崎県)の高千穂たかちほ峰に天下ったこと。
天造草昧 てんぞうそうまい 天地創造のとき、この世にまだ秩序がなく混沌こんとんとして定まらないこと。また、世の中に秩序がなく、天下のまだ定まらないことにもいう。
霑体塗足 てんたいとそく つらい労働の様子。からだをぬらし、足を泥まみれにして、田畑で仕事をする姿から。
天地開闢 てんちかいびゃく 天地の開け初め。天地発生のとき。
天地玄黄 てんちげんこう 天は黒色であって、地は黄色であるということ。また、四つのものの順序を示すのに用いる言葉。
天地一指 てんちいっし この世に存在するものは、個々の違いを越えて斉一なものであるという考え。すべての対立を超えた絶対的な観点からみれば、天も地も一本の指と同じものであるという意。
天長地久 てんちょうちきゅう 天地の存在は永遠であること。天地が永久であるように、物事がいつまでも続くことのたとえ。
天地神明 てんちしんめい 天地の神々。「天地神明に誓って」の形で用いられることが多い。
天地無用 てんちむよう 「(荷物、貨物などを)さかさまにするな」という意味の注意を与える言葉。
輾転反側 てんてんはんそく 度々寝返りを打つさま。思い悩んで眠れないことのたとえ。
天然自然 てんねんしぜん あるがままに、人の手が加わらないで存在する状態。
天罰覿面 てんばつてきめん 天の下す罰がたちどころに現れること。悪事のむくいが自然に与えられること。
田夫野人 でんぷやじん いなかもの。教養、良識に欠ける人をさげすんでいう。無風流な人。
天変地異 てんぺんちい 天上界に現われる異変と、地上に起こる異変。天地自然の中で起こる異変・災害。
転迷開悟 てんめいかいご 迷いを転じて悟りを開くこと。
天網恢恢 てんもうかいかい 天の網は大きすぎて目があらいようだが、物をすくい漏らすことはない。悪事をすれば必ず天罰を受ける意。
天佑神助 てんゆうしんじょ 天の助け、神の加護。思いがけない偶然によって助かることのたとえ。
天理人欲 てんりじんよく 天地自然の条理と人の欲望。人間の心の中に本性として存在する天の道理と、心が外からの影響を受けて生じる感情や欲望。
天理人道 てんりじんどう 自然の道理と、人として行うべき正しい道。世の中で正しいとされる物事。
天理人情 てんりにんじょう 天の道理と、人の心。世の中で正しいとされるものごとや、人に受け入れられたりするものごと。
頽堕委靡 たいだいび 体力や気力などがだんだんにくずれ衰えていくこと。
度徳量力 たくとくりょうりき 自分の徳を量り、信望や力量を確かめ、事に当たること。身のほどを知ること。為政者が人々に信頼される人格と、政治を行う能力をもっているかどうか推し量ること。
当意即妙 とういそくみょう その場その場に応じて機転をきかすこと。また、その場の雰囲気に合わせて、すぐさま気のきいた言動をすること。
冬夏青青 とうかせいせい 節操が堅く、常に変わらないことのたとえ。松やこのてがしわといった常緑樹は、色を変えることなく冬も夏も青々と茂っていることから。
同軌同文 どうきどうぶん 王者が天下を統一すること。また、天下が統一されていること。
陶犬瓦鶏 とうけんがけい やきものの犬と素焼きの鶏。転じて、ただ形や外見のみがすぐれ、役に立たないもののたとえ。
桃園結義 とうえんけつぎ 中国の小説『三国志演義さんごくしえんぎ』の中で、主人公の劉備玄徳りゅうびげんとく関羽かんう張飛ちょうひの三英雄が、張飛の家の桃畑で義兄弟の契りを結んだこと。
桃源洞裡 とうげんどうり 桃源郷のある洞窟の内側。俗世や時代の流れから隔絶して、小さく理想的な共同体の中でのんびりと生きている世界のたとえ。
凍解氷釈 とうかいひょうしゃく 疑問や問題が、氷が解けてなくなるように解決すること。
当機立断 とうきりつだん 機会をとらえて、素早く決断すること。
同工異曲 どうこういきょく こしらえや手際が同じで、趣が違う。見かけは違うように見えるが内容は同じである。
倒行逆施 とうこうぎゃくし 物事を行うに当たって、正しい道理に逆らった手段・方法を採ること。転じて、時代の風潮に逆らうよくない行いにも用いる。
桃紅柳緑 とうこうりゅうりょく 紅くれないの桃の花と、緑あざやかな柳の葉。美しくさまざまな色彩に満ちた春の景色のこと。
刀耕火種 とうこうかしゅ 山林を伐採し、火を放って草木を焼き払い、そこに種をまく意。焼畑農業のこと。
刀光剣影 とうこうけんえい 殺気がみなぎり、今にも戦いが起こりそうな雰囲気のこと。また、殺し合いの激しいさま。刀はきらめき、剣の影はちらつくという意から。
闘志満々 とうしまんまん 闘争心の旺盛なこと。
銅牆鉄壁 どうしょうてっぺき 銅の垣根と鉄の壁の意から、守りの堅固なこと。また、どのような方法でも壊すことができないもののたとえ。
同床異夢 どうしょういむ 仲間でも目的や考え方が異なること。同じ床に寝ていながら、違う夢をみるように、いっしょに仕事をして意見が一致しないこと。
道心堅固 どうしんけんご 道義心を堅く守ること。
蹈常襲故 とうじょうしゅうこ 従来のしきたりや方法を受け継いで、そのとおりに物事を執り行うこと。
湯池鉄城 とうちてつじょう 城のきわめて堅固なさま。
陶潜帰去 とうせんききょ 陶潜は世俗の煩わしさを嫌い、官を辞して故郷に帰った。このとき名文の「帰去来辞ききょらいのじ」を作ったという故事を四字句にしたもの。
同声異俗 どうせいいぞく 人の生まれながらの性質・素質は同じだが、環境や教育といった後天的な要素によって、人物に差が生じること。赤子の泣き声はだれでも同じで変わりないようだが、成長すると風俗や習慣を異にするようになるという意から。教育の重要性を訴える言葉。
当代第一 とうだいだいいち 今の時代、またはその時代において、最も優れたもの。
当代無双 とうだいむそう 今の時代、またはその時代において、並ぶものがないほど優れていること。
道聴塗説 どうちょうとせつ 路上で聞いて、すぐ路上で話す意。いい加減なうわさ。受け売りのこと。
党同伐異 とうどうばつい 事の道理に関係なく、仲間に味方し、対立する他者を攻撃すること。
銅頭鉄額 どうとうてつがく 銅の頭と鉄のひたいの意から、きわめて勇猛であるさま。また、刀や槍やりを通さない厚い甲冑かっちゅうや、それに身を包む兵士のこと。
同病相憐 どうびょうそうれん 同じ病気に苦しむ人々が、互いに同情し合うこと。また広く、同じ境遇で苦しむ者同士は、互いになぐさめ合うことをいう。
頭髪上指 とうはつじょうし 激怒して髪の毛が逆立つこと。
同文同軌 どうぶんどうき 天下を統一すること。また、天下が統一されていることの形容。
堂塔伽藍 どうとうがらん 堂や塔、伽藍など、寺院の建物の総称。
東奔西走 とうほんせいそう 東西に奔走する。あちらこちらに、なにかと忙しく駆け回ること。
稲麻竹葦 とうまちくい 人や物が非常に多く入り乱れているたとえ。周囲を幾重にも取り囲んでいるさま。
桃李成蹊 とうりせいけい 立派な人物は自ら求めなくてもその徳をしたって自然に人々が集まってくるたとえ。桃や李(すもも)は、何も言わないが花や実にひかれて自然に人々が集まるので木の下にはいつの間にか小道が出来てしまうという意。
得魚忘筌 とくぎょぼうせん を捕ってしまうと、その道具の筌やなのことなど忘れてしまうということ。転じて、目的を達すると、それまでに役立ったものを忘れてしまうことのたとえ。
等量斉視 とうりょうせいし すべての人々を差別せず、平等に扱うこと。
土階三等 どかいさんとう 入り口にある土の階段が三段しかない、質素な宮殿のたとえ。転じて、住居や生活の質素なことのたとえ。
党利党略 とうりとうりゃく 党としての利益とそのためのはかりごと。
蟷螂之斧 とうろうのおの 弱い者が、自分の力をわきまえず、強い者に挑むこと。
得意満面 とくいまんめん 誇らし気なようすが顔じゅうに満ちていること。
読書三到 どくしょさんとう 読書の三つの心構え。心到、眼到、口到。集中し、眼をそらさず、声に出して読む。
兎起鶻落 ときこつらく 野うさぎが巣穴から素早く走り出したり、はやぶさが急降下して獲物を捕らえたりする様子。転じて、書画や文章の勢いがあることのたとえ。
徳高望重 とくこうぼうじゅう 人徳が高く、人々からの信望が厚いこと。
独弦哀歌 どくげんあいか ひとり弦をつまびきながら、悲しい調べで歌うこと。転じて、ひとり悲痛な調子で弁舌することのたとえ。
読書三昧 どくしょざんまい 一日中、ひたすら書物を読むことにひたりきるさま。一心に読書をすること。
読書尚友 どくしょしょうゆう 書物を通じて昔の賢人に親しむこと。
読書三余 どくしょさんよ 読書をするのに好都合な三つの余暇。一年のうちでは冬、一日のうちでは夜、時のうちでは雨降りをいう。中国三国時代、魏ぎの董遇とうぐうが勉学する時間がないと嘆く弟子を諭した語。
読書亡羊 どくしょぼうよう 羊の放牧中、本を読んでいて番を怠けたため、羊に逃げられてしまった意。転じて、他のことに気をとられて、肝心な仕事をおろそかにすることのたとえ。
読書百遍 どくしょひゃっぺん 何度も繰り返して書物を読めば、意味は自然にわかるようになる。何度もていねいにゆっくり読むべきことをいう。
特筆大書 とくひつたいしょ ことさら人目につくように、大きく書くこと。人目につくように特に強調すること。
独断専行 どくだんせんこう 他人に相談しないで勝手に決め、物事を行うこと。
独立自存 どくりつじそん 他の何物にも影響を受けることなく、自らの力で存在していること。
独立自尊 どくりつじそん 自分自身に誇りを持つこと。何事も自力で行い、他の援助を受けないこと。
独立独行 どくりつどっこう 他人に頼らず、自分の信念を実行すること。
独立独歩 どくりつどっぽ 他人にたよらず、自分で自分の考えを実行する。
独立不羈 どくりつふき 他から何の束縛も受けないこと。何の制約も受けることなく、みずからの考えに従って事を行うこと。
独立不撓 どくりつふとう 他人を頼ることなく、自分の力だけでやり抜くこと。
徳量寛大 とくりょうかんだい 徳が高く、度量が大きく人に対して寛容なさま。
吐故納新 とこのうしん 古いものを捨て、新しいものを取り入れること。
土豪劣紳 どごうれっしん 横暴な土地のならず者のこと。「土豪」は、その土地で勢力のある豪族。「劣紳」は、農民を搾取した地主・資産家の蔑称で、卑劣不正な紳士の意。
徒手空拳 としゅくうけん 手に何も持たないこと。事を始めるのに資金や地位などがまったくなく、自分の力だけが頼りであること。
兎走烏飛 とそううひ 歳月のあわただしく過ぎ去るたとえ。月日の速く過ぎるたとえ。
斗折蛇行 とせつだこう 斗(北斗七星)のように折れ曲がり、蛇のようにくねくねと曲がりながら進むこと。転じて、道や川などにカーブが多く、くねくねと続いていくさま。
訥言敏行 とつげんびんこう 徳のある人は、口数は少なく、行動に敏速であるものだということ。
兎死狗烹 としくほう うさぎが死んでしまえば、それを捕らえるのに用いられた猟犬は不必要となって、煮て食べられてしまう意。戦時に活躍した武将は、ひとたび太平の世となると、用なしとして殺されてしまうことをたとえた言葉。また、後に広く、利用価値があるときだけ用いられ、無用になると捨てられてしまうことのたとえ。
屠所之羊 としょのひつじ 死期を間近にひかえた人の形容。
塗炭之苦 とたんのくるしみ 泥にまみれ、炭火で焼かれるような、ひどい苦痛のこと。
図南鵬翼 となんほうよく 大志を抱いて大事業を計画すること。「図南」は南方に向かって飛び立とうとする意。「鵬翼」は大きな鳥の翼。よって大きな鳥が南方にはばたくこと。
土木壮麗 どぼくそうれい 庭園や建物が大きくて美しいさま。
怒髪衝天 どはつしょうてん 髪の毛が逆立つほど、激しく怒るさま。
土崩瓦解 どほうがかい 土がくずれ瓦が崩れ落ちる。物事が崩れて手のつけようがないこと。
塗抹詩書 とまつししょ 幼児のこと。また、幼児のいたずらのたとえ。幼児は大切な詩書でもかまわずに塗りつぶしてしまうことから。
呑舟乃魚 どんしゅうのうお 舟を丸呑みにするほどの大魚。善・悪ともに大人物のたとえ。
内柔外剛 ないじゅうがいごう 内心は弱々しいのに外見は強そうに見えること。本当は気が弱いのに外に現れた態度だけ強そうに見せること。
内清外濁 ないせいがいだく 心は高潔だが外面は俗物のように振る舞うこと。内には清い心を持ちながら、日常の言動は汚れた世間とも妥協しながら行くこと。乱世を生き抜く処世術。
内政干渉 ないせいかんしょう 他国の政治、外交に口だしをすること。
内典外典 ないてんげてん 仏教の書とそれ以外の書。また、国内の書物と外国の書物のこと。
内疎外親 ないそがいしん 内心では嫌っていながら、表面上は親しげにすること。
内憂外患 ないゆうがいかん 国内の心配事と、外国からしかけられるわずらわしい事態。また、個人における内外の心配事もいう。
南無帰命 なむきみょう 仏に対する帰依を表す語。
名題看板 なだいかんばん 歌舞伎劇場の表看板の一つで、上演狂言の題名を記したもの。
名題披露 なだいひろう 歌舞伎俳優が名題役者に昇進した時に行う披露。
南無三宝 なむさんぼう 仏・法・僧の三宝に帰依すること。または驚いたり失敗したりしたときなどに発する語。しまった。大変だ。なむさん。
南郭濫吹 なんかくらんすい 実力のない者が、実力があるかのように見せかけて、みだりに高い地位にいることのたとえ。
難易軽重 なんいけいちょう 難しいか易しいか、軽んずべきか重んずべきか。物事の程度・価値を問うことば。
南華之悔 なんかのくい 上司に逆らい、また余計なことを言って嫌われ、出世できないこと。
南柯之夢 なんかのゆめ 人生がはかなく、むなしいことのたとえ。
難行苦行 なんぎょうくぎょう 辛く苦しい修行。転じて、非常な困難の中で苦労をすること。
南橘北枳 なんきつほくき 人間は住む環境によって、よくなったり悪くなったりするということ。
難兄難弟 なんけいなんてい どちらがすぐれているか区別がつかない。優劣の判断がつきにくいさま。
?紅塵中 なんこうじんちゅう 華やかで、にぎやかな都会の様子。
難攻不落 なんこうふらく 攻撃が難しく、なかなか陥落しない状況のこと。
南洽北暢 なんこうほくちょう 王や皇帝の恩恵と威徳が、隅々まで行き渡ること。
南征北伐 なんせいほくばつ 多くの戦いを経ること。また、戦いに明け暮れて、いとまのないことのたとえ。
南山不落 なんざんふらく 永遠に崩れ落ちないこと。城や要塞ようさいなどが非常に堅固で、陥落しがたいことを述べた言葉。
南船北馬 なんせんほくば 南の地は船で行き、北の地は馬で行く。所々方々をたえず旅していること。
難透難徹 なんとうなんてつ やり遂げることが困難であること。
南都北嶺 なんとほくれい 奈良の寺々と比叡山。
南蛮鴃舌 なんばんげきぜつ やかましいだけで意味の通じない言葉。外国人の、意味の通じない言葉を卑しめていう。
南蛮渡来 なんばんとらい 昔、ポルトガル人やスペイン人などが、東南アジアを経由して海を渡って日本にやって来て、さまざまなものをもたらしたこと。また、彼らがもたらした異国風の珍しい品物や文化。
南蛮北狄 なんばんほくてき 南方の異民族と、北方の異民族。
肉袒牽羊 にくたんけんよう 降伏して相手に服従し、臣僕となることを請願すること。肌を脱ぎ、上半身裸になって羊をひく意から。
二河白道 にがびゃくどう 浄土教で、阿弥陀仏あみだぶつの救いを説く比喩ひゆ。
肉山脯林 にくざんほりん 宴席などのぜいたくきわまるようすのたとえ。酒池肉林。
肉食妻帯 にくじきさいたい 肉を食べ妻をもつこと。在家(一般人)の生活。出家は逆に菜食独身であった。
二者選一 にしゃせんいつ 二つのうち、どちらか一つを選ぶこと。
二者択一 にしゃたくいつ 二つの事物のいずれか一方だけを選ぶこと。
二重人格 にじゅうじんかく 一人の人間が全く異なった二つの人格を持っていること。両人格は、交互に活動するが、互いに連絡はない。転じて、場面や状況によって人間性の変わること。また、善悪二面を併せ持つ人柄。
二束三文 にそくさんもん 数が多くても値段が大変安いこと(もの)
日月星辰 にちげつせいしん 太陽と月と星。
日常坐臥 にちじょうざが 毎日行われるいつもの生活。ふだん常々。いつも。
日常茶飯 にちじょうさはん 毎日毎日の食事。転じて、あたりまえのこと。ごくありふれた事柄。日常茶飯事。
日陵月替 にちりょうげったい 日に日に衰退していくこと。
日暮道遠 にちぼどうえん 日暮れて、道遠し。多忙のたとえ。年老いたのにしなければならないことが残っていること。
日居月諸 にっきょげっしょ 君臣、君主とその夫人、父と母などのたとえ。また、月日が流れ去ること。
日居月諸 にっきょげっしょ 君臣、君主とその夫人、父と母などのたとえ。また、月日が流れ去ること。
日進月歩 にっしんげっぽ 日に、月に、絶え間なく進歩すること。絶えず進歩し、発展すること。
二桃三士 にとうさんし 「二桃、三士を殺す」といい、奇計で豪傑を自滅させるたとえ。
二人三脚 ににんさんきゃく 二人の人が自分の片足をひもで縛って走る競技。転じて、二人で仲良く責任を分け合ってすること。
二枚看板 にまいかんばん 人の注目を集める自慢の人材が二人いること。また、その二人。
入境問禁 にゅうきょうもんきん 他国に入ったら、まずその国の禁止事項を聞いて、それを犯さないようにすることが大切、という意味。
柔和温順 にゅうわおんじゅん 優しくおとなしくて素直なこと。優しく穏やかなこと。
如意自在 にょいじざい 自分の思いのままになること。
如意宝珠 にょいほうじゅ 意のごとく願望を成就させてくれるという宝珠。
如是我聞 にょぜがもん 「このように私は聞いた」という意味。
如実知見 にょじつちけん 仏語。現実をありのままに見抜くこと。
女人禁制 にょにんきんぜい 宗教修行の地域・霊場などへの女性の立ち入りを禁止する風習。
如法暗夜 にょほうあんや 全くのやみよ。まっくらやみ。
二律背反 にりつはいはん 二つの原理または命題が互いにくいちがうこと。
二六時中 にろくじちゅう 一日中。しじゅう。いつも。
人情風俗 にんじょうふうぞく 人の感情と社会のならわし。
人相風体 にんそうふうてい 人の顔つきと見なり。
忍之一字 にんのいちじ 物事を成し遂げるには、忍耐がいちばん大切だということ。
盗人上戸 ぬすびとじょうご 甘い物、お酒のどちらもいける「両刀使い」のこと。いくら酒を飲んでもケロリとしていて顔に出ない人のことも指す。
佞悪醜穢 ねいあくしゅうわい 心が曲がって性質が悪く、醜く汚らわしいこと。
佞言似忠 ねいげんじちゅう 媚びへつらう言葉は、誠実な真心に似ているもの。佞言はおべっか、へつらう言葉。
熱願冷諦 ねつがんれいてい 求める時には熱心に願望し、かなわぬ時には冷静にさらりと諦めること。
熱烈峻厳 ねつれつしゅんげん 厳しく情熱を傾け、妥協を許さない厳しさを持つこと。
熱願冷諦 ねつがんれいてい 求める時には熱心に願望し、かなわぬ時には冷静にさらりと諦めること。
拈華微笑 ねんげみしょう 言葉を使わずお互いが理解しあうこと。心から心へ伝わる微妙な境地・感覚のたとえ。
年功序列 ねんこうじょれつ 年齢や勤続年数が増すにしたがって、地位や給料が上がること。また、そうした体系。
燃犀之明 ねんさいのめい 見識があること。物事を明確に見抜くことのたとえ。
年中行事 ねんちゅうぎょうじ 毎年、一定の時期に決まって行われる儀式や催し。初め、宮中の公事を指したが、のち、民間の行事・祭事も指すようになった。
年年歳歳 ねんねんさいさい 毎年、年ごとに。来る年も来る年も。年々歳々。
燃眉之急 ねんびのきゅう 眉が焦げるほどの火急の時。差し迫った急場の情勢。焦眉之急。
年百年中 ねんびゃくねんじゅう ねんがらねんじゅう。一年中。いつも、常に。
念仏三昧 ねんぶつざんまい 仏教で、一心に念仏を唱えること。
能工巧匠 のうこうこうしょう 技能に優れた大工、腕の良い職人。現代風にいうと、優秀なアーチスト、デザイナー、エンジニアなどのこと。
能事畢矣 のうじおわれり 成し遂げなければならないことは、すべてやり尽くした、の意。
嚢中之錐 のうちゅうのきり 才能のある人は、大勢の中にいてもすぐに才能を発揮して目立つようになること。嚢中の錐。
述而不作 のべてつくらず 先賢の説を受け継いで述べ伝えるだけで、しいて自分の新説を立てようとしない。
敗軍之将 はいぐんのしょう 戦いに敗れた将軍のこと。物事に失敗した人の場合にもいう。
背信棄義 はいしんきぎ 信用と道義を守らないこと。信頼に背き、道義を捨て去ること。
稗官野史 はいかんやし 民間のこまごまとした物語や逸話などを集め記録した書物。
杯水車薪 はいすいしゃしん 努力や援助がごくわずかで、なんの役にも立たないこと。わずか杯一ぱいの水で、燃えている車一台分の薪を救おうとする意から。
売剣買牛 ばいけんばいぎゅう 戦争をやめ、農業に力を尽くして盛んにすること。また、武器を捨てて、農業に従事すること。剣を売って牛を買う意から。
背水之陣 はいすいのじん 水辺を背にして陣をしけば、退却できないことから、決死の覚悟で戦に臨む。また、決死の覚悟で事に当たること。
敗柳残花 はいりゅうざんか 美人が盛りを過ぎて、容貌ようぼうが衰えたことのたとえ。また、妓女ぎじょや不貞の女性などのたとえ。
排斥擠陥 はいせきせいかん 人を押しのけ、陥れること。
背徳没倫 はいとくぼつりん 道徳に背き、人としての道に外れること。
杯盤酒肴 はいばんしゅこう 宴会のための酒や料理。
杯盤狼藉 はいばんろうぜき 酒席の混乱の状態や酒宴の後、杯や皿が散乱しているさまをいう。
廃仏毀釈 はいぶつきしゃく 仏法を排斥(はいせき)し釈迦(しゃか)の教えを捨てること。
破戒無慙 はかいむざん 仏教で、仏道に帰依した者が、戒律を破って良心に恥じないこと。
馬鹿正直 ばかしょうじき うそいつわりを言わないが、度が過ぎてかえって融通がきかないこと。愚直であること。
廃寝忘食 はいしんぼうしょく 他のことを考えず、ひとつのことに一心に取り組むこと。
破顔一笑 はがんいっしょう 顔をほころばせて、にっこりと笑うこと。
破顔微笑 はがんみしょう 顔をほころばせて、ほほえみ笑うこと。
破鏡重円 はきょうじゅうえん 離ればなれになったり、離婚したりした夫婦が、また一緒になることのたとえ。二つに割られた鏡が、再び元の丸い形にもどる意から。
馬牛襟裾 ばぎゅうきんきょ 学識のない者、礼儀知らずな者をののしっていう語。馬や牛が人の衣服を着たようなものという意から。
波及効果 はきゅうこうか 物事の影響がだんだんに及んで現れる効き目のこと。
破鏡不照 はきょうふしょう 夫婦が離婚すること。ひとたび別れた夫婦はもうもとのさやにおさまらない例え。
博引旁証 はくいんぼうしょう 物事を決したり論じたりするとき、多くの材料を引きだし、証拠や関連の事物をあまねく示すこと。
白雲孤飛 はくうんこひ 旅の途中で、親を思い起こすことのたとえ。青い空に白い雲が一片ぽつんと飛んでいるのを見て、その下に住んでいる親を思って悲しむことから。
博学篤志 はくがくとくし 広く学んで、熱心に志すこと。学問する者の心構えについて述べた言葉。
博学広才 はくがくこうさい 広く学問や知識に通じていて、才知の優れていること。
博学才穎 はくがくさいえい 広く学問に通じていて、才知が非常に優れていること。
博学卓識 はくがくたくしき 広く学問に通じていて、優れた見識のあること。
博学多才 はくがくたさい 広くいろいろな学問に通じ才能が豊かなこと。
博施済衆 はくしさいしゅう 広く人民に恩恵を与え、民衆を苦しみから救済すること。為政者の心得。
白玉楼中 はくぎょくろうちゅう 文人の死のこと。
博学審問 はくがくしんもん 広く学んで詳しく問いただし、学問の道を究めること。広く学んで知識を広め、細かに詳しく疑問を起こし問うこと。儒教、特に朱子学でいう学問の道程で、学ぶ、問う、思う、弁ずる、行うの「学ぶ、問う」に当たる。
博学能文 はくがくのうぶん 知識が豊富で、文章を作るのがうまいこと。
白砂青松 はくさせいしょう 白い砂と青い松。海岸の美しい景色の形容。
白紙委任 はくしいにん 人に物事を依頼するとき、条件をつけないで、全てを任せること。
薄志弱行 はくしじゃっこう 意志が弱く行動力に乏しいこと。物事を断行する力に欠けること。
白日昇天 はくじつしょうてん 真昼に天に昇る。仙人になること。また、急に富貴になること。
白紙撤回 はくしてっかい 一度決定したものを、全てなかったこととすること。
白首窮経 はくしゅきゅうけい 年を取るまで学問に励むこと。白髪頭になるまで経書を研究する意から。
拍手喝采 はくしゅかっさい 手をたたいて、さかんに褒めたたえること。
伯仲叔季 はくちゅうしゅくき 兄弟の順序の呼び名。年長の順に伯、仲、叔と呼び、末弟を季という。
白水真人 はくすいしんじん 中国の貨幣、銭の異称。また、後漢ごかん王朝が興るという予言となった語。
幕天席地 ばくてんせきち 気持が大きいことのたとえ。また、小さいことにこだわらないさま。
博文約礼 はくぶんやくれい 広く学び、その知識を礼によって集約すること。広く書物を読んで見識を高め、それを礼を基準にして締めくくりをつけ、実践すること。孔子が唱えた学問の指針。
薄物細故 はくぶつさいこ ささいな、取るに足りない物事。無価値なもの、役に立たないもののたとえ。
博聞強記 はくぶんきょうき 広く聞き知って、よく覚えていること。
薄暮冥冥 はくぼめいめい 夕暮れどきのうす暗いさま。
伯楽一顧 はくらくいっこ 伯楽が目をかけることによって名馬が見出されることから、賢者が名君・賢相に見出されて重用されることのたとえ。また、世にうもれていた人が、実力者にその才能を見出され力を発揮すること。
博覧強記 はくらんきょうき 広く書物を読み、それらを非常によく記憶していること。知識が豊富なこと。
薄利多売 はくりたばい 利益を少なくして数多く売ること。
馬耳東風 ばじとうふう 人の言うことに耳を貸さない、心をとめないこと。また、何を言っても少しも反応がないたとえ。
破邪顕正 はじゃけんしょう 不正を打破し、正義を実現すること。
破綻百出 はたんひゃくしゅつ 言動などについて、欠点やほころびが次々に出てくること。また、物事がうまくゆかなくなるようなことが、次から次と現れ出ること。
破竹之勢 はちくのいきおい 勢いがたいへん激しく、盛んなこと。
八万奈落 はちまんならく 仏教で、煩悩のために受ける数多くの苦しみを、地獄にたとえていう語。
八面玲瓏 はちめんれいろう どの方面から見ても、美しく欠点がない。心中にわだかまりがなく、清らかに澄みきっているたとえ。また、多くの人との交際を円満に処理するようすのたとえ。
八面六臂 はちめんろっぴ 仏像などが八つの顔と六つの腕をもつこと。転じて、一人で多方面にわたって何人分もの活躍をすること。
抜苦与楽 ばっくよらく 仏教で、衆生の苦しみを取り除いて安楽を与えること。仏の慈悲のはたらきをいう語。転じて、一般に、苦しみを除いて、安楽を与えること。
八紘一宇 はっこういちう 全世界を一つの家のように統一すること。
白黒分明 はっこくぶんめい 善悪などの区別がはっきりしているさま。
白虹貫日 はっこうかんじつ 白色の虹が太陽を貫く現象。真心が天に通じた時に現れるという。また、君主(太陽)が兵(白色の虹)に危害を加えられる兆候、革命の起きる前兆を表すとも言う。
抜山蓋世 ばつざんがいせい 勢いが非常に強く、自信に満ち気力の雄大なさま。勇壮な気質のたとえ。
八索九丘 はっさくきゅうきゅう 古書の名。
発憤興起 はっぷんこうき 心を奮い立たせ、立ち上がること。
発憤忘食 はっぷんぼうしょく 食事を忘れるほど夢中で励むこと。
発人深省 はつじんしんせい 人を発憤させ啓発して、物事を深く考えるようにさせること。
八方画策 はっぽうかくさく あらゆる方面に働きかけて、計画の実現をはかること。
八方美人 はっぽうびじん どこから見ても美しい人。転じて、誰にも悪く思われないように要領よくふるまうこと。また、そのような人。
発菩提心 はつぼだいしん 仏教で、悟りを求めようと決心すること。
抜本塞源 ばっぽんそくげん 一番のもととなる原因を抜き去ること。害を防ぐため、根本にさかのぼって物事を処理すること。
撥乱反正 はつらんはんせい 世の乱れを治め、もとの平和の世に返すこと。
破天荒解 はてんこうかい 今までだれもなしえなかったことをはじめて成し遂げること。
波濤万里 はとうばんり 海に隔てられたはるかな距離。
鼻元思案 はなもとじあん 自分だけの勝手な考え。あさはかな考え。
破釜沈船 はふちんせん
破釜沈船 はふちんせん 決死の覚悟で出陣すること。生きて帰らない決意を示すこと。出陣のとき、飯を炊く釜かまを打ち壊し、船を沈めて退路を断つ意から。
爬羅剔抉 はらてっけつ かき集め、えぐり出す意から、隠れた人材をさがし出すこと。また、人の欠点や秘密をあばきだすこと。
波瀾万丈 はらんばんじょう 波が非常に高いように物事の変化が起伏に富んではげしいことのたとえ。
罵詈讒謗 ばりざんぼう 悪口を並べ、口汚くののしること。
罵詈雑言 ばりぞうごん 口汚く相手をののしり、悪口をいうこと。
反間苦肉 はんかんくにく 自分の身を苦しめたり、自分にとって不利益に見えることをしたりして相手をあざむき、敵同士の仲を裂く計略を行うこと。
氾愛兼利 はんあいけんり 人を区別なく広く愛し、互いに利益を与え合うこと。中国戦国時代の墨子ぼくしの思想。
万古不易 ばんこふえき 永久に変わらないこと。いつまでも変わらないさま。
盤根錯節 ばんこんさくせつ 地中に広く張り巡らされた根と入り組んだ節と。転じて、処理に困難な事柄。
万古千秋 ばんこせんしゅう 永遠に。はるか過去から未来までずっと。
万古長青 ばんこちょうせい 永久に変わらないこと。青々としていつまでも変わらない意から。
煩言砕辞 はんげんさいじ わずらわしくて細かい言葉。
万世一系 ばんせいいっけい 永久に一つの系統が続くこと。多くは皇室・皇統についていう。
万死一生 ばんしいっしょう 助かる見込みのない命が助かること。九死一生よりも少ない確率で命を取り留めること。死を万とすると生はわずか一しかない。それほどきわめて危険な状態からかろうじて助かること。
版籍奉還 はんせきほうかん 各藩主が、領地と領民を朝廷に返還した政治改革。明治二年、木戸孝允きどたかよし、大久保利通おおくぼとしみちらの画策で、薩摩さつま長州・土佐・肥前佐賀の各藩主が奉還し、他の藩もこれにならった。
半死半生 はんしはんしょう 半ば死に、半ば生きている状態。死に掛かっていること。生死の境にいること。
伴食宰相 ばんしょくさいしょう 高い地位にありながら、無能で他の人のなすがままになっている大臣。要職にありながら、実力の伴わない者をあざけっていう語。伴食大臣。
半信半疑 はんしんはんぎ 本当かどうか信じ切れないようす。真偽の判断に迷うこと。
半醒半睡 はんせいはんすい 半ば目覚め、半ば眠っていること。目覚めているのかどうか定かではない朦朧とした状態。
万世不刊 ばんせいふかん 長く伝わって、いつまでも滅びないこと。永遠に残ること。
万代不易 ばんだいふえき 永久に変わらない様子。
万能一心 ばんのういっしん 何事をするにも、心を集中してしなければならないということ。また、あらゆる技芸をこなせても、真心が欠けていれば、何の役にも立たないということ。万能よりも真心が大切なことをいう。また、真心をこめてする意に用いられることもある。
万馬奔騰 ばんばほんとう 多くの馬が走ったり、とび跳ねたりするように、勢いがきわめて盛んなこと。
万物斉同 ばんぶつせいどう 人の認識は善悪・是非・美醜・生死など、相対的概念で成り立っているが、これを超越した絶対の無の境地に立てば、対立と差別は消滅し、すべてのものは同じであるとする説。人の相対的な知を否定した荘子そうしの思想。
万夫不当 ばんぷふとう 多くの人が立ち向かってもかなわないほどの剛強な人の形容。
万物流転 ばんぶつるてん すべてのものはとどまることなく、移り変わるということ。
繁文縟礼 はんぶんじょくれい 規律や礼法などがこまごまとしていて、わずらわしいこと。
万民太平 ばんみんたいへい 全ての人民が、安らかで平和に暮らすことができること。
反面教師 はんめんきょうし いましめとなる悪い手本。
万里同風 ばんりどうふう 天下が統一されて平和に治まり、はるか遠くまで風俗・文化が同じになること。天下が統一される形容。また、世の中が平和に治まることの形容。
飛花落葉 ひからくよう 絶えず移り変わるこの世の、無常なことのたとえ。春に咲く花も風に吹かれて散り、青葉もやがて枯れ落ちる意から。
被害妄想 ひがいもうそう 他人から迫害されていると思うこと。精神疾患に見られる症状。
悲歌慷慨 ひかこうがい 悲しんで歌い世の中をいきどおり嘆くこと。世の中の不正や不運を憤り嘆くこと。
被褐懐玉 ひかつかいぎょく うわべは粗末だが、内にはすぐれた徳を備えているたとえ。すぐれた才能を表に現さず、包み隠しているたとえ。うわべは粗末な服を着ていながら、ふところに玉を隠している意から。
悲喜交々 ひきこもごも 悲しいことと喜ばしいことが入り交じること。また、悲しみと喜びをかわるがわる味わうこと。
微言大義 びげんたいぎ 簡潔な言葉の中に、深い意味や道理が含まれていること。微妙な表現の中に含まれた奥深い道理。
比肩随踵 ひけんずいしょう 次々に続いて絶え間のないさま。多くの人があとからあとへと続くさま。
被堅執鋭 ひけんしつえい 堅固なよろいを身にまとい、鋭利な武器を持つこと。多く将軍が自ら前線で敵に当たる意に用いられた。
飛耳長目 ひじちょうもく 情報収集や観察に優れ、ものごとに精通していることのたとえ。
美酒佳肴 びしゅかこう 大変美味しいご馳走のこと。
美辞麗句 びじれいく 美しく飾った、聞いて心地よい言葉。最近では内容のない空疎な言葉の羅列を、多少皮肉まじりに軽蔑していう場合が多い。
美人薄命 びじんはくめい 容姿が美しく生まれついた人はとかく不運であったり、短命であったりすること。
尾生之信 びせいのしん いったん交わした約束は固く守ること。また、融通がきかず、ばか正直なこと。
皮相浅薄 ひそうせんぱく 表面的で底が浅いこと。知識、思慮、学問などが非常に浅いこと。
筆耕硯田 ひっこうけんでん 文筆で暮らしを立てること。文章を書くことで生活すること。
匹夫匹婦 ひっぷひっぷ 身分の低い男と女。また、教養がなく、道理をわきまえない者たちのこと。封建的な身分制度下で使われた言葉。
匹夫之勇 ひっぷのゆう 血気にはやるだけの、向こう見ずな勇気。
一声千両 ひとこえせんりょう 一声に千両の値打ちがあること。
人身御供 ひとみごくう いけにえとして神に供える、人の体。相手の欲望を満たすために犠牲になる人。
一人天下 ひとりでんか 天下を取ったように、自分だけで、思うようにすること。ひとりてんか。
肥肉厚酒 ひにくこうしゅ ぜいたくな食べ物と酒。肥えてたいへん美味な肉と、上等なうまい酒。
被髪纓冠 ひはつえいかん 非常に急いでいること。たいへん急いで行動すること。
飛兎竜文 ひとりゅうぶん 才能のあるすぐれた子どものたとえ。
被髪文身 ひはつぶんしん 異民族の野蛮な風俗のこと。
髀肉之嘆 ひにくのたん 実力を発揮する機会がこないのを嘆くこと。
非難囂々 ひなんごうごう 騒がしくうるさく非難すること。非難轟轟。
悲憤慷慨 ひふんこうがい 世の中の悪や自己の不運などを憤り嘆くこと。
微妙玄通 びみょうげんつう 緻密ちみつで奥深く、すべてに通じていること。真理を体得した者の様子をいう語。
眉目温厚 びもくおんこう 顔つきが穏やかで優しげなこと。
眉目秀麗 びもくしゅうれい 顔かたちがすぐれ、ととのっているさま。
百載無窮 ひゃくさいむきゅう 永久きわまりなく無限なこと。天地は永遠に不変きわまりないこと。
百尺竿頭 ひゃくしゃくかんとう 到達すべき最高点、向上しうる極致のたとえ。
百世不磨 ひゃくせいふま 永久に消えずに残ること。不朽。いつまでも消滅しないこと。
百戦百勝 ひゃくせんひゃくしょう どんな戦いにも、戦えば必ず勝つこと。戦うたびに勝つこと。
百川帰海 ひゃくせんきかい 多くの離ればなれになっているものが、一か所に集まること。また、人心や大勢が向かうところ。多くの人々の気持ち・考えが一致すること。
百折不撓 ひゃくせつふとう 何度の失敗にもめげずくじけず挑戦すること。
百戦錬磨 ひゃくせんれんま 多くの経験を積んで技術や才能を向上・錬成すること。
百鍛千練 ひゃくたんせんれん 詩文の字句を、推敲すいこうに推敲を重ねること。百回も千回も苦心して詩文の字句を練りに練る意。
百人百様 ひゃくにんひゃくよう 人は、めいめいがそれぞれ違った考え方ややり方をするということ。百人いれば、百種類のありさま・すがた・かたちがあるという意。
百年河清 ひゃくねんかせい いくら待っても望みがかなわないこと。あてにならないものを長い間待つこと。
百八煩悩 ひゃくはちぼんのう 人間の迷いのもととなる欲望のすべてのこと。人間の感覚をつかさどる眼・耳・鼻・舌・身・意の六根に、色・声・香・味・触・法の六塵の刺激があると、それぞれ好・悪・平の三種、あわせて十八の煩悩が生じる。これが浄・染の二種にわかれて三六種、さらに、過去・現在・未来の三つに配されて合計百八種とされる。
百錬成鋼 ひゃくれんせいこう いくたびも心身を鍛錬することによって、はじめて立派な人物になるのだということ。また、意志などが強固なことのたとえ。
百薬之長 ひゃくやくのちょう 多酒のこと。
百花斉放 ひゃっかせいほう 多くの花が一斉に開くこと。さまざまなものがその本領を発揮すること。
百家争鳴 ひゃっかそうめい いろいろな立場の学者が、自由に論争するさま。いろいろな議論が、にぎやかに自由になされる形容。
百花繚乱 ひゃっかりょうらん 種々の花が咲きみだれるように、優れた人物や業績が一時にたくさん現れること。
百下百全 ひゃっかひゃくぜん まったく完全であること。百のうち一つも欠けることがなく、完全なこと。万全。
百鬼夜行 ひゃっきやこう いろいろな妖怪が夜に列をなして歩き回ること。転じて、多くの人が勝手に、悪事や怪しい行いをするたとえ。
百発百中 ひゃっぱつひゃくちゅう 矢や弾丸が撃つたびに必ず命中すること。予想、計画などがすべて当たり成功すること。
百古不磨 ひゃっこふま ずっと後の世まで滅びずに残ること。
飛揚跋扈 ひようばっこ 思うままにのさばり振る舞うこと。また、臣下が権威をほしいままにして君主をしのぐたとえ。
表裏一体 ひょうりいったい 一つのものの表と裏のように切り離せない関係にあること。
比翼連理 ひよくれんり 男女の情愛が深いこと。とても仲が良いことのたとえ。
飛鷹走狗 ひようそうく たかを飛ばし、犬を走らせる意で、狩りをすること。
飛竜乗雲 ひりゅうじょううん 英雄が時に乗じて、勢いを得ること。
疲労困憊 ひろうこんぱい ひどく疲れ果てること。
品行方正 ひんこうほうせい 行いや心がととのっていて正しいこと。道徳的にきちんとしていて模範的であること。
品性高潔 ひんせいこうけつ 人柄や性格が気高く清らかなこと。
布衣之交 ふいのまじわり 身分の低いもの同士の交際。また、お互いの身分地位を考慮に入れない心からのつきあい。
富貴浮雲 ふうきふうん 富と地位は、浮き雲のようなものである意。人としての道を逸脱して得た富や地位は、はかなく頼りにならないこと。また、名利に無関心で金銭や地位に心を動かされることのないたとえ。一般に富と地位は、はかなく頼りにならないものである意にも用いられる。
富貴利達 ふうきりたつ 富んで身分が高くなること。また、立身出世すること。
風雲月露 ふううんげつろ 詩興を催す自然の風物のこと。また、実際の生活には役に立たない自然の風物を詠んだだけの詩文のこと。詩文が花鳥風月を詠んで技巧にのみ流れ、社会や人心に何の益もないのをそしった語。
富貴福沢 ふうきふくたく 富んで地位が高く幸せなこと。天が人に与える富貴や恩沢をいう。
富貴栄華 ふうきえいが 家が富んで身分が高く、栄えること。
風紀紊乱 ふうきびんらん 風俗や男女の仲がだらしなく乱れている意。
富貴福禄 ふうきふくろく 富や身分、幸福。
風光明媚 ふうこうめいび 山水の風景が清らかで美しいこと。
風餐露宿 ふうさんろしゅく 風の中で食事を取り、露に濡れて宿る。野宿をすること。
風清弊絶 ふうせいへいぜつ 風習がよくなって、悪事や弊害がなくなること。
風樹之嘆 ふうじゅのたん 親が死んでしまい孝行ができない嘆きの喩え。
風声鶴唳 ふうせいかくれい 些細なことにおそれること。敗軍の兵が風の音や鶴の鳴き声にもびくびくおびえること。
風霜高潔 ふうそうこうけつ 清らかに澄んだ秋の景色の形容。風が高い空を吹きわたり、霜が白く清らに降りる意。
風前之灯 ふうぜんのともしび 危険が眼前に迫っていること。人生や寿命の物事の儚さのたとえ。
風俗壊乱 ふうぞくかいらん 世の中の健全・善良な風俗や風習が乱れ、害されること。
風流韻事 ふうりゅういんじ 詩歌、書画、華道、茶道などの風流な遊び。俗から離れ自然を友として詩歌などをつくる高尚な態度。
風流三昧 ふうりゅうざんまい 然に親しみ、詩歌を作るなどして優雅な遊びにふけること。
浮雲朝露 ふうんちょうろ 頼りなくはかないもののたとえ。また、時の切迫していることの形容。
風林火山 ふうりんかざん 戦いにおける行動の指針。時期や情勢に応じ適切な行動をとること。
武運長久 ぶうんちょうきゅう 戦いにおける良い運が久しく続くこと。
不易流行 ふえきりゅうこう 俳諧における永遠の本質は、新しさを求めて常に変化する流行の中にこそあるという考え。
不可抗力 ふかこうりょく 天変地異など人間の力ではどうにもならぬこと。
不羈自由 ふきじゆう 何の束縛もなく、自分の意のままに行動すること。
不朽不滅 ふきゅうふめつ 永久に朽ち滅びることがないこと。
不羈奔放 ふきほんぽう 世間のしきたりにとらわれないで、思いのままに振る舞うこと。
不協和音 ふきょうわおん 意見が分かれ、協調関係が乱れること。
複雑怪奇 ふくざつかいき 内容が込み入っていて不可解なこと。奇妙きてれつ。
複雑多岐 ふくざつたき 物事が多方面に分かれ、込み入っているさま。
覆水不返 ふくすいふへん 取り返しのつかないことの例え。一度盆からこぼした水は再び盆には返らない。一度離婚した夫婦は元通りにはならないということ。
不倶戴天 ふぐたいてん 深い恨みや憎しみのため相手をとてもこの世に生かしておけないこと。復讐しないではいられないこと。
不屈不絆 ふくつふはん どんな困難にぶつかってもくじけることがなく、何の束縛も受けないこと。
伏竜鳳雛 ふくりょうほうすう 能がありながら機会に恵まれず、力を発揮できない者のたとえ。機会を得ず、まだ世に隠れているすぐれた人物のたとえ。また、将来が期待される若者のたとえとしても用いる。
福徳円満 ふくとくえんまん 福と徳、すなわち幸福と財産が充分に備わって満ち足りていること。
不言実行 ふげんじっこう あれこれ言わずに、黙って実際に行動すること。
不言不語 ふげんふご 口に出して何も言わないこと。
富国強兵 ふこくきょうへい 国を富ませ軍隊を強くすること。
不耕不織 ふこうふしょく 生産的な仕事をしないこと。また、そのような身分をいう。武士。田を耕さず、機はたを織らない意から。
無事安穏 ぶじあんのん 何事もなくすべてが安らかで穏やかなこと。
不将不迎 ふしょうふげい 過ぎたことをくよくよと悔やんだり、まだ来ない先のことを、あれこれ悩んだりしないこと。去るものを送ったり、来るものを迎えたりしない意から。
父子相伝 ふしそうでん 父から子へ、芸能や武術、学問などの奥義を代々伝えること。
無事息災 ぶじそくさい 事故や病気などの心配事がなく、平穏に暮らしていること。
不失正鵠 ふしつせいこく 物事の要点や急所を正確にとらえること。的まとをはずれないこと。
不惜身命 ふしゃくしんみょう 仏の教えを修めるためには自分の身も命もささげて惜しまないこと。転じて、国や主君などのために、体や命を惜しまないで尽くすこと。
不承不承 ふしょうぶしょう いやいやながら。しぶしぶ。
夫唱婦随 ふしょうふずい 夫が言い出し、妻がそれに従うこと。夫婦の仲がとても良く、和合していること。
不即不離 ふそくふり 二つのものがつきも離れもしないこと。当たらずさわらずあいまいなようす。
付贅懸疣 ふぜいけんゆう 余計な厄介もののたとえ。ひっついているこぶや、引っかかっているいぼの意から。
浮声切響 ふせいせっきょう 軽い音声と重々しい響き。声・響き・リズムの軽重や高下をいう。また、古い漢語の平声ひょうしょうと仄声そくせいのこと。
浮石沈木 ふせきちんぼく 一般大衆の無責任な言論が、道理に反して威力をもつたとえ。水に沈むはずの石を浮かせ、水に浮くはずの木を沈める意から。
二股膏薬 ふたまたこうやく 定見を持たないこと。節操がないことをいう。
不知案内 ふちあんない 知識や心得がなく、実情や様子が分からないこと。
不断節季 ふだんせっき 毎日節季のつもりで、地道でまじめに商売をしていれば、また、借金をせず地道に生活していれば、将来困ることはないということ。
物換星移 ぶっかんせいい 世の中が移り変わること。物事は変わり、歳月が過ぎゆく意から。
物情騒然 ぶつじょうそうぜん 世の中が騒々しいこと。
普天率土 ふてんそつど 天の覆う限り、地の続く限りのすべての地。天下至る所。
不撓不屈 ふとうふくつ どんな困難に出会ってもけっして心がくじけないこと。
不得要領 ふとくようりょう 物事の要点がはっきりしないこと。あいまいでわけのわからないこと。
普遍妥当 ふへんだとう どんなものにも、どんなときにも適切に当てはまるさま。時間や空間などのどんな条件下でも、すべてのものに共通して当てはまることをいう。
腐敗堕落 ふはいだらく 健全な精神がゆるみ乱れて、品行が悪くなること。品行が悪くなって身をもち崩すこと。
舞文曲筆 ぶぶんきょくひつ いたずらに言辞をもてあそび、事実を曲げて書くこと。
舞文弄法 ぶぶんろうほう 法の条文を都合のいいように解釈して、乱用すること。
不偏不党 ふへんふとう どちらにもかたよらず公平中立の立場に立つこと。一党一派に組みしないこと。
不昧不落 ふまいふらく 意志が強く、物欲に惑わされたり、堕落したりしないこと。
不眠不休 ふみんふきゅう 一生懸命に努力すること。眠らず休まず頑張ってすること。
不立文字 ふりゅうもんじ 文字を用いずに教えを授けること。
武陵桃源 ぶりょうとうげん 俗世間から離れたところにある平和でのどかな別世界。
不老長寿 ふろうちょうじゅ 老いることなく長生きすること。高年齢まで長生きしても肉体的に衰えることなく、老人にならないこと。
不老不死 ふろうふし 年をとらず、しかも死なないこと。年を重ねても老人にならず、いつまでも生き続けて死なないこと。
付和雷同 ふわらいどう 自分の主義主張を持たず、人の言動につられて行動すること。深く考えず、他人の意見に簡単に同調すること。
刎頸之交 ふんけいのまじわり 首を切られても悔いないほど、固い友情で結ばれた交際。心を許し合った非常に親密な交際。
焚琴煮鶴 ふんきんしゃかく 琴を焼いてつるを煮る意で、殺風景なこと。また、風流心のないことのたとえ。
文従字順 ぶんじゅうじじゅん 文章が思いに従ってよどみなく、よく筋が通って分かりやすいこと。文章表現が分かりやすく、文字遣いに無理がなく自然なこと。
粉粧玉琢 ふんしょうぎょくたく 女性の容貌ようぼうが美しい形容。
粉骨砕身 ふんこつさいしん 力の限り努力すること。非常に苦労して働くこと。
文質彬彬 ぶんしつひんぴん 外見の美と内面の実質とが程よく調和しているようす。
文章絶唱 ぶんしょうのぜっしょう きわめてすぐれた詩歌や文章。
焚書坑儒 ふんしょこうじゅ 書物を焼き捨てたり儒者を穴に埋めたりするように、言論や学問思想を弾圧すること。
聞風喪胆 ぶんぷうそうたん 評判やうわさを聞いて、びっくりして肝をつぶすこと。ひどく恐れることの形容。
文人墨客 ぶんじんぼっかく 文人と芸術家。詩文、書画など風雅ないとなみに携わる人。
奮闘努力 ふんとうどりょく 力を尽くして戦うこと。
文武両道 ぶんぶりょうどう 学問と武道の両方にすぐれていること。
分崩離析 ぶんぽうりせき 人心が君主から離れ、ばらばらになること。また、組織などがくずれて、散り散りばらばらになること。
文明開化 ぶんめいかいか 人知が発達し世の中が開けて生活が便利になること。
奮励努力 ふんれいどりょく 目標に向かって気を奮い起こし、つとめ励むこと。
飽食終日 ほうしょくしゅうじつ 一日中、腹一杯食べて、何もせずに日を過ごすこと。食うだけで一日をむなしく終えてしまうこと。
幣衣破帽 へいいはぼう ぼろぼろの衣服と破れた帽子。またそれを身につけたさま。蛮カラ。
敝衣蓬髪 へいいほうはつ 破れてぼろぼろの衣服に、汚く乱れた頭髪。汚い格好。なりふりに構わないこと。
弊衣蓬髪 へいいほうはつ 破れた衣服と、手入れをしていない頭髪。みすぼらしい身なりのたとえ。
米塩博弁 べいえんはくべん 議論が詳細かつ多方面にわたって交わされること。また、その議論。また、些末さまつなことをくだくだと話すこと。
平穏無事 へいおんぶじ 静かで何もおこらないようす。穏やかで、変わったことがないこと。
兵戈槍攘 へいかそうじょう 激しい戦いの形容。武器が乱れ動く意。
平滑流暢 へいかつりゅうちょう なめらかで、よどみがないさま。
並駕斉駆 へいがせいく 馬を並べて一緒に駆けること。
兵貴神速 へいきしんそく 戦争では一瞬の遅速で運命が決まる。用兵を動かすのは敏速果敢でなければいけない。
閉月羞花 へいげつしゅうか 美人を形容する言葉。月は雲間に隠れてしまい、花も恥じらってしぼんでしまう。
平衡感覚 へいこうかんかく バランスのとれた考え方や感じ方。
米穀菜蔬 べいこくさいそ 穀類と野菜。農作物。
閉戸先生 へいこせんせい 年中、戸を閉め切って読書にふける人。学問に没頭する人物。
平沙万里 へいさばんり 果てしなく広がっている砂漠。
平身低頭 へいしんていとう ひれ伏して、地面に頭をつけること。へりくだって恐縮するさま。
平談俗語 へいだんぞくご 日常の会話にふつうに現われるような、ふつうの言葉。
弊帚千金 へいそうせんきん 自分の短所が分からないたとえ。また、自分のものならどんなにつまらないものでも、宝物のように思えるたとえ。自分のものだけをよいと思うたとえ。
平伏叩頭 へいふくこうとう 土下座したり、地面に頭をつけたりすること。相手に対してひどくうやうやしい態度をとることのたとえ。
平平凡凡 へいへいぼんぼん 普通の人と同じで特に優れた点や変わった特色のないこと。平々凡々。
平凡陳腐 へいぼんちんぷ 古臭くありふれていて、面白みのないこと。
平和共存 へいわきょうぞん 多くの人々が協力して、穏やかにすごすこと。
碧血丹心 へきけつたんしん このうえない真心の意。また、このうえない忠誠心のこと。
壁立千仞 へきりつせんじん 岩が高く切り立っていること。
偏狭頑固 へんきょうがんこ 心がかたよって狭く、かたくななこと。
片言折獄 へんげんせつごく ただ一言で人々の納得のいくような裁判の判決を下すこと。また、一方だけの言い分を信じて、裁判の判決を下すこと。
変幻自在 へんげんじざい 自分の思い通りに変化したり、現われたり消えたりすること。種々変化すること。
変幻出没 へんげんしゅつぼつ あちこちにまぼろしのようにたちまち現れ、たちまち消えること。
片言隻句 へんげんせきく ちょっとした短い言葉の意。ひとことふたこと。
片言隻語 へんげんせきご ちょっとした短い言葉の意。ひとことふたこと。
鞭声粛粛 べんせいしゅくしゅく 相手に気づかれないように、静かに馬に鞭むち打つさま。 くわしく見る
片言半句 へんげんはんく わずかなことば。
辺幅修飾 へんぷくしゅうしょく うわべを飾り、見栄を張ること。体裁をつくろうこと。
偏旁冠脚 へんぼうかんきゃく 漢字の字形を構成する要素の名称。
変態百出 へんたいひゃくしゅつ 次々に姿や形を変えていくこと。
兵馬倥偬 へいばこうそう 戦乱であわただしいさま。
偏袒扼腕 へんたんやくわん 激しく怒ったり悔しがったりして、感情を激しく高ぶらせること。
変法自強 へんぽうじきょう 法律や制度を変えて、自国を強くする意。
片利共生 へんりきょうせい ともに生きていながら、一方は利益を受けるが、他方は利益も害も受けないこと。樹木とその樹皮につく地衣類の関係など。
縫衣浅帯 ほういせんたい 袖そでの下から両わきを縫い合わせた服と広い帯。儒者の服。転じて、儒者・学者・文人のこと。
飽衣美食 ほういびしょく 良い着物を着て、うまいものを食べること。満ち足りた生活、またはぜいたくな暮らしをすることのたとえ。
暴飲暴食 ぼういんぼうしょく 度を超して大量に飲んだり食べたりすること。
砲煙弾雨 ほうえんだんう 激しく撃ちあう銃砲の弾丸。
暮雲春樹 ぼうんしゅんじゅ 遠くに離れている友を思う情のこと。
報恩謝徳 ほうおんしゃとく 受けためぐみや恩に対してむくいようと、感謝の気持を持つこと。
法界悋気 ほうかいりんき 自分と関係ない他人のことに嫉妬すること。他人の恋をねたむ意もある。
忘恩負義 ぼうおんふぎ 恩義を忘れて義理に背くこと。
放歌高吟 ほうかこうぎん 大声で、あたりかまわず歌うこと。
忘我混沌 ぼうがこんとん 我を忘れ、物事の分別がつかないこと。
抱関撃柝 ほうかんげきたく 門番と夜回り。身分の低い者が行う役目をいう。
判官贔屓 ほうがんびいき 弱者に同情し、声援する心情。
暴虐非道 ぼうぎゃくひどう 無慈悲に人をしいたげ、人の道にはずれた残酷な行為を行うこと。
暴君暴吏 ぼうくんぼうり 乱暴で、人の道にはずれた行為をして、人民をしいたげ、苦しめる君主と役人。
飽経風霜 ほうけいふうそう 厳しい世の中の苦労を味わい尽くして、世渡り上手で、したたかなこと。
放言高論 ほうげんこうろん 思ったまま、言いたい放題に論じること。また、そのさま。▽
咆哮搏撃 ほうこうはくげき たけりほえ、襲いかかること。また、怒鳴りたて、殴りかかること。
暴言多罪 ぼうげんたざい 手紙などの文末に記す失礼をわびる語。
暴虎馮河 ぼうこひょうが 虎を素手で打とうとしたり、黄河を歩いて渡ろうとするような無謀な振る舞い。向こう見ずな行為のたとえ。
傍若無人 ぼうじゃくぶじん 人前もはばからず、まるで近くに人がいないかのように勝手気ままに振る舞うこと。
放縦懦弱 ほうしょうだじゃく 気ままで無気力なこと。
封豕長蛇 ほうしちょうだ 貪欲どんよくで残酷な人や国のたとえ。大きな豚と長い蛇の意から。
放縦不羈 ほうしょうふき 何ものにも束縛されず、勝手気ままに振る舞うこと。
放縦懶惰 ほうしょうらんだ 勝手気ままに振舞い、仕事もせず遊興にふけること。
抱薪救火 ほうしんきゅうか 害を除こうとして、かえってその害を大きくすることのたとえ。火を消すのに薪を抱えて行く意から。
砲刃矢石 ほうじんしせき 大砲、刀剣、弓矢、いしゆみの弾。戦争のたとえ。
方?円鑿 ほうぜいえんさく 四角の柄に円い穴。円い穴に四角な柄はさしこめないことから、物の食い違って互いに合わないことのたとえ。
芳声嘉誉 ほうせいかよ 良い評判。
方正謹厳 ほうせいきんげん 行いが正しくまじめで、慎み深いようす。
茫然自失 ぼうぜんじしつ 気が抜けてぼんやりし、どうしてよいかわからなくなること。
包蔵禍心 ほうぞうかしん 悪事のたくらみをひそかにもつこと。
放胆小心 ほうたんしょうしん 文章を書くとき、初めは思い切って大胆に表現して書くのがよく、ある程度習熟してからは細かい点に注意を払って、よく字句を練るのがよいこと。また、この二つの文体。
方底円蓋 ほうていえんがい 四角い底の器物に、丸いふたをかぶせること。物事がお互いに合わないことのたとえ。
鵬程万里 ほうていばんり 海路や空路がきわめて長距離であること。鵬程は、鵬(鳳=おおとり)の飛ぶ道のり。
蓬頭垢面 ほうとうこうめん 髪の乱れた頭と垢のついた顔。外見を気にかけない無頓着なようす。
放蕩三昧 ほうとうざんまい 酒や女におぼれること。「放蕩」はほしいままにすること。「三昧」は仏教で邪念を捨てて精神を集中すること。転じて物事の極致に達すること。つまり、度が過ぎるほど気ままな生活をして酒や女におぼれること。
朋党比周 ほうとうひしゅう 主義や利害を同じくする者同士が、仲間をつくり、他の者を排除すること。また、悪事などをするために、仲間を作り親しみ合うこと。
放蕩不羈 ほうとうふき 何ものにも束縛されず、勝手気ままに振る舞うこと。
放蕩無頼 ほうとうぶらい 言動にしまりがなく、酒色にふけり、思いのままに無法であること。
豊年満作 ほうねんまんさく 作物が豊かに実って、収穫の多いこと。
暴風怒濤 ぼうふうどとう 激しい風とさかまく荒波。
泡沫候補 ほうまつこうほ 選挙において、当選する見込みが極めて薄い選挙候補者のこと。特殊候補、インディーズ候補とも呼ばれる。
抱腹絶倒 ほうふくぜっとう 気絶して倒れるほどに腹をかかえて大笑いする。
放辟邪侈 ほうへきじゃし わがまま勝手な、悪い行為。
報本反始 ほうほんはんし 根本に立ち返ってその恩を改めて肝に銘ずる。天地や先祖の恩恵や功績に感謝し、これに報いる決意を新たにすること。
望文生義 ぼうぶんせいぎ 文字の字面を見ただけで意味を深く考えず、前後の文章から見当をつけて、文章や語句の意味を勝手に解釈すること。
望聞問切 ぼうぶんもんせつ 医者の重要な四つの診察法。
泡沫夢幻 ほうまつむげん 水のあわや、ゆめまぼろし。はかないもののたとえ。
蜂目豺声 ほうもくさいせい 蜂のような目と山犬のような声の意から、凶悪な人相、悪人のたとえ。
忘憂之物 ぼうゆうのもの 酒のこと。
暴戻恣雎 ぼうれいしき 乱暴で、勝手に怒ってにらみつけること。極めて横暴な行為をいう。
奔南狩北 ほんなんしゅほく 天子が難を避けて、南や北に逃れること。
保革伯仲 ほかくはくちゅう 政治において、保守と革新の勢力が互角であること。
北窓三友 ほくそうのさんゆう 琴・詩・酒のこと。
北斗七星 ほくとしちせい 大熊座おおぐまざの七つの星。北の空にひしゃくの形をなして連なるのでいう。
墨名儒行 ぼくめいじゅこう 表面は墨家ぼっかといいながら、実際には儒家の行いをしている意で、表向き吹聴ふいちょうしている主義・主張と実際の行動が違うたとえ。
北面稽首 ほくめんけいしゅ 北側を向いて敬礼すること。相手に対し、臣下の位置にいて、頭を地面につけて敬礼すること。
保守退嬰 ほしゅたいえい 古い習慣に執着して、新しい物事を受け入れようとしないこと。
輔車相依 ほしゃそうい 両者が互いにもちつもたれつの関係にあるたとえ。利害関係が深いことのたとえ。頬骨ほおぼねと下あごの骨が互いに頼り合っている意から。
暮色蒼然 ぼしょくそうぜん 夕暮れの景色が暗くなっていくようす。
墨痕淋漓 ぼっこんりんり 筆勢が、生き生きとして盛んなようす。
本地垂迹 ほんちすいじゃく 日本の神は、インドの仏や菩薩ぼさつ本体が人を救うため、神の姿を借りて現れたということ。また、そのように仏教と神道とを融合させた考え方を指す場合もある。
煩悩菩提 ぼんのうぼだい 悟りの障害となる人間の迷いの煩悩も、そのまま悟りにつながるきっかけとなること。悟りも悟りの実現を妨げる煩悩も、永久不変の真如しんにょの現れであり、人間の本性であるから、本来別のものでなく、二つは一体であるということ。また、迷いがあって初めて悟りもあるという意。
没分暁漢 ぼつぶんぎょうかん 物の道理のわからない男。分からず屋。
匍匐膝行 ほふくしっこう 身をかがめ、腹ばうようにして、ひざをついたままで進むこと。
保養鬱散 ほよううっさん 養生して、気晴らしをすること。休養をとり、気を晴らすこと。
墨子兼愛 ぼくしけんあい 中国戦国時代の墨子が、儒家の差別愛に対して唱えた博愛主義の考え方。
翻雲覆雨 ほんうんふくう 手のひらを仰向けると雲がわき、手のひらを伏せると雨になる。人情の変わりやすいことのたとえ。
本家本元 ほんけほんもと ある物事を最初に始めた人。また、ある事柄が初めて生み出された場所。
本地垂迹 ほんじすいじゃく 仏教で、日本の神々は、インドの仏や菩薩本体が人間を救うため、仮の姿となって出現したものだという考え方。
凡俗非議 ぼんぞくひぎ 世間の人々が、話題にし非難するような事柄。
煩悩具足 ぼんのうぐそく 心をわずらわし、身を悩ませる欲望が備わっていること。
奔放自在 ほんぽうじざい 何ものにも束縛されず、思いのままに振る舞うこと。
奔放不羈 ほんぽうふき 一切の束縛から逃れて、自由自在に考えたり、行動したりすること。
本末転倒 ほんまつてんとう 物事の重要なところと、そうでないところを逆に捉えたり、扱ったりすること。
本領安堵 ほんりょうあんど 鎌倉・室町時代、武士や寺社の旧領地の所有権をそのまま公認したこと。
真一文字 まいちもんじ 一の字のようにまっすぐなさま。一直線。わき目も振らないこと。全力を尽くして事にあたるようす。
麻姑掻痒 まこそうよう 物事が思いのままになること。
摩頂放踵 まちょうほうしょう 頭の先から足のかかとまですり減らすほど、自分を顧みず、他人のために努力すること。
磨穿鉄硯 ませんてっけん 強い意志をもち続け、物事を達成するまで変えないこと。また、学問にたゆまず励むたとえ。鉄でできている硯すずりをすり減らして、穴をあけるほど勉強するという意から。
磨揉遷革 まじゅうせんかく 教え諭して、人をよい方向に導くこと。
麻中之蓬 まちゅうのよもぎ 教育にはよい環境が必要だというたとえ。
末世澆季 まっせぎょうき 道徳や人情が希薄になった末の世。
末法思想 まっぽうしそう 末法の世には仏教が衰え世の中が乱れるという仏教思想。
末法末世 まっぽうまっせ 仏教で、時代が下がって、仏法がおとろえ、道徳がすたれた世をいう。
磨斧作針 まふさくしん どんな難しいことでも忍耐強く努力すれば、必ず成功するという意味。
真帆片帆 まほかたほ 真帆は船首に対して真角に張る。片帆は、斜めに張る。追風は真帆で、横風は片帆で受けて帆走する。
麻縷糸絮 まるしじょ 麻と麻糸と生糸とわた。織物の材料。
磨励自彊 まれいじきょう 大いに修行して、みずから努めはげむ。
満漢全席 まんかんぜんせき 漢族の料理(本来の中国料理)108種類と満族の料理(北方の料理)108種類、合計216種類を、それぞれ満席・漢席で味わうことをいう。
漫言放語 まんげんほうご 深く考えず、思いついたまま口まかせに言い散らすこと。また、その言葉や話。
万劫末代 まんごうまつだい 遠い先の世まで。永遠に。
漫語放言 まんごほうげん 深く考えず、言いたい放題にいうこと。また、そのことば。
満場一致 まんじょういっち その場にいる人全部の意見が、一致すること。全員異議のないこと。
満城風雨 まんじょうふうう 町中全体に風雨が走る。事件などの噂が流れると、風雨に見舞われたように世間が騒ぎ出すこと。
満身創痍 まんしんそうい からだ中が傷だらけの状態にあること。各方面から非難・中傷を受けて、精神的に痛めつけられているさま。
蔓草寒煙 まんそうかんえん はびこる草と寂しい煙と。古跡などの荒れたてたさま。
万能一心 まんのういっしん たくさんの才能に恵まれていても、向上・努力する心がけがなければ、物事は成就しない。
満目荒涼 まんもくこうりょう 目に見える限りの景色が、荒れ果ててものさびしいこと。
満目蕭条 まんもくしょうじょう 見渡す限り、ひっそりして物寂しいさま。
曼理皓歯 まんりこうし きめの美しい肌と白い歯。美人の形容。
未開野蛮 みかいやばん 文明が開けず、文化の発展が遅れていること。
微塵粉灰 みじんこっぱい こなごなになること。こっぱみじん。
水滴穿石 みずしたたりていしをうがつ 力が足りなくても根気よく続ければ、しまいに目的をはたすことができるということのたとえ。
以水投石 みずをもっていしにとうず 水を石にかけても、石が水をはね返すように、いかなる意見も全く受け入れてもらえぬこと。
以水減火 みずをもってひをめつす 水をもって火を消すことは、いとたやすいように、物事が安易にできるたとえ。
以水救水 みずをもってみずをすくう 水をそそいで水をとめようとする。手段を誤って、勢いをとめようとして反って勢いづかせること。
彌陀名号 みだのみょうごう 南無阿弥陀仏をいう。また、その六字。これを唱えると浄土へいくという思想がある。
三日天下 みっかてんか 政権や実権を握っている期間が非常に短いことのたとえ。
密雲不雨 みつうんふう 兆候はあるのに、依然として事が起こらないことのたとえ。雨雲で覆われているにもかかわらず、まだ雨が降らない意から。
三日坊主 みっかぼうず すぐに飽きてしまってなにをやっても長続きしないこと。
脈絡通徹 みゃくらくつうてつ 筋道が、始めから終わりまで一貫していて意味のよく通じること。矛盾がないこと。
名詮自性 みゅうせんじしょう 仏教で、名前はそのものの本性を言い表わすということ。名は体を表わす。
妙計奇策 みょうけいきさく 誰もが想像できなかった優れたはかりごと。
苗字帯刀 みょうじたいとう 江戸時代、家柄や功労によって平民が特に苗字をとなえ、帯刀を許されたこと。
妙手回春 みょうしゅかいしゅん 手を触れれば春になるかのような、医師の凄い腕前をいう。敏腕の医師により、病気が良くなること。
妙法一乗 みょうほういちじょう 法華経ほけきょうに説かれている一乗の教えのこと。
名聞利益 みょうもんりやく 仏教で、名誉や利益。世間において名声が広まり、物質的豊かさを得ること。略して「名利」とも言う。
名聞利養 みょうもんりよう 世間の名声と利得。お金と地位に対する欲求。
未来永劫 みらいえいごう 仏教で、今後いつまでも続く果てしない時間。永遠、永久。
未練未酌 みれんみしゃく 相手の気持ちがくみ取れず、心残りであること。
無為自然 むいしぜん 徳があれば教育しなくとも人は教化される。老子の主張する思想で、ことさらに法律で規制したり教育しなくても為政者の徳が高ければ人々は自然の本性に従って教化されてゆく。
無為徒食 むいとしょく 何もしないでただぶらぶらとして日を過ごすこと。働くこともせずに暮らすこと。
無位無冠 むいむかん 重要な地位についていないこと。
無為無策 むいむさく 何の対処・処置もないまま、ただ手をこまねいて見ていること。なにもしないこと。
無為無能 むいむのう 何事もせず、何の役にも立たないこと。また、そのような人。
無影無踪 むえいむそう あとかたもないこと。影も形もないこと。
無学文盲 むがくもんもう 学問・知識がなく、文字が読めないこと。また、そのさまや、その人。
無学無識 むがくむしき 学問がなく、知識がないこと。
無我夢中 むがむちゅう 物事に熱中して自分を忘れること。あることに心を奪われて夢中になり、他のことを一切気にかけないこと。
無何有郷 むかゆうきょう 何もなく、はてしなく広々とした所。中国古代の思想家・荘子の説く理想郷。
無期延期 むきえんき 期限を定めずに、期日をのばすこと。
無芸大食 むげいたいしょく 才能・特技などが何もなく、ただ大食をすること。そういう人。
無芸無能 むげいむのう 何の取り柄や才能もないこと。
無間地獄 むげんじごく 大罪を犯した者が落ち、絶え間ない苦しみを受ける地獄。仏教で言われている八大地獄のひとつ。
無間奈落 むげんならく 仏教で、八大地獄の一つ。五逆罪(父・母・阿羅漢を殺すこと、僧侶の和合を破り仏教修行を妨げること、仏身を傷つけること)を犯したものが、絶え間ない苦しみを受けるという地獄。地獄の中でも最もそこの方にあり、最も苦しい地獄。
夢幻泡影 むげんほうよう 夢と幻と、泡と影。人生がはかないことのたとえ。
無罪放免 むざいほうめん 拘留中の容疑者・被告人を、罪がないものとして釈放すること。
無慙無愧 むざんむき 悪いことをしても、心に恥じることなく平気でいること。
無始無終 むしむしゅう 始めも終わりもないこと。仏教で、無限の過去から永遠の未来にわたって、輪廻が無限であること。
無私無偏 むしむへん 自分の利益だけをはかることなく、公平・中正であること。
無私無欲 むしむよく 私情がなく、また欲もないこと。
武者修行 むしゃしゅぎょう 昔、武士が諸国をめぐって試合をして武術をみがいたこと。また、その武士。
矛盾撞着 むじゅんどうちゃく 物事の前後がくい違い、うまくつじつまが合わないこと。
無常迅速 むじょうじんそく 万物が転変してやまないこと。人の世の移り変わりの非常に速いこと。
無色透明 むしょくとうめい 透き通ってにごりがない、汚れていないこと。
無駄方便 むだほうべん とても役に立たないだろうと思えるものでも、時によっては何らかの役に立つこともあるということ。
無知蒙昧 むちもうまい 知識・知恵がなく、物事の道理がわからないこと。
無手勝流 むてかつりゅう 戦わずに、策略で相手に勝つこと。また、その方法。また、師伝によらず、自分で勝手にきめた流儀。自分勝手にやること。また、そのやり方。自己流。
無声無臭 むせいむしゅう 声も聞こえなければ、においもない意。転じて、人にその存在が知られないこと。人目につかないこと。また、事の影響がないこと。
無茶苦茶 むちゃくちゃ でたらめで筋道が通らないこと。
無二無三 むにむさん ひたすらなこと。わき目もふらないこと。ただ一つであって、他に類がないこと。仏教語で、仏となる道はただひとつであり、第二、第三の道はないということ。
無念千万 むねんせんばん くやしさが尋常ではないこと。非常に残念なこと。
無念無想 むねんむそう いっさいの妄念を離れた無心のさま。あらゆる雑念がなくなり心が透明になるさま。仏教で無我の境地に入りすべての想念から離れること。
無能無策 むのうむさく 何の対策もなく、何もできないこと。
無病息災 むびょうそくさい 病気がなく健康であること。達者、元気でいること。
無法千万 むほうせんばん 人の道を非常にはずれること。また、非常に無礼であること。ひどく乱暴であること。
無味乾燥 むみかんそう 味わいや面白みがないこと。味もそっけもないこと。
無味単調 むみたんちょう 趣や面白みがなく、これといった変化もなく単純なこと。
無味無臭 むみむしゅう 味もにおいもない、つまり全く面白みがないこと。
無明長夜 むみょうじょうや 煩悩にさまよって悟りを開けない状態のこと。無明を闇の長夜に例えていう語。
無明世界 むみょうせかい 煩悩にとらわれた迷いの世界の意。
無憂無風 むゆうむふう 心配や波乱がなく、平穏であること。
無欲恬淡 むよくてんたん 欲がなく、あっさりとしていて物にこだわらないこと。
無欲無私 むよくむし 自分の利益や欲望を求めないこと。
無理往生 むりおうじょう 無理矢理に従わせること。強制的に承知・服従させてしまうこと。
無理算段 むりさんだん 無理をしてお金を作ること。また、なんとか工夫して、物事の融通をはかること。
無理心中 むりしんじゅう 一緒に死ぬことに合意していない相手を殺して、自分も死ぬこと。強引に心中を成立させること。また、よくない結果になることがわかっていながら、強引に相手を巻き込むことのたとえ。
無理難題 むりなんだい 道理に合わないいいがかり。できないことがわかっている問題や、とうてい承服できない条件。
無理無体 むりむたい 道理にかなっていないことを無理矢理に押し通すこと。
無理非道 むりひどう 道理や人の道にはずれていること。道理に合わないこと。
無量無数 むりょうむすう 量や数が非常に多いこと。はかれないほど、数え切れないほど多くあること。
無量無辺 むりょうむへん 仏教で、空間・時間・数量・力量などがはかり知れないほど、限りなく広大なことをいう。
明快闊達 めいかいかったつ 明るくさっぱりとしていて心が広く、小さいことにこだわらないこと。
明鏡止水 めいきょうしすい 一点の曇りもない鏡や静止している水のように、よこしまな心がなく明るく澄みきった心境を指す。
銘肌鏤骨 めいきるこつ 肌に刻みつけ、骨に刻みちりばめる。深く心に覚えこんで忘れぬことのたとえ。
明君賢相 めいくんけんしょう 賢明な君主と大臣。すぐれて立派な政治的指導者をいう。
迷悟一如 めいごいちにょ 仏教で、迷いと悟りとは、本来は同一のものであるということ。
名所旧跡 めいしょきゅうせき 景色がすぐれた地と、歴史的な事件や建造物などのあった場所。景色や遺跡で有名なところ。
名実一体 めいじついったい 名目と実体が一致していること。
名声赫赫 めいせいかくかく すぐれた評判が、盛んに輝くこと。
明珠暗投 めいしゅあんとう どんなに貴重な物でも、贈り方がよくないと誤解されてしまうたとえ。転じて、立派な才能をもっているのに世に認められないこと。また、貴重な物をその価値の分かっていない人が所有していること。
明窓浄机 めいそうじょうき 明るい窓と清潔な机。転じて、清潔で整頓された書斎のたたずまいをいう。
迷者不問 めいしゃふもん 道に迷う人は、人に相談せずに、自分勝手に行動してしまうからだというたとえ。転じて、分からないことは、積極的に人に尋ねるべきだという戒め。
名僧知識 めいそうちしき 仏道の悟りを開いた、すぐれた僧。
名存実亡 めいそんじつぼう 名前だけが残って、実質がなくなること。
明哲保身 めいてつほしん 賢い人は物事の道理に従って行動し、危険を避けて安全な道を選び身を守るということ。
明眸皓歯 めいぼうこうし ぱっちりした明るい瞳と真っ白に輝く歯の意。目元、口元の美しい美人の形容。
冥冥之志 めいめいのこころざし 人知れず、熱心に努力しようとする心。冥々之志。
明明白白 めいめいはくはく はっきりしていて疑う余地のない様子。火を見るより明らか。
明目張胆 めいもくちょうたん 恐れることなく、思い切って事に当たること。また、はばかることなく、公然と物事をやってのけること。
名誉回復 めいよかいふく 一度失ったよい評判や評価、信用を取り戻すこと。
名誉毀損 めいよきそん 不当に他人の評価をおとしめたり、体面をつぶしたりすること。
名誉挽回 めいよばんかい 一度傷ついた名誉を取り戻すこと。
命令一下 めいれいいっか 指図が一度下されること。
明朗快活 めいろうかいかつ 明るくほがらかで、はきはきとして元気がよいこと。
明朗闊達 めいろうかったつ 性格が明るくさっぱりし、小事にこだわらないこと。
名論卓説 めいろんたくせつ 見識の高い、すぐれた意見や議論。
迷惑至極 めいわくしごく 厄介な目にあって、この上なく困ること。非常にめんどうなこと。
迷惑千万 めいわくせんばん 厄介な目にあって、この上なく困ること。非常にめんどうなこと。
滅私奉公 めっしほうこう 私心を捨て、国や社会のために尽くすこと。
免許皆伝 めんきょかいでん 師が芸術・武術などの奥義を残らずすべて弟子に伝授すること。
面向不背 めんこうふはい どの角度から見ても美しいこと。前も後ろもともに美しくて表裏のないこと。
面従後言 めんじゅうこうげん 従ったふりをして後で陰口をいうこと。人の面前では従いへつらい、退いてから陰で悪口を言うこと。
面従腹背 めんじゅうふくはい 面と向かっては服従していながら、腹の中では背反しているようす。
面折廷争 めんせつていそう 君主の面前で臆することなく、大胆に諫いさめること。剛直の臣についていう。
面張牛皮 めんちょうぎゅうひ 性格が厚かましいこと。牛の皮を張ったように、つらの皮が厚く、尊大で厚かましいこと。
面壁九年 めんぺきくねん 九年間の長い間、壁に向かって座禅を組んで修行すること。転じて、一つの目的に長い歳月をかけて心を傾け、努力するたとえ。
面目一新 めんもくいっしん 世間の評判が良くなるように、外見や内容を変化させる。改善されること。また、外見や内容を、全く新しく変えること。
面目躍如 めんもくやくじょ 世間の評価を上げて面目をほどこし、生き生きしているようす。また、名声、世間体などがより一層よくなること。
綿裏包針 めんりほうしん 表面は柔和で穏やかに見えるが、内心はひそかに悪意をもっていることのたとえ。綿の中に針を包み隠している意から。
盲亀浮木 もうきふぼく 出会ったり、物事が実現したりすることがきわめて難しいことのたとえ。
妄言綺語 もうげんきご 仏教で、でたらめのことを言って、嘘をつくこと。また、そのことば。
妄言多謝 もうげんたしゃ 自分の独断偏見で述べた言葉について、その後に深くお詫びする意。手紙で自分の意見や考えを述べた後に添える言葉。
毛骨悚然 もうこつしょうぜん 非常に恐れおののく形容。髪の毛や骨の中にまで、ひどく恐れを感じるということ。
猛虎伏草 もうこふくそう 英雄が世間から隠れていても、それは一時のことでいつかは必ず世に出るということ。
孟仲叔季 もうちゅうしゅくき 兄弟の順序をいう語。長子・次子・三子・四子のこと。
妄誕無稽 もうたんむけい 根拠がなく、でたらめなこと。うそ偽り。
孟母三遷 もうぼさんせん 子供のため最善の環境を整えることのたとえ。
妄評多罪 もうひょうたざい でたらめで無遠慮な批評をしたことを、深くわびること。他人の文章などへの批評のあとに書く謙譲語。
孟母断機 もうぼだんき 物事を途中で止める愚かさを戒めるたとえ。
網目不疎 もうもくふそ 法令が厳密であって抜けたところがない様。
目指気使 もくしきし 言葉でなく、目で合図したり顔色で示したりして、自分より目下の者を指図し、こき使うこと。また、勢い盛んで、傲慢ごうまんな態度のことをいう。
黙思口吟 もくしこうぎん 黙って考え込んで、小声で口ずさむこと。
目食耳視 もくしょくじし 見た目にとらわれ、衣食本来の意義を忘れてぜいたくになること。
物臭道心 ものぐさどうしん 心から仏道修行に励むために出家するのではなく、仕事をしたくないという、単なる怠け心から僧侶そうりょになること。また、広く怠け心をいう。
黙契秘旨 もっけいひし ことばを交わすことなく、秘密にしたままで、互いに了解しあっている考え。
沐浴抒溷 もくよくじょこん 髪やからだを洗って身を清め、自らについた汚れを取り払うこと。神聖な儀式などを行うときなどに、湯あみしてからだを清めること。
目挑心招 もくちょうしんしょう 遊女が目で挑み、人を誘惑するさま。
文字寸半 もじきなか 少しばかりの金。また、わずかなもの。
物見遊山 ものみゆさん 物見とは祭や行事などを見にゆくこと。遊山は山や野に遊ぶことで、気晴しに見物や遊びに出かけること。
門外不出 もんがいふしゅつ 貴重な物を家の外には絶対に出さずに大切に秘蔵すること。他人に見せたり持ち出さない。
門戸開放 もんこかいほう 制限をせず自由に出入りを許すこと。または外国に対し自国の海港・市場を開放し、貿易や経済活動を自由にすること。
悶絶躄地 もんぜつびゃくじ 苦痛に耐えられず悶え苦しむこと。
門巷填隘 もんこうてんあい 門や門前の小道が、人が多く集まることでふさがってしまい、通れなくなるほど狭くなってしまうこと。人が多く集まり、密集しているさまをいう。
門前雀羅 もんぜんじゃくら 門の前にスズメが群れて網でとらえられるくらい、ひっそりしていて閑散と寂しい様子。
門前成市 もんぜんせいし その家に出入りする人が多いようすを言う言葉。
問答無用 もんどうむよう 話し合っても無駄、話し合う必要がないこと。
夜雨対床 やうたいしょう 兄弟が相思う心情。雨の夜、その音を聞きながら兄弟が床を並べて仲良く寝るさま。
薬石無効 やくせきむこう 病人に対しての薬や治療も効果がなく、手当のかいが全くないこと。
約法三章 やくほうさんしょう 劉邦が民衆に向けて作った三つの法律のこと。転じて、簡単な法令のこと。
薬籠中物 やくろうちゅうのもの 薬箱の中の常備薬。転じて、いつも手なずけておき、味方として自由に働かせられる人。
夜深人静 やしんじんせい 夜が更けて、人が寝静まり、ひっそりとするさま。丑三つどきの静けさ。
野心満々 やしんまんまん 身分不相応な大きな望みをかなえようとする気概が、満ちあふれていること。
野戦攻城 やせんこうじょう >野外で戦い、城を攻めること。
野蛮草昧 やばんそうまい 文化が遅れ、世の秩序が乱れていること。
野卑滑稽 やひこっけい 下品でいやしく、常識をはずれていてばかばかしい感じがすること。
野無遺賢 やむいけん 官の任用から漏れた在野の賢人はいないはずだ。賢人はすべてしかるべき官庁に登用され立派な行政が行われること。
夜郎自大 やろうじだい 自分の力量をわきまえず、仲間うちで威張ること。知識も力もないのに尊大にふるまうことのたとえ。
唯一無二 ゆいいつむに ただそれ一つだけで二つとないこと。他にない貴重なものであること。
唯我独尊 ゆいがどくそん 世の中で自分だけがえらいと思い上がること。
有為多望 ゆういたぼう 才能があり、将来の可能性にさまざまな希望が持てること。
勇往邁進 ゆうおうまいしん 困難をものともしないで、ひたすら突き進むこと。
有害無益 ゆうがいむえき 害だけあって何の役にも立たないこと。
雄気堂堂 ゆうきどうどう 強く勇ましい気力が、あふれているようす。
勇気百倍 ゆうきひゃくばい 勇ましい気力が非常に増大すること。
有脚書厨 ゆうきゃくしょちゅう 脚のある書斎。転じて、博学多識の人をいう。
勇気凛凛 ゆうきりんりん 勇ましい気力が、きっぱりと現れているようす。失敗や危険を恐れず、勇ましい気力で、物事に立ち向かっていこうとするようす。
有言実行 ゆうげんじっこう 言ったことは必ず実行すること。
邑犬群吠 ゆうけんぐんばい 小人しょうじんがこぞって集まり、人のうわさなどを盛んに言い合うことの形容。また、小人が多く賢人を非難するたとえ。村里にすむ犬が群がって吠ほえるという意から。
雄健蒼勁 ゆうけんそうけい 勢いが盛んで力強いこと。詩文書画などにおいて、そのできばえがすぐれていて、力強いこと。
有口無行 ゆうこうむこう 口先からの出まかせばかりで、実行が伴わないこと。
有厚無厚 ゆうこうむこう 詭弁きべんのこと。極端に厚いものは、そのものが厚いとか薄いとかいうことができないから、厚いも薄いも同じもので、もともとは、厚さという概念などないのだという詭弁。
雄材大略 ゆうざいたいりゃく 雄々しい才能と遠大な計画。大きな事業を推進するのにふさわしい才能をいう。
幽寂閑雅 ゆうじゃくかんが もの静かで風雅な趣のあること。
有終完美 ゆうしゅうかんび 何事も終わりが肝心であること。最後まで物事を立派にやり遂げること。
有終之美 ゆうしゅうのび 物事を最後まで、立派に成し遂げること。。物事を成し遂げ、成果を上げること。
優柔不断 ゆうじゅうふだん ぐずぐずしていて決断の遅いこと。決断力に乏しいこと。
幽趣佳境 ゆうしゅかきょう 奥ゆかしい趣や味わい深い境地。
幽愁暗恨 ゆうしゅうあんこん 人知れぬ深い憂いや恨み。
優勝劣敗 ゆうしょうれっぱい 能力のまさっているものが勝ち、劣るものが負ける。強者、適格者が栄えていくこと。
雄心勃勃 ゆうしんぼつぼつ 勇ましい心が、盛んにわきあがってくるようす。
融通無碍 ゆうずうむげ 滞りのないこと。考え方や行動に差別やこだわりのないさまをいう。
勇壮活発 ゆうそうかっぱつ 勇ましく元気さかんなこと。
有職故実 ゆうそくこじつ 朝廷や公家、武家の古いしきたりや、先例となる事柄。また、それらを研究する学問。
遊惰放逸 ゆうだほういつ 勝手気ままにあそび怠けるようす。
雄大豪壮 ゆうだいごうそう 雄々おおしくて、規模が大きいさま。また、盛んで立派なさま。
遊惰放蕩 ゆうだほうとう あそび怠け、酒色などにふけって品行がおさまらないこと。
優美高妙 ゆうびこうみょう みやびやかで美しく、高く優れていること。
右文左武 ゆうぶんさぶ 文武の両道を兼ね備えること。また、文武の両道で天下を治めること。文を尊び、武を重んじる意から。
有名無実 ゆうめいむじつ 名ばかりで実質がともなわないこと。
勇猛精進 ゆうもうしょうじん 仏教で、勇ましく強い態度で難行を進んで修めること。また、勇気を持って、心ひとすじに物事に打ち込むこと。
勇猛果敢 ゆうもうかかん 勇ましく強くて、決断力に富むこと。多少の抵抗にも負けず、思い切って物事を行うこと。
勇猛無比 ゆうもうむひ 他に匹敵するものがいないほど、勇ましくて強いこと。たぐいまれな強さ。
悠悠閑閑 ゆうゆうかんかん のんきでゆったりとしているさま。のんびりしていること。悠々閑々
優游涵泳 ゆうゆうかんえい ゆったりとした心のままに、じっくりと学問や芸術を深く味わうこと。
悠悠閑適 ゆうゆうかんてき ゆったりとして、心静かに楽しく過ごすこと。
悠悠自適 ゆうゆうじてき 俗世間の諸事にわずらわされず、のんびりと日々を過ごすこと。悠々自適。
愉快活発 ゆかいかっぱつ 楽しく生き生きとして、心地のよいこと。気分がよく、元気のあること。
愉快適悦 ゆかいてきえつ 楽しく心地よいこと。
油断大敵 ゆだんたいてき 油断すれば必ず失敗の元になるから、油断を非常に警戒しなくてはならない。
踊躍歓喜 ゆやくかんぎ 仏教で、おどりあがって、大いに喜ぶこと。信仰を得た際の喜びの表現。
余韻嫋嫋 よいんじょうじょう 発声が終わってもなお残る響きが、絶えることなく続くようす。出来事や詩文などの余情にも。余韻嫋々。
妖異幻怪 よういげんかい この世のものとは思われないあやしいものや、尋常の能力では計り知れない不思議なこと。
用意周到 よういしゅうとう 何事にも用意がすみずみまで行き届き、手抜かりのないこと。
用意万端 よういばんたん 準備の全て。
要害堅固 ようがいけんご 地勢が険しくて、攻め落とすのが非常に難しいようす。外的に対する守りが固いさま。
妖怪変化 ようかいへんげ 人知を超えた不思議な現象や化け物。
陽関三畳 ようかんさんじょう 別れを繰り返し惜しむこと。陽関曲の第四句(結句)を三度繰り返しうたい別れを惜しむこと。
庸言庸行 ようげんようこう ふだんの言葉や行い。
用行舎蔵 ようこうしゃぞう 出処進退の時機をわきまえていること。また、出処進退が時宜にかなっていること。君主に任用されれば、世に出て能力を発揮し、見捨てられれば、世間から身を隠し、静かに暮らすこと。
羊裘垂釣 ようきゅうすいちょう 羊のかわごろもを身につけ、釣り糸をたれること。隠者の形容。
容顔美麗 ようがんびれい 顔かたちが美しいこと。
用行捨蔵 ようこうしゃぞう 出処進退の態度が立派で巧みなたとえ。自分が用いられるなら理想を追及して行動し、捨てられるのなら、一時理想をしまいこんでチャンスを待つという態度。
容姿端麗 ようしたんれい 顔立ちも体形も整っていて美しいこと。普通は女性に使う。
羊質虎皮 ようしつこひ 羊が虎の皮をかぶる。外見は立派だが、実質が伴っていないことにたとえる。見かけだおし。
妖姿媚態 ようしびたい あやしいまでにあでやかで美しく、なまめかしい姿。また、女性がその美しさを用いて、人にこびたり、人を誘惑したりすること。
鷹視狼歩 ようしろうほ 猛々しく隙のない人。戦うときは頼もしいが、平時は安楽をともにしにくい。
用心堅固 ようじんけんご 心配りがしっかりとしていること。きわめて注意深いこと。
羊頭狗肉 ようとうくにく 実質や内容が見かけと一致しないこと。見掛け倒しのこと。
陽動作戦 ようどうさくせん 敵の注意をそらすために別の方面でわざと目立った動きをする作戦。
養生喪死 ようせいそうし 生ある者を十分に養い、死んだ者を手厚く弔うこと。孟子は、これを王道政治の始めとした。
庸中佼佼 ようちゅうのこうこう 平凡な人々の中で、やや勝っている者のこと。
容貌魁偉 ようぼうかいい 顔つき、体つきがたくましくて立派なさま。
容貌端正 ようぼうたんせい 顔かたちが整っていて、きちんとしていること。
用和為貴 ようわいき 仲よくすることが、最も大切であるということ。人と人とが和合することの重要性をいう語。
瑶林瓊樹 (ようりんけいじゅ 宝石のように美しい林と木。品格が気高く、人並み外れてすぐれていることのたとえ。
欲念邪意 よくねんじゃい むやみにものを欲しがったり、不正を働こうとしたりする心。
沃野千里 よくやせんり 土地の肥えた原野が、広々と続いていること。広大に開けた肥沃な平野のたとえ。
抑揚頓挫 よくようとんざ 音楽や言葉の上げ下げの調子が急に変化してくじけること。
欲求不満 よっきゅうふまん 自分の願いや希望がかなえられず、いらいらしたりなどして精神的に不安定な状態。
夜目遠目 よめとおめ 夜見たり、遠くから見たりすること。
余裕綽々 よゆうしゃくしゃく ゆったりとしてあせらない、落ち着いていること。せこせこしない様子。余裕綽綽。
頼芸求食 らいげいきゅうしょく 芸を売って生活する。芸が身を助ける。また、官位や禄に未練があってなかなかやめようとしない。
雷騰雲奔 らいとううんぽん 現れたかと思うと、すぐに去ってしまうたとえ。また、わずかな間もとどまることなく、かなたへ過ぎ去っていくたとえ。雷が鳴り響き、雲が急速に流れる意から。
雷同付加 らいどうふか 自分に定まった考えがないのに、むやみに他人の意見に賛成し、さらにその意見に乗じて自分の考えをつけ加えること。
来来世世 らいらいせせ 来世の来世。はるか遠い未来。
磊々落々 らいらいらくらく 心が非常に大きく朗らかなこと。小さなことにこだわらないさま。
磊落闊達 らいらくかったつ 心が大きく、小事にこだわらないようす。
落穽下石 らくせいかせき 人の弱味につけ入って、さらに害を与えること。落とし穴に落ちた人に、さらに上から石を落とす意から。
磊落豪宕 らいらくごうとう 心が大きく、小事にこだわらないようす。度量が広く、豪快なようす。
落英繽紛 らくえいひんぷん 花びらがはらはらと乱れ散るさま。
磊落不羈 らいらくふき 度量が広く、豪快で、かつ非凡な才能を持っていること。
落月屋梁 らくげつおくりょう 沈みかけた月が、家屋の梁を照らすこと。友人のことを思う情が切実であることのたとえ。
落地成根 らくちせいこん 植物の種子が地に落ちて、やがて根を張る。そして花が咲き、葉が繁り、また落葉となって根に帰る。
落筆点蠅 らくひつてんよう 誤って筆を落として付けた墨の汚れを、うまく蠅に描く意から、過ちをうまく取り繕って、逆に上手に仕上げること。
洛陽紙価 らくようのしか 著書が世の人々に賞賛され、盛んに売れて読まれることをいう。
落花繽紛 らっかひんぷん 花びらが、ひらひらと盛んに乱れ散るようす。
落花流水 らっかりゅうすい 落ちた花が水に流れるということから、過ぎて行く春の景色のたとえ。転じて、人の身が落ちぶれることのたとえ。また、男女が相互に慕いあうこと。
落花狼藉 らっかろうぜき 花が散り乱れているようす。転じて物が入り乱れて散らかっているさま。また、花を散らすような乱暴な行いということから、花を女性に見立てて、女性に乱暴をはたらくこと。
乱離骨灰 らりこっぱい 跡形もなく離れ散ること。こなごなになること。また、ひどい目にあうこと。立ち直れないような状態になること。
濫?充数 らんうじゅうすう 実際は能力のない者が、いかにも才能があるかのように振る舞い、分ぶん不相応の地位に居座って能力以上の待遇を受けること。
覧古考新 らんここうしん 古い事柄を顧みて、新しい問題を考察すること。
乱雑無章 らんざつむしょう 物や事柄がばらばらのまま整理されていないこと。無秩序のまま放置されていること。
蘭摧玉折 らんさいぎょくせつ 賢人や美人の死を例えて言う。
鸞翔鳳集 らんしょうほうしゅう すぐれた才能をもった人が集まり来るたとえ。鸞や鳳おおとりが飛んで集まってくる意から。
乱臣賊子 らんしんぞくし 国を乱す悪臣と親に害を与える子供。不忠不孝の者をいう。また、人としての道を外れ、悪事をはたらく者。
乱筆乱文 らんぴつらんぶん 勝手なことをいい加減に書くこと。
乱離拡散 らんりかくさん 世の中が戦乱などの動乱状態に陥って、人々が離れ離れになってしまうこと。また、世の中が荒廃して、めちゃめちゃになった状態。
乱暴狼藉 らんぼうろうぜき 荒々しい振る舞いをすること。また、道理にはずれた無法な行いをすること。
卵翼之恩 らんよくのおん 幼少から育てあげられた親の恩。父母が大事に子供を育てる恩をいう。
利害関係 りがいかんけい お互いに利害が影響しあう関係。
利害勘定 りがいかんじょう 利益と損害の割合を計算すること。
利害得失 りがいとくしつ 利益と損害。儲けと損。
力戦奮闘 りきせんふんとう 力を出し尽くして闘うこと。一所懸命努力すること。
六韜三略 りくとうさんりゃく 古代中国の兵法書『六韜』『三略』。転じて、奥の手や虎の巻をさす語としても用いられる。
離群索居 りぐんさっきょ 仲間と離れて一人で孤独にいること。山里でわび住まいをすること。
戮力協心 りくりょくきょうしん 全員の力を結集し、一致協力して任務に当たること。
俚言俗語 りげんぞくご 俗世間で用いられる卑俗なことば。
離合集散 りごうしゅうさん 離れたり、合わさったり、別れたり集まったりすること。
李絶杜律 りぜつとりつ 唐の詩人李白は絶句にすぐれ、杜甫は律詩にすぐれている。唐の二大詩人の特徴を簡潔に評したことば。
立身栄達 りっしんえいだつ 社会的な地位や、高い身分を得ること。立派な人になり栄達すること。
立身出世 りっしんしゅっせ 社会的に認められて、世間に名を知られるようになること。
立錐之地 りっすいのち 錐が立つだけの狭い土地。わずかばかりの空地。立錐の余地。
理非曲直 りひきょくちょく 道理に合ったことと、合わないこと。間違ったことと、正しいこと。
柳暗花明 りゅうあんかめい 柳が薄暗く茂り、花が明るく咲く、春の美しい景色。転じて、行き詰まったかと思った途端、新しい展開がひらけることにもたとえる。 
流汗滂沱 りゅうかんぼうだ 汗が盛んに流れ落ちるようす。
流汗淋漓 りゅうかんりんり 流れる汗がしたたり落ちる様子。
流血淋漓 りゅうけつりんり 流れ出る血が、盛んにしたたるようす。
流言飛語 りゅうげんひご 根拠のない、いいかげんな噂。根も葉もないデマ。
流言蜚語 りゅうげんひご 事実とは異なる伝聞。確かな根拠のないうわさ。デマ。
流言蜚語 りゅうげんひご 事実とは異なる伝聞。確かな根拠のないうわさ。デマ。
柳巷花街 りゅうこうかがい 昔、柳が植えられ、花も咲いて風情のあった遊里、色町のこと。
竜驤虎視 りゅうじょうこし 天下に権威をふるうさま。竜のようにのぼり、虎のようににらむこと。
竜攘虎摶 りゅうじょうこはく 竜と虎が格闘するように、互角の力を持った強者同士が激しく争うこと。
竜頭鷁首 りゅうとうげきしゅ 竜の頭や鷁の首を船首に刻んだり描いたりした船。天子や貴人が乗った船。
竜闘虎争 りゅうとうこそう 竜と虎とが相争うこと。互角の力をもった両雄が激しい戦いをすることのたとえ。
竜騰虎闘 りゅうとうことう 竜と虎とが相争うこと。互角の力をもった両雄が力を尽くして戦うことのたとえ。
竜頭蛇尾 りゅうとうだび 始めは盛んであるが、終りが振るわないこと。
竜跳虎臥 りゅうちょうこが >筆勢が何の束縛も受けず、縦横自在で、さまざまな字様を駆使していること。竜が天に向かって身を躍らせて跳び上がったり、とらが大地にからだを伏せる様子を筆の勢いに比喩ひゆしたもの。
流星光底 りゅうせいこうてい 流星のように一瞬の間きらめく光。もと、勢いよく振り下ろす刀剣の閃光せんこうを流星にたとえていったもの。
竜蟠虎踞 りゅうばんこきょ 竜がとぐろを巻き、虎がうずくまるように、抜きんでた能力を持つ者がある場所にとどまり、権勢を振るうことのたとえ。また、ある地域で、すぐれた能力を存分に発揮すること。
竜門点額 りゅうもんてんがく 昔、中国で、官吏登用試験である進士の試験に落第して帰ること。
粒粒辛苦 りゅうりゅうしんく こつこつと努力、苦労を重ねること。粒々辛苦。
柳緑花紅 りゅうりょくかこう (一)柳が緑色に茂り、花が紅色に咲く。春の美しい景色のたとえ。 (二)自然のままで人工を加えぬことのたとえ。 (三)物事に自然の理のそなわっていることのたとえ。 (四)物事がそれぞれに異なっていることのたとえ。 (五)悟りをひらいた状態のたとえ。
流連荒亡 りゅうれんこうぼう 遊びにふけって家に帰らなかったり、飲酒などの遊興で、結果、国を滅ぼす意。
竜吟虎嘯 りょうぎんこしょう 同じ考えや心をもった者は、相手の言動に気持ちが通じ合い、互いに相応じ合うということ。また、人の歌声や笛・琴の音などが、あたかも竜やとらのさけび声が天空にとどろき渡るように響くことをいう。
良禽択木 りょうきんたくぼく 賢い人は立派な主君を選んで仕えることのたとえ。
利用厚生 りようこうせい 物を役立つように用いて、生活を豊かにすること。
量才録用 りょうさいろくよう 人がもっているすぐれた才能をよく見はからって、その能力を十分に生かす地位に登用すること。
良妻賢母 りょうさいけんぼ 夫に対してはよい妻であり、子に対しては賢い母であるような女性。
竜章鳳姿 りゅうしょうほうし 伝説上の霊獣・霊鳥である竜や鳳凰ほうおうのように、威厳に満ちた立派な容姿。
良知良能 りょうちりょうのう 人間が生まれながらにもっている知恵と才能。
遼東之豕 りょうとうのいのこ 他の世界を知らないため、他人から見れば何でもないことを、得意に思うこと。ひとりよがりなさま。
良風美俗 りょうふうびぞく 美しく立派な風俗。
綾羅錦繍 りょうらきんしゅう 美しい衣服、また、目もあやに美しいものを表現する時に使う言葉。
慮外千万 りょがいせんばん きわめて意外なこと。思いもかけないひどいこと。
理路整然 りろせいぜん 話や議論などのすじみちがよく整っているようす。
緑林白波 りょくりんはくは 泥棒・盗賊のこと。また、その潜伏場所をいう。
輪奐一新 りんかんいっしん 建築物などの規模が大きく、立派で美しいこと。
臨機応変 りんきおうへん 時と場合によって柔軟にうまく適切な処置をすること。
霖雨蒼生 りんうそうせい 苦しんでいる人々に、救いの手を差し伸べること。また、民衆の苦しみを救う慈悲深い人のこと。
鱗次櫛比 りんじしっぴ 鱗や櫛の歯のように、細かくびっしりしているようす。
麟子鳳雛 りんしほうすう 将来性のある子どものたとえ。
臨戦態勢 りんせんたいせい 戦いに臨む準備ができている状態。
麟鳳亀竜 りんぽうきりゅう 太平の世になると現れると信じられていた四種の霊獣・霊鳥。麒麟きりん鳳凰ほうおう亀かめ竜のこと。転じて、非常にまれで珍しいもの、聖人・賢者のたとえ。
輪廻応報 りんねおうほう 生き物が次の世へと生まれ変わり続けても、それまでの行いの善悪に応じて禍福の報いを受けること。
輪廻転生 りんねてんしょう 死んでは生まれ変わり、何度も生死を繰り返すこと。
累世同居 るいせいどうきょ 数代にもわたる家族が、一つの家に一緒に住むこと。
類比推理 るいひすいり 物事の間に見られる類似点を比較したりして、相互関係や共通点を推測すること。
累卵之危 るいらんのき 卵を積み重ねたように崩れやすく、きわめて不安定で危険な状態にあること。
流転輪廻 るてんりんね 衆生が三界六道の間に生死を繰り返して限りのないこと。輪廻。
縷縷綿綿 るるめんめん 細く永く続いて絶えないようす。転じて、話しが長く、こまごまと続くようす。縷々綿々。
礼楽刑政 れいがくけいせい 礼儀、音楽、刑罰、政令。いずれも国の秩序を維持する基本となるもの。
冷汗三斗 れいかんさんと 非常に恥ずかしい、あるいは恐ろしい思いをして、ひどく汗をかくこと。
冷眼傍観 れいがんぼうかん 冷静な態度で推移を見守ること。
冷却期間 れいきゃくきかん 情熱や興奮など、高揚した状態を沈めること。
冷吟閑酔 れいぎんかんすい さりげなく詩を口ずさみ、のんびりと酔う、という自由で気楽な暮らし。
冷酷無慙 れいこくむざん 人間らしい情がなくむごたらしく残忍なこと。
霊魂不滅 れいこんふめつ 人間の霊魂は肉体の生滅を超えて永遠に存続するという説。輪廻(りんね)転生・祖先崇拝などの前提をなす。
砺山帯河 れいざんたいが 国が永久に持続する意味。(黄河が帯のように細くなり、泰山が砥石のように平らになろうとも。)
礼勝則離 れいしょうそくり 礼儀も度をこえて強制すると、束縛として感じられ人心が離れてしまう。
励声一番 れいせいいちばん ここ一番という時に、大声をはりあげること。勢いのよい掛け声。
冷暖自知 れいだんじち 水の冷暖は自分で飲んでみて知るように、真の悟りは修行を積み重ね、自分で会得するものであることのたとえ。
冷淡無情 れいたんむじょう 情愛がなく、同情心のないこと。
冷嘲熱罵 れいちょうねつ 冷ややかにあざけって、盛んになじり非難すること。
零丁孤苦 れいていこく 落ちぶれて助ける人もなく、一人で苦しむこと。
霊肉一致 れいにくいっち 霊魂と肉体とは、同じように大切であるという考え方。キリスト教で、肉体に対して霊魂の優位を説くのに対していう。
礼煩則乱 れいはんそくらん 礼儀も度を越えて強制すると束縛と受けとられて、人心が離れてしまう。
令聞令望 れいぶんれいぼう すぐれた令名と、立派な声望。
聯袂辞職 れんべいじしょく 大勢の者がまとまって、一斉に職を辞して抗議すること。
怜悧狡猾 れいりこうかつ 小賢く悪賢いこと。
令狸執鼠 れいりしつそ その人の長所・特技を生かして使うたとえ。
連日連夜 れんじつれんや 幾日も幾夜も続けて。
連戦連勝 れんせんれんしょう 何度も戦ってそのたびに勝つこと。
連戦連敗 れんせんれんぱい 全く勝たないで負け続けること。次々に戦って、そのたびごとに負け続けること。
連帯責任 れんたいせきにん 二人以上の人が、同一のことに共同の責任を負うこと。
廉恥功名 れんちこうみょう 正直で恥を知る者は、手柄を立て名をあげることができるということ。
螻蟻潰堤 ろうぎかいてい 大きな事件や事故もほんの小さな原因からもたらされることのたとえ。けらやありが掘ったようなごく小さな穴でも、いずれは大きな堤防を壊してしまうことになる意から。
老驥伏櫪 ろうきふくれき 年老いた名馬は、使われないで馬小屋の中に寝ていても、なお千里をかける志を捨てない。英雄が年老いても大志を捨てないで、強い気力を持ち続けることのたとえ。
老少不定 ろうしょうふじょう 老人も少年もいつ死ぬかわからないこと。死期は予知できず、人の命のはかなく寿命の定めがたいたとえ。
老成円熟 ろうせいえんじゅく 豊富な経験をもとに考えや態度が柔軟な様子。老練で物事を慎重冷静に処理すること。
老成持重 ろうせいじちょう 老練でしかも慎重なさま。経験を積んでいて物事を慎重冷静に処理すること。
籠鳥檻猿 ろうちょうかんえん 自由を束縛されて、思い通りに生きられないもののたとえ。かごの中に閉じ込められた鳥と、おりに閉じ込められた猿の意から。
老当益壮 ろうとうえきそう 老年になっても、ますます盛んな意気を持って困難にも立ち向かうべきであるということ。
老若貴賤 ろうにゃくきせん 老人・子ども・身分の高い者・身分の低い者。年齢や身分にかかわらない、あらゆる人々。
老若男女 ろうにゃくなんにょ 老人も若者も男も女も。年齢や男女の別なくすべての人々。
老若貧富 ろうにゃくひんぷ 老人・子ども・貧乏人・金持ち。年齢や、貧富の差にかかわらない、あらゆる人々。
老婆親切 ろうばしんせつ 年を取った女性がくどくどと必要以上に世話をやくこと。また、広く、必要以上の世話。老婆心。
老病生死 ろうびょうせいし 年とって病気になったり、死んだりすること。
露往霜来 ろおうそうらい 露が降りる秋の季節が去って、霜の降りる冬の季節が到来する意。転じて、時の過ぎるのが早いたとえ。
炉火純青 ろかじゅんせい 炉の火炎が純青になると温度も最高に達する。転じて学問や技芸が最高の域に達すること。名人の域に達するたとえ。
魯魚亥豕 ろぎょがいし 文字の書き誤りのこと。また、書き誤りやすい文字のこと。
魯魚之誤 ろぎょのあやまり 似ている文字を間違うこと。
鹿死誰手 ろくしすいしゅ 天下は、まだ誰が統一するか不明。勝敗の決まらない状態をいう。
六十耳順 ろくじゅうじじゅん 六十歳で異なる考えも素直に聞き入れられるようになると言うこと。
六菖十菊 ろくしょうじっきく 手遅れのたとえ。
六道輪廻 ろくどうりんね 人間の霊魂が、六道の世界に転々と生を受け、永遠に迷い続けること。
六根清浄 ろっこんしょうじょう 人間の欲望や迷いを断ち切って、心身を安らかに保つこと。
炉辺歓談 ろへんかんだん 炉端でうちとけて楽しく話し合うこと。
炉辺談話 ろへんだんわ いろりばたでくつろいでするおしゃべり。ろばたの四方山語(よもやまご)。
驢鳴犬吠 ろめいけんばい 驢馬が鳴き、犬がほえる。聞くに足りないもの、つまらない文章などのたとえ。
論功行賞 ろんこうこうしょう 功績をあげたものに、それにふさわしく相応した賞を与えること。
論旨明快 ろんしめいかい 議論の趣旨が明らかでしっかりしていること。
矮子看戯 わいしかんぎ 物事を判断する見識がなく、自分の意見を持たず他人の意見にすぐ同調すること。
和顔愛語 わがんあいご なごやかな表情と親愛の情がこもった言葉づかい。親しみやすく暖かい態度のこと。
和気藹藹 わきあいあい 人々が仲良く、和やかな気分がいっぱいに満ちたさま。和気藹々。
和敬清寂 わけいせいじゃく 穏やかで、慎み深く静かで落ち着いていること。
和羹塩梅 わこうあんばい 主君を助けて、国を治める宰相・大臣のこと。
和光同塵 わこうどうじん 賢人が自分の才智を目立たないようにして、俗世間と調子を合わせること。
和魂漢才 わこんかんさい 日本固有の大和心の精神と、「中国伝来の学識」を兼備するたとえ。
和魂洋才 わこんようさい 日本固有の精神と西洋の学問。また、その両者を兼ね備えていること。
和衷共済 わちゅうきょうさい 心を合わせ助け合う。一致協力して仕事をすること。
和衷共同 わちゅうきょうどう 心を通わせ共に力を合わせて物事に対処すること。
和衷協同 わちゅうきょうどう 心を同じくして共に力を合わせ、仕事や作業に当たること。
和風細雨 わふうさいう 穏やかに吹く風と、静かにそぼ降る雨。人の過ちや欠点を改めるのに柔和な態度、方法でのぞむことのたとえ。
和風慶雲 わふうけいうん 穏やかに吹くそよ風と、吉兆を示すめでたい雲。温厚で徳の備わった人格者を形容した語。本来は孔子の高弟の顔回がんかいを評した語。
和洋折衷 わようせっちゅう 日本と西洋の二つの風俗、様式を適当に取り合わせること。和洋折中。
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